無垢フローリングの特性

無垢フローリングの特性 まだ買わないでください! 無垢材にはデメリットもアリます。イメージ

まだ買わないでください!無垢材にはデメリットもあります。

無垢フローリングには無垢の木ならではの魅力があります。ただし、無垢の木ならではの特性があり、無垢フローリングだからこその取り扱い上の注意もあります。

一般的に知られている木のフロアー剤には、大きく分けて2つのタイプがあります。

合版フロアー・カラーフロアー

表層には無垢の突き板やシートを貼り内部に合版やMDFを使用している製品。その種類は様々で高級品から低価格品まであるが、無垢フローリングに比べると比較的安価。
接着剤を多く使用する為、新築住宅などに使用する際にはホルムアルデヒドなどの発散量が国の規定内である証明書などが必要。
無垢材と比べると、無垢の木の特性を抑えている為、施工環境の変化による影響は比較的うけにくい。

厚単板

無垢フローリング

基本的には無垢の木のみで形成されたフロアー材を指します。形状にはソリッド(一枚板)やユニ(縦方向に4枚〜6枚程度の板を継いで形成)などが一般的。表面の仕上げにはコーティング系塗料(UV塗装、ウレタン塗装)や無塗装品、浸透性塗料(自然塗料、ワックス仕上げ)など。無垢の木の美しさや踏み心地が楽しめる反面、フロアー素材に比べると施工環境による影響を受けやすく施工手順や取り扱いにも注意が必要。

無垢材

無垢の木は呼吸している

無垢の木は呼吸している

無垢の木は呼吸しているという言葉をしばしば耳にすることがあります。乾燥した無垢の木の内部には1cmあたり数万〜十数万にも及ぶ空気の穴が存在する為、空気中の不快な湿度を吸収したり、感想しすぎる時には空気中に水分を吐き出すという点々の調湿機能があります。
又、不快な音を和らげる吸音効果や熱や寒さから私たちを守ってくれる断熱材としての機能もあります。ただし、呼吸する無垢の木ゆえの特性を理解し取り扱う必要があります。

施工環境の影響を受けやすい

無垢の木は呼吸を繰り返し私たちに多くの恩恵を与えてくれる反面、施工環境の影響を受けやすいとも言えます。

①慢性的に湿度が高い環境下では、無垢フローリングを守る為の十分な対策が必要。

湿地帯や沼地、海や森林に囲まれた湿度の高い環境下では無垢のフローリングが湿度を吸いすぎて膨張することがあり、突き上げなどの原因になります。施工環境を確認して、施工手順にのっとり十分な対策をとて施工する必要があります。

②室内結露は大敵です。

長期的に室内結露が発生した場合に水滴が無垢フローリングを変色や腐食することがありますので室内結露を防ぐ対策が必要です。

③急激な乾燥や温度変化から無垢フローリングを守る。

無垢フローリングの上に直接ホットカーペットやストーブをご使用になると、木の収縮を招きフローリングのサネ部分の隙間が極端に広がったり、木が割れることも有ります。又、エアコンの冷風などが直接当たり続ける箇所にも同様の現象が発生する可能性がありますので注意が必要です。
(※床暖房を使用する際には床暖房専用の無垢フローリングを必ず使用してください)

経年変化による影響

無垢の木は時間をかけて木材細胞壁内のセルロースという成分が固定化して安定化していきます。その過程において木の艶が増していき、強度が増していくという性質を持っています。ただし、経年変化していく過程においても木の収縮していくことが避けられませんのでフローリングのサネ部分に隙間が広がることがあります。ただし、施工環境下の条件や樹種によってもその程度は様々です。

表面の仕上がりのタイプ毎の特徴

コーディング系塗装品(ウレタン塗装品・UV塗装品)

木の表面をコーディング系の塗膜により保護しています。
比較的傷がつきにくく表面に施した塗装膜により膨張や収縮に対して緩やかな変化で抑えられる。反面、吸湿機能は抑えられるために調湿機能はそれほど期待できない。

UV塗装品

浸透性オイル・ワックス系の仕上げ(自然塗料など)

無垢の木の表面に浸透性のオイルやワックスを施しており、無垢の木の持つ調湿機能もしっかりとし活かすことができる。肌触りや質感も優しく、木が本来持つ木目の美しさや艶が現れやすくデザイン性にも優れている。ただし、表面の塗膜に強度はない為、傷がつきやすい。コーディング系塗料に比べ湿度や気温の変化を受けやすい為、収縮・膨張の変化も大きい。

施工について

無塗装品

無垢の木の表面に何も塗装を施していない製品。
一般的には施工後に上記のどちらかの塗装処理を施すことが多い。

無塗装品

施工に関して

施工に関して イメージ

無垢フローリングの素晴らしさは、施工されて初めてその存在感や質感を楽しむことができます。無垢の木の特性や環境に合った正しい施工と製品が持つ魅力の2つが融合できて初めて満足のいく空間を作り出すことが可能になります。無垢の木の特性を理解して無垢フローリング専用の施工手順に基づいて施工する必要があります。
詳しくは施工手順書をご確認ください。

最後に

無垢フローリングは、無垢材ならではの特性や注意すべき点があります。
ただし、無垢材の特性を理解して正しい施工手順にもとづいて施工すれば大きな問題は発生しません。
無垢材にはその特性や様々な注意点を差し引いても余りある圧倒的な魅力があります。
そこにあるだけで人々の心やその生活を落ち着かせてくれる存在感があります。
ぜひとも無垢フローリングのある空間で無垢材の存在感とその魅力を十分にご堪能ください。

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