無垢フローリングと相性〇「ジャパンディスタイル」とは?

「ジャパンディスタイル」とは?

家づくりやリノベーションを考えはじめると、「床材はどうしよう?」「インテリアのテイストは?」と、気になることがたくさん出てきますよね。

そんな中、最近注目されているのが「ジャパンディスタイル」
日本の静けさと北欧のあたたかさを掛け合わせた、シンプルだけど居心地のいいインテリアスタイルです。

そして、このスタイルととても相性がいいのが、無垢フローリング
木そのものの風合いやあたたかみが、ジャパンディの魅力をより引き立ててくれます。

この記事では、そんな「無垢フローリング × ジャパンディスタイル」の魅力と、
家づくりにどう取り入れればいいのかを、カジュアルに分かりやすくご紹介していきます。

1.ジャパンディスタイルとは?

ジャパンディスタイルとは?

家づくりを進めていると、SNSや雑誌で「ジャパンディ」という言葉を目にすることがあるかもしれません。
これは「Japanese(和)」「Scandinavian(北欧)」を組み合わせた、インテリアスタイルを指します。

日本の伝統的な“余白”や“自然との調和”と、北欧デザインの“あたたかみ”や“暮らしやすさ”が融合した、とても落ち着きのある空間が特徴です。

たとえば、余計な装飾のない家具、自然素材を活かした床や壁、白やベージュを基調としたシンプルな配色。
そんな空間にさりげなく光や風が入ってきて、気取らず、でも心地よく暮らせる。
それが「ジャパンディスタイル」です。

なんだか最近よく見る、静かだけどおしゃれな家の雰囲気ってありますよね。
まさにそれが、このジャパンディなんです。

北欧×和の美意識から生まれた新しいインテリア潮流

北欧×和の美意識から生まれた新しいインテリア潮流

ジャパンディスタイルの魅力は、「北欧」と「和」という、一見異なるスタイルのいいとこ取りがされていること。
北欧らしい居心地のよさやぬくもりに、日本らしい静けさや余白の美しさが加わることで、どこか落ち着く空間が生まれます。

北欧と日本との繋がりは深く嗜好・文化・価値観など共通点が多いと言われており、戦後工業製品・過度な装飾デザインのインテリアや意匠が多い中、質素で有りながら実用的なデザインや優れた木工技術など長らく日本の空間デザインやインテリアに影響してきたと言えるでしょう。

ミニマルで温かみのある空間が支持される理由

情報が多い現代社会

モノが多いと疲れてしまう、このご時世沢山の情報で溢れており気が休まらない…。
そんな現代の暮らしのなかで、ジャパンディのような“引き算”の美学は、心と身体のリセットにつながると注目されています。

特に自然素材が持つ素のままの美しさは、見た目の優しさだけでなく、触れたときの安心感にもつながります。
だからこそ、ミニマルでありながら「冷たくない」。それがジャパンディの魅力です。

2.ジャパンディと無垢フローリングの相性がいい理由

ジャパンディスタイルと相性が非常に良いとされる「無垢フローリング」
無垢材は一枚の木から切り出された本物の木の床
その自然な風合いや肌触り、経年による色の変化など、どこをとっても「人工的じゃない、やさしさ」があります。

ジャパンディが大切にしているのは、まさにその自然との調和
ツルっとした床材や工業的で派手な柄よりも、木そのものの質感が感じられる無垢フローリングがしっくりくるんです。

自然素材が主役になるスタイル

自然素材が主役になるスタイル

ジャパンディスタイルは、木・土・布・石など、自然にあるものがそのまま主役になります。
たとえば、無垢フローリングの木目や節も「味わい」としてデザインに溶け込み、経年変化も風合いとして楽しむ考え方です。

そうした自然素材を暮らしの中心に置くことで、見た目だけでなく、空間の空気感そのものがやわらかくなります。
家で過ごす時間が増える今だからこそ、自然と一緒に暮らす感覚が、じわじわと人気を集めているのかもしれません。

色味と木目で印象が決まる

色味と木目

ジャパンディでは「色」「質感」がとても大事。
無垢フローリングの木の色味は、空間全体の印象を左右するので、他のインテリアとのバランスを見ながら選びたいところです。

たとえば、明るいオークやチェストナット(栗)はやさしくナチュラルに。
反対に、ブラックウォルナットのような濃い色合いは、空間に重厚感と落ち着きを与えてくれます。

また、節や色ムラの多い木材を選べばラフで自然な雰囲気に、木目の整ったものなら洗練された印象に。
細かい部分ですが、こういった木の表情を活かせるのも無垢フローリングの醍醐味です。

樹種選びのポイント

無垢材といっても、選べる樹種はたくさんあります。
ジャパンディスタイルを目指すなら、以下のような樹種がおすすめです。

  • オーク(ナラ):明るくやわらかいトーン。北欧にも和にも合う万能な樹種。
  • アッシュ(タモ):杢目が整っておりナチュラルかつ洗練された雰囲気を演出できる
  • チェストナット(栗):オーク程の杢目の強さ(印象)は無い為やさしさと清潔感のある空間に
  • ウォルナット:深みのある黒色のコントラストが特徴。空間を引き締めるアクセントにも◎。

他にもジャパンディスタイルにあう樹種は数多く、木目の違いといっても初見では非常に分かりにくいかもしれません。
ご検討されているメーカーさまやフローリング専門店にて実際に伺い実物を一度ご覧頂くことをお勧めしております。

3.ジャパンディスタイルを取り入れる内装のコツ

「じゃあ実際、自分の家でジャパンディを目指すにはどうすればいいの?」
そう思った方のために、いくつかポイントをご紹介します。

家具と床のトーンをそろえる

家具と床

ジャパンディスタイルでは「家具と床の色合いを統一する」ことで空間にまとまりが生まれます。
たとえば、明るいオークの床には、白木やベージュの家具を。ウォルナットの床には、チャコールグレーや黒脚の家具がよく合います。

反対に、色のトーンがバラバラだと、空間にノイズが生まれてしまいます。
色の濃淡を2〜3段階にしぼって、グラデーションのようにすると、落ち着いた雰囲気が自然に整います

余白を活かすレイアウト

余白を活かす

家具を並べるとき、「全部のスペースを埋めなきゃ」と思いがちですが床の見える面積をあえて残す、壁に何も置かないスペースをつくる、という工夫で、空間にゆとりが生まれます。

無垢の床がたっぷり見えることで、木のあたたかさや香りも空間に広がり、光の陰影も美しくなります
忙しい日常でも、ふっと深呼吸したくなるような、静かな空間が生まれるはずです。

 

照明やファブリックとのバランス感覚

照明やファブリックとのバランス感覚

ジャパンディ空間を引き立てる名脇役が、照明とファブリック。
間接照明やペンダントライトを使って、光の強さではなく光の質を意識することで、柔らかな印象に仕上がります。

また、カーテンやクッションなどのファブリックは、リネンやウールなど自然素材をチョイス
色味はグレー・ベージュ・アイボリーなど、主張しすぎないトーンが◎
素材の温度感が空間全体のやさしさに繋がります。

4.ジャパンディスタイルに最適な無垢フローリングをご紹介

では実際にジャパンディスタイルに最適なフローリングはどういった規格や仕様なのでしょうか?
弊社ラインナップよりご紹介させて頂きます。

Fl-6109 オーク無垢フローリング nature[乱尺・150mm幅]

Fl-6109 オーク無垢フローリング nature[乱尺・150mm幅]

fl-6109オーク無垢フローリングは150mm幅と無垢フローリングの規格の中でも幅広の部類に該当する為、床面を大胆に見せたい際にはお勧めの床材でございます。また乱尺といって異なる長さの一枚板をユカバリすることにより人工的に再現した、いわゆる合板のフローリングと比べ一枚一枚床材の個性が主張され自然な張りあがりになる点が最大の特徴です。

また自然由来のオーガニックオイルメーカーであるオスモ&エーデルさまの艶消しオイルフィニッシュを施している為無垢材の質感を充分堪能でき、ビジュアル然りジャパンディな一品です。

Fl-6041 チェストナット(本栗)無垢フローリング prime

Fl-6041 栗無垢フローリング

冒頭でご紹介した通りオーク材とよく比較されるチェストナット、オーク程杢目の主張は無いものの気品漂う杢目はジャパンディな空間に最適でございます。

和洋問わず使われる傾向にあり、弊社ショールームでは人気商品の一つですがそこまでメジャーな樹種でない為価格帯等も優しめでありこちらもオススメな商品でございます。

Fl-6205 アッシュ(タモ)無垢フローリング prime

Fl-6205 アッシュ無垢フローリング

和モダン要素(広津)が強いジャパンディスタイルの空間にはアッシュが選択肢として挙がって来るのではないでしょうか。オークや栗と比較すると和な雰囲気漂うアッシュ杢目はインテリアやライティング・ファブリックと外国の要素が強くなる程バランスを取ってくれる優れた樹種でございます。

杢目のデザイン然り堅牢性も高く実用的な側面も兼ね備えている為、長らくファンが多く無垢材マニアな方に人気な樹種でございます。

Fl-4101 アメリカンブラックウォールナット無垢フローリング prime

Fl-4101 アメリカンブラックウォールナット無垢フローリング prime

ナチュラルなテイストと併せて空間のトーンを落としていきたい、そういった方はブラックウォールナットをお求めになる傾向にあります。高級志向な方は好きそうな印象ございますが、ウォールナットが持つ黒色のトーンは真っ黒ではなくナチュラルな黒色であり強そうなビジュアルの裏には杢目がやさしく木肌(質感)も艶やかであり品がある無垢材の一つでございます。

お色味が暗めのトーンなので空間の印象が引き締まり、コンセプトやプランなど決めやすくイメージからのギャップ(ミスマッチ)が少ないのもウォールナットの良さでございます。

5.まとめ|無垢床で叶える、心地よくて美しい暮らし

「自然素材を活かした、あたたかみのあるインテリアが好き」「流行に流されず、長く愛せる空間にしたい」そんな方には、ジャパンディスタイルと無垢フローリングの組み合わせがぴったりです。

暮らしの中に、自然との調和、余白を楽しむなど心身ともに落ち着きがある空間を再現したい方は無垢フローリングとの相性が非常に良いという記事でございました。

弊社サイト内にてカットサンプル3枚まで無料にて送付させて頂いております。先ずは無垢材とはどういった質感なのか?見た目はどの程度合板フロアと異なるのか?お手に取って頂き実際にご確認下さい。

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