無垢フローリング表面の塗装

 無垢フローリングの印象を位置づける大切な要素としてフローリングの表面の仕上げや塗装による違いがあります。無垢フローリング自体の印象を大きく変えるそれぞれの専門的な用語を理解してフローリング選びにお役立てください。


UV塗装(塗膜系塗装仕上げ)無垢フローリングの解説

UV塗装(塗膜系塗装仕上げ)無垢フローリング UV(ウルトラバイオレットの略)とは紫外線を意味します。専用のウレタン系の塗料に紫外線を照射して化学反応により無垢フローリングの塗膜面を硬化させる手法から一般的にUV塗装と呼ばれています。

 UVカットを目的とした塗装と勘違いされがちですがそのような効果はありません。無垢フローリング表装面の保護を目的に施される塗膜系塗装仕上げとしては最も一般的な塗装方法として多くのフローリングで採用されています。塗料の配合と紫外線を照射する時間を調整することで表面の艶を出したり、抑えたりすることが可能です。

 塗膜系塗装の特徴として、表面に塗装の膜を施し、軽微な傷や衝撃から床材を守る効果が有ります。湿度を通さないため無垢材の呼吸を止め、反りや曲がり、割れなど無垢材の欠点を補強する反面、無垢材の調湿機能などの効果はあまり期待できませんし、素足で歩いた時に感じる質感も表面の塗膜により冷たく感じます。視覚的には表装面に施された塗膜により独自の艶やテカリが出るという特徴があります。UV塗装以外の塗膜系塗装仕上げとしては、ポリウレタン塗装やラッカー仕上げなどがあります。

自然塗装(浸透性塗装仕上げ)無垢フローリングの解説

自然塗装(浸透性塗装仕上げ) 塗膜系塗装仕上げとは違い、無垢材の調湿機能を活かした効果が期待できます。自然塗料とは、天然の油成分や蜜蝋などの主成分を原料に配合された塗料を指します。

 UV塗装に代表される塗膜系塗装とは、名称は似て非なる物と言えます。無垢材の表装面に付着して木材の表装面を乾燥や水滴から優しく守り、日常生活で付いた軽微なキズなどを目立ちにくくする効果が期待できます。ただし、衝撃や傷を防ぐ事を目的とした塗装ではありません。

 健康に配慮した商品が多く何度でも手軽に塗装を施すことができるという利点がありますが、フローリング表装面の保護という観点では塗膜系塗装同様の効果は期待できません。

 自然塗料を施すことによりフローリング表面の自然な杢目の表情を際立たせる効果もあるため、視覚的にも自然派志向が高い近年では多くの自然塗料が日本で取り扱われ人気があります。
天然由来の成分である原材料で構成されていることが多く、ドイツなどの環境基準先進国などから輸入されるオスモ、リボス、などの製品が有名です。

無塗装のフローリング

無塗装のフローリング 読んで字のごとく無垢フローリング表面には、塗装を施していないフローリングを指します。一般的には施工する際に自然塗料を施して表装面を保護することが多いのですが、塗料や塗装の好みや嗜好が多様化しているため無塗装で流通することが近年増えています。

 無塗装の状態で施工した場合には日焼けや酸化が進み、一定の時間を経て茶色や褐色に変化していきます。素足で触れた際の質感は柔らかさや温かみを感じやすく、無垢材の特徴でもある調湿機能にも優れています。しかし、表面の汚れや傷は目立ちやすいという特徴があります。

 大きく分けて上記の3種類が表面の仕上げ方法として挙げられます。同一の樹種でも仕上げ方法によって空間に与える印象は大きく変わります。視覚的な印象はもちろんですが、それぞれの仕上げ方法のメリット・デメリットも十分理解してあなたのフローリング選びにお役立てください。

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