失敗できない床リノベ・フローリング色の考え方

失敗しない床リノベ・フローリング色の考え方

無垢床Q&A第11弾は床リノベを行う際のフローリング色の考え方に関して、弊社ショールームにてお施主様や建築関連の会社さまがいらっしゃった際フローリングのお色を選定される際下記のご相談をお受けする機会が多い傾向にあります。

  • 「現況と異なる雰囲気の居住空間を作りたい」
  • 「現居室内の部材を活かしながら床面の雰囲気を考えたい」
  • 「既に検討している部材があり、~にあうフローリング材はないのか?」

これらのご相談をカジュアルににまとめると、居室内を全く異なる雰囲気にしたい(理想の空間イメージがある)、現況の居室内の部材にあうフローリング(上手く調和する床材がないか?)といったご質問なのですがお勧めのフローリングというよりは、我々がお客様にご提案させて頂く上でどのようなマインドセットにてお伝えするのかご紹介致します。

1.理想のお住まいのイメージから考える

理想のお住まいのイメージから考える

弊社ショールームへご来場、お問い合わせ頂くお客様の中の割合で一番多い点が予め理想の空間イメージをリノベ雑誌やwebメディアにて参照して頂きながらご希望のイメージに近いのか?もっとご要望があるのかなどディスカッションするケースが多い印象です。さらにお尋ね頂く時点で大まかな商品や規格など決まっている方もいらっしゃいます。

長らくフローリングを販売している立場からお伝え出来ることは、住空間はトレンドがあり無垢フローリングに至ってもトレンドがあるということ。ご持参された空間イメージは近頃のトレンドであることが多く、~の空間イメージだと販売する側も~が好きな傾向にある、ミスマッチが生じにくいなども踏まえてご提案させて頂くケースがございます。空間と併せて色調にもトレンドに影響され、壁面やインテリア、造作材など部材や素材、質感など年々変化しております。近年の空間トレンドと併せて現況どういった無垢フローリング材が人気どころなのかご紹介していきましょう。

ユーズド・ヴィンテージなど風合いを重視した空間

ユーズド・ヴィンテージな風合いの空間

ヴィンテージやアンティークといったキーワードが当時非常に多かったですが、いわゆる歴史的風情や風合いをお求めになるお客様が多かった印象です。米国のヴィンテージな空間やインテリア、ヨーロッパのクラシカルな建具や色調など各国の歴史を切り取った居室を再現される設計の方も多く、日本でいうところの古民家的リノベブームも多いにトレンドとして一世風靡しておりました。フローリング材の売れ行きを見るからに2010年代前後以降のトレンドなのかなと推測します。

無垢フローリング界隈も同様に古材風の加工を施した床材が当時多くございまして、褪せた色調の床材、エイジング加工と言われる敢えてダメージを施した床材、古民家風の艶感があるこげ茶や黒色の塗装をオーダーされたりと風合いのある空間をお求めの方向けのラインナップが自社にも他社にも豊富であった記憶がございます。リノベーションという言葉自体も徐々に民主化されていき、新築の綺麗なご自宅が当たり前といったご認識からご自身の嗜好性にあった空間やアドレスを求める属性が増加した時期でもございました。

西海岸などサーフカルチャーと密接な住まい

西海岸風な空間

2015年前後「西海岸」「リゾートライク」など、イメージをご持参される方がに多く試しにgoogleトレンドで調べてみたら正に同年代だったので驚いております。アメリカ西海岸のサーフやスケートカルチャーを日本の住空間に落とし込んだ意匠設計。「海」を連想する家具や雑貨、アパレルまでもが日本を圧巻しておりました。はっきりとした色感がアクティビティや開放的な住まいを象徴とし、サーフ、アウトドアなどご家族や友人間のライフワークを重視した暮らしを想像させるデザインが豊富でした。

「海」を連想する無垢材と言えば「チーク材」が最もメジャーなのではないでしょうか。塩害や水気に強いチーク材は西海岸的デザインのトレンドの中心的な位置づけとして、インテリアでも床材でも人気でありチークと併せてオーク材などナチュラルカラーの無垢材も人気でございました。無垢材に携わる業界界隈の話なのですが、2015年前後から家具や楽器、居室内の造作材など光沢がある塗装から質感や健康志向をお求めになる方が増えている傾向にあり自然オイルフィニッシュの木質加工品の需要が高まっていきます。

ラグジュアリー(高級感)を重視した意匠設計

ラグジュアリーな空間

名の如く高級感を提唱する空間はトレンドというよりは長らく一定の人気がある意匠設計であると言えます。ある種贅沢だと言われる間取りや空間が持て成す役割を存分に活用する為柄やパターンなどを使わず、素材感重視、色調は黒か白が基調とる傾向にあります。ライティングやインテリアなど細部にわたってこだわりを持てる方にお勧めの嗜好とも言えます。

無垢フローリングを選定する上で高級感の象徴でもあるブラックウォールナットやローズウッドなどややダークトーンの床材が人気であり、空間の基礎となる色調を再現する際に重宝されております。落ち着きのある、リラックスしたい、豊かな暮らしなどお求めの方に定評がある空間イメージの一つであります。

インダストリアル

インダストリアル

インダストリアルとは工業的、産業的な意味合いで呼称されますが空間設計においては無機質・実用的・素材感を活かした意匠を指します。近年ではブルックリンスタイルと呼称される再利用できるアイテムから、居室内の古くも味わいの有る箇所、素材感が全面に出る鉄や石や木材などを組み合わせミニマルで素朴な空間を演出する際にトレンドとして人気でございました。インダストリアルな空間は商業店舗にて2013,4年ごろから普及していき住まいの意匠にも広がっていった経緯があります。

重厚で無骨な照明、ステンレスのキッチン、構造の梁など無機質な質感を表現したのち有機的な無垢フローリングの組み合わせは当時好評であり、ローグレード(節や色ムラが多い)のオイルフィニッシュのオーク材、バーチ材やアカシア材など施工現場へ伺うとインダストリアルな空間が非常に多く、古めのマンションや賃貸物件、福岡市内のオフィスや店舗(美容系)などリノベーションを行う上で人気の空間スタイルでございました。

アウトドア・オーガニック嗜好の住まい

アウトドア・オーガニックな空間

2017年以降住宅取得が緩やかに増加していた事象に加えcovid-19以降住宅取得がさらに増加し、密にならないようキャンプや外活などアクティビティ人気がございました。居室内はアクティビティに特価した収納や間取り、賃貸物件時代と比較した際に圧迫感の無い見通しが良い住まいを作る、リノベーションされる方が多かった印象です。漆喰や無垢材など自然素材に着目されるケースが多く、健康意識を重要視される傾向が最も加速した時期と言われております。

明るく健康的な住まいをお求めのお施主様はパインや栗材、オーク材などナチュラルカラーかつ自然の恩恵を体感できる無垢フローリング材が人気でありパステルカラーのアクセントクロスなど上品で元気な色調とオーガニックな床材が流行っておりました。漆喰の壁にナチュラルカラーの樹種のオイル塗装は自然素材鉄板の組み合わせであり、あらゆる物件にて自然素材にこだわったお話しをお伺いする機会も多く、帰宅するだけの住まいから住んで働く住まいへ変貌していったタイミングと言えるでしょう。

直近の内装トレンドをご紹介させて頂きました、近年のトレンドを振り返ってみるとお住まいにおいて年を追うごとに徐々に細部に渡って生活導線なる実用的な観点も加味されていく点が分かってきます。フローリング材も同様で従来より大まかな規格面にて選定されていたものの、年代によってはデザイン面を重視してみたり、実用的な観点を重視したりとトレンドがございます。今後に至ってはどういった住まい=暮らしを営みたいかなど住環境をつくる現場を見てみると議論されており、細部に渡りお施主様側の意向が強くなっていると言えます。次項よりリノベーションを行う際既存の造作材から色調を考えてみる件に関して解説していきたいと思います。

2.建具(枠)の色調から床面のイメージについて考える

まず建具とは居室内の開口部の窓やドアの総称でございます。既存のドアを残してリノベーションをする、ドア交換含めたリノベーションを行う際コストや居室内のイメージによっていずれかご検討、ご検討の末にお悩みの方非常に多いのではないしょうか。既存の建具を活かす場合と建具を入れ替える場合いずれも色調に迷われる方が多く、実際にどのような色調の合わせ方が適切か難しいところです。悩み悩んだ末に多くはお部屋のイメージを「明るくしたいのか」「暗くしたいのか」「アクセントカラーをいれたい」3点の項目から皆さま考えられる傾向にあります。

明るい建具(ドア)を採用したイメージ

明るい建具 無垢フローリング

居室内を明るくしたいのであれば、白色や明るいトーンのドアを採用し床面はオーク材や栗材、カバ桜などの採用を検討してみることをお勧めしております。また質感のニュアンスとしては艶感が無く質感がマットな建具をお求めになる傾向にあります、無垢フローリングも同様で質感が全面に出やすいオイル塗装を選択肢に入れて頂くと明るい・清楚・健康的などイメージ通りの空間になるかと思います。

暗い建具(ドア)を採用したイメージ

暗い建具 無垢フローリング

また居室内の色調を単に明るくするわけでは無く建具を暗めにするとどのような変化が生じるのでしょうか。ウォールナット調、黒色トーン寄りのドアを採用し床面がナチュラルカラーのイメージでございますと空間全体のトーンは落ちるものの色調が引き締まり少々大人な空間を再現出来ます。徐々に黒色から明るくしていく程カジュアルになっていくイメージでしょうか、重めに感じるのであれば段階ごとに白色トーンを入れるイメージでお考え頂ければと思います。

アクセントカラーを用いた建具(ドア)を採用したイメージ

色付き建具と無垢フローリング

最後にシンプルにお伝えするとお色が付いた建具とフローリングに関して。開口部のメイン建具というよりは子供部屋や趣味部屋へ行く際の開口部に用いられることが多いですが、アクセント(一面だけスポットに色調を変える)クロスと同様の考え方ですがどうしても白や黒など単色になりがちとお悩みの際は全く異なる色調をいれるアイデアもございまして、後述致しますが差し色と言う概念があって空間のテーマに大きく外れない程度のお色を入れることで色調にリズムが生まれコンセプトがよりしっかりしたり、細部に渡ってのこだわりを演出することが出来ます。

3.木質フローリングの代表的な色調

では理想の空間イメージがあり、部屋の造作材の考え方を知ったとしてどのような木質フローリングの中ではどのような色調があるのでしょうか?代表的な木の種類とお色まとめましたので下記より参照して参ります・

黒色系の木質フローリング

ブラックウォールナット 無垢フローリング

ダークトーンの無垢フローリングと伺うと先ずブラックウォールナットをご紹介させて頂きます。居室内でいうところの書斎やオーディオルームや寝室など「落ち着き」、「リラックスしたい」、「安らぎ」などお求めの際にご発注頂く例が多くありトレンドに影響されず長らく人気のある色調の一つでございます。ウォールナットは黒色かつ無骨な表情と謳われますが触感は優しく、頑丈さを強調されますが歩行感は艶やかで上品な無垢材です。

ローズウッド無垢フローリング 施工事例

黒色系でウォールナットの次にお問い合わせが多い床材がローズウッド。ローズウッドと聞くとなんとなく知られている方多いかと思いますが別名:紫檀(シタン)身近なところで仏具などに使われる木材を指します。非常に硬い無垢材であり、ウォールナットと比較すると色調は淡くやや無骨さこそございますが色調に代替品が無い程素敵なダークトーン系の無垢材でございます。

茶色系の木質フローリング

チーク無垢フローリング 施工事例

茶色系等の無垢材で第一に挙がる樹種をご希望の場合はチーク材をお勧めさせて頂いております、黄色~赤茶褐色のコントラストが最大の特徴であり空間の印象を活発的かつ高級感を表現出来る樹種でございます。オーク材やブラックウォールナットなどの中間のお色に位置する為明るすぎず暗すぎないをお求めの方にはお勧めしたい樹種の一つでございます。

アカシア無垢フローリング 施工事例

また同系色にて該当する他樹種はというとアカシア材が挙がるでしょう。色調でこそチーク同様無垢材の中では中間色に該当するものの、杢目や色ムラの濃淡の差がございますのでチークと比べるとオリエンタルなイメージでしょうか。アジアンテイストな空間や自然派嗜好の方にお勧めしやすい無垢材と言えるでしょう。

 

ナチュラル色(木肌色)系の木質フローリング

杉無垢フローリング

ナチュラルカラーの代表格と言えば杉や檜(ヒノキ)、松(マツ)なども聞き馴染みがあり国産材において有名どころでしょう。外国産材の無垢フローリング界隈ですとオーク材が挙がるのではないでしょうか。和風・洋風で例えると杉や檜は和風なテイストの空間に、洋風なテイストお好みの方はオーク材やアッシュなど杢目のデザインや節の入り方によって同じ色調の無垢材でも用途が変わってきます。

オーク無垢フローリング

ナチュラルカラーの空間は健康的、自然派、清潔さなどを印象づけることができこれまでご紹介した色感の中ではもっとも人気がありあらゆる居室内の内装材やインテリアと相性が良く協調性が高い色調とされてきました。色調の特徴もさることながら、近代的、素朴、シンプルなどシーンによっても空間のベースカラーとしての位置づけも容易であることから居住空間問わず店舗やオフィスなど空間デザインにてナチュラルカラーは重宝されます。

 

赤・桃色(ピンク色)系の木質フローリング

ブラックチェリー無垢フローリング 施工事例

床面の色調が赤色や桃色の無垢材と言えば、桜材やブラックチェリー材が代表的だと言えます。ピンク色とお伝えすると非常にイメージが湧きにくいかと思いますが、白色からほのかに桃色の色調のコントラストが象徴的であり和風洋風問わず清潔さや品がある空間を再現することが出来ます。

西南桜無垢フローリング 施工事例

サクラ材は長年に渡り日本に多く輸入実績がある為、日本の環境に適している無垢材として認知されておりブラックチェリー材も同様サクラ材とルーツは異なりますがアメリカ東部全域~北米産の最高級サクラ類の無垢材として木材の市場に賑わいをもたらす存在として認知されております。

これまで内装イメージ(トレンド)から、内装材の色、木質フローリングの代表的な色調など解説してきましたが次項からは具体的にどのように色調を配分する上で考えたら良いのか要点まとめつつご紹介してまいります。

 

4.空間における色調の配分のポイント

リフォーム・リノベーションをご検討しプランナーさま達と求めている空間イメージを進めていくうちに「おそらく上手く配分出来ているかも?」「なにか物足りない」などやや不安な心境になる方も少なくなくプランニングとは膨大な情報を短期間でまとめていく工程なので、考えて選択していく項目が多い程難しいとお考えになる方が多い傾向にあります。

しかしながらお色の選び方のコツを理解しておくことで、難しいと思っていた箇所が単純明快だったりご提案頂いている内容もおのずと理解が進み納得できるかと思います。空間においてのお色の配色は下記3点のカテゴリーに分類されます。

  • ①ベースカラー
  • ②アソートカラー
  • ③アクセントカラー

では各カラーに関してご紹介して参りましょう。

①ベースカラー

ベースカラーとは名の通り基礎的な役割を担うお色であり、床面や壁面天井など空間内において一番大きな面積を占めるカラーでございます。ベースカラーは、明るい空間を作りたい、暗めでリラックスする空間が良いなど内装デザインの大枠の位置づけであり空間のコンセプトに最も影響致します。

また空間内の最適な色調の比率があり、ベースカラーは70%、アソートカラーは25%、アクセントカラーは5%となっておりベースカラーは安易に色調の変更が出来ない、色調を変更するとしてもお時間と費用が掛かる為どんな色調とも共存できる白や黒など基礎的な色調が多い傾向となります。

②アソートカラー

次にアソートカラーとは日本語ですと配合色と呼ばれ、空間デザインの主役となるお色でございます。ベースカラーと類似の色相にて彩度や明度に変化をつけると空間が引き締まり統一感のある空間を再現出来ます。建具や家具、カーテン、ラグなど空間コンセプトの輪郭やテーマをはっきりさせる役割を担います。

アソートカラーは大きめの家具やキッチンのパネルなどに用いられ、ベースカラーと同系色の配色にて空間全体のイメージをまとめる考え方もあれば、対照的な配色にてインパクトを出すなどカラー配分の中では求めているコンセプトや頭の中のイメージのベースの色調と言えるでしょう。

③アクセントカラー

アクセントカラーは聞き馴染みの有る方が最も多いのではないでしょうか、差し色や強調したい色調を用いる際の呼称でございます。最適な色調の比率の中では最も小さい箇所ですが、照明器具やグリーンやアートなど理想の空間イメージの最も細部にあたる役割を担います。

カジュアルに気分によって動かしてみるも良し、季節ごとに替えていくも良し空間のアクセントとして独自性や個性など大いに出しやすいカラーの為奇抜な色やデザインなど趣味嗜好が発揮されるカラーでございます。

5.色が住まいに与える効果

なんとなく好きなデザイン、内観のイメージ、生活しているイメージなど理想の空間象を探してみたり考えてみると自ずと色調に隔たりがあるケースがあります。大人になって色のことなど気にはしないものの無意識に「~の色は好き、嫌い」などございますが、住まいにおいての色調に対してどのような影響があるのかご紹介していきましょう。

解放感や奥行き

解放感や奥行き

先ず我々人間の視覚効果にあたる解放感(圧迫感)や奥行きに関してです、白色かつ明度が高く(明るい)なるほど空間が広々とした印象を与えることが出来ます、対して黒色は周囲の色を吸収し遮断する作用があり、周りの色を引き締め奥行きがあるよう視覚効果が働きます。

「住まいが極端に広くない」「採光が少ない」「意匠面において明るい居室内が良い」などの場合はベースカラーを白色寄りに、「寝室なのでリラックスしたい」「高級感を出したい」などは黒色よりのベースカラーにするなどお住まいのスペックやお好みのデザイン面に対して解放感や奥行きの観点は非常に重要なポイントかと思います。

色彩が与える効果

各お色が心理や視覚にどのように影響するのか下記よりまとめてみました。

特徴
白色・ホワイト白色は他色と混ざりあっていない為純粋無垢・清潔感を象徴とするお色です。空間内に関しても明るさや綺麗目のイメージを印象付けることができ基礎的なお色なのでベースカラーとして選ばれる機会が多いお色でもございます。
黒色・ブラック黒色は無骨さや高級感、重厚感を表現する際に最も適したお色であり他に代替できないお色でもございます。白色同様3つのカラー分類にて使いやすいお色であり汎用性が高い点が魅力的であり極めて強調するものの同様のトーンの色調を際立たせる際にお勧めのお色でございます。
灰色・グレー灰色は中性的なお色でありながら、ベースカラー、アソートカラーの観点から有用な色調であります。やや落ち着きがありながら気品がありカジュアルにもシックにもベクトルを可変することが安易であり、他色調との相性も良好であります。
茶色・ブラウン茶色は空間内においての素材感(無垢材や土・石材)を用いる際に利用される色調であり暖かみや優しさ、親しみなど連想させリラックスする、落ち着きをもたらすなどの効果があると言われております。
赤色・レッド赤色は色調の中でも空間を印象付けるカラーリングの一つであり、活発的かつ前向きになったりと効果があるお色でございます。明度やトーンを落とすと上品さが増す為差し色としてポップな感じにも高級感を演出する際使われイメージの振り幅が大きい色調だと言えるでしょう。
青色・ブルー空間内においての青色は落ち着きや安らぎを追求できる色調でございます。壁面などアクセントカラーとして取り入れる方も多く、集中力を高めたい・落ち着いて作業を行いたい心情を落ち着きをお求めの方に人気の傾向があります。
黄色・イエロー黄色は元気さや明るさ、可愛さなど演出する際に使われる色調であり親しみや幸せを象徴すると言われております。幸福感のある印象の反面注意喚起を施す際に使われる色調でもありますが健康や成長など印象付けるイメージも連想売る為お子様部屋に使われたり、幼稚園や介護施設など採用されるケースが多いです、
緑色・グリーン緑色は安らぎや平和を象徴とする色調であり、リラックス効果や緊張を和らぐ効果、色覚の疲労回復の効果がある有難いカラーでございます。空間内においても落ち着きや安らぎを体感出来ることができ、過ごしやすいリラックスできる空間に最適な色調です。

上記色調は参考程度に、明度や彩度によって異なりますが代表的なお色ごとの特徴は上図の通りとなります。

6.まとめ

今回はリノベーションを行う上でフローリング検討時のお色の考え方について解説させて頂きました。大まかな理想の住まいのイメージから、トレンドや各種メディアの情報をトレースするも想定していなかった場所に対してどのようにお色に対して考えたら良いのか非常に難しいかと思います。床面だけ見てみてもどういった素材が良いのか?他部屋の床材との相性は?など大枠は理想があるとはいえ細部に渡ってどのように考えたら良いのかよくご相談頂く内容でもございます。お住まいのなにかしらのアイデアに参考にされば幸いです。

無垢フローリング専門店キャスオンラインショップでは無垢フローリングをご検討頂く方のために弊社商品3種まで無料でサンプルを全国発送しております。以下より無垢フローリング一覧(床材ラインナップ)を掲載しておりますので気になる床材がございましたら是非カットサンプルをお手に取って頂き質感をご堪能下さい。

◆無垢フローリング一覧ページより下記バナーをクリック

ページトップへ

   無垢フローリング床材専門店 キャスオンライン All rights reserved