無垢フローリングの価格相場はいくら?樹種別の費用とリノベーション予算の決め方

無垢フローリング 価格相場

リノベーションで無垢フローリングを検討しているけれど、実際いくらかかるのか?樹種によって価格がこんなに違うのはなぜ?そんな疑問にお答えします。

無垢フローリングの価格相場は樹種・グレード・幅によって大きく異なります。この記事ではリノベーションで無垢フローリングを選ぶ施主の方に向けて、㎡単価の相場・総額の目安・樹種ごとの価格の違いとその理由をわかりやすく解説します。

この記事では無垢フローリング床材専門店「キャスオンライン」の冨島が実際の販売価格をもとに解説していきます。

1:無垢フローリングの価格相場|㎡単価と総額の目安

無垢フローリングの価格相場は㎡あたり約4,000円〜14,000円と幅広く、選ぶ樹種やグレードによって大きく変わります。まずはリノベーションでよくある施工面積ごとの材料費の総額目安を確認しておきましょう。

[材料費の目安]

※施工費・下地処理費は含みません。材料費のみの参考価格です。

施工面積材料費の目安(㎡単価6,500円の場合)
6畳(約10㎡)約65,000円〜
10畳(約20㎡)約130,000円〜
LDK(約50㎡)約325,000円〜
全室(約70㎡)約455,000円〜

1-1:20㎡・50㎡・70㎡でかかる材料費の目安

無垢フローリングの材料費は、基本的に「施工面積 × ㎡単価」でおおよその金額を計算できます。
たとえば50㎡のLDKに、㎡単価8,000円の無垢フローリングを施工する場合、単純計算では約400,000円が材料費の目安です。

ただし、実際にフローリングを注文する際は、施工面積ぴったりの数量ではなく、カットロスや施工時の予備を含めて5〜10%程度多めに準備するのが一般的です。

[実際の発注量の目安]

施工面積発注量の目安(カットロス10%を見込む場合)
20㎡約22㎡
50㎡約55㎡
70㎡約77㎡

※斜め張り・ヘリンボーンなど複雑な施工の場合はさらに多めに見込んでください。

特に、部屋の形が複雑な場合や斜め張り・ヘリンボーンなどの施工ではカットする量が増えるため、通常より多めのロスを見込む必要があります。
一方、四角形に近いシンプルな間取りで一般的な定尺張りをする場合は、ロスを比較的抑えやすくなります。

また、無垢フローリングは商品ごとに1ケースあたりの入数が決まっているため、必要な面積ちょうどで購入できるとは限りません。
たとえば必要数量が52.5㎡でも、ケース単位で計算すると実際の購入数量が54㎡前後になることがあります。

POINT
リノベーションのフローリング予算を考えるときは、「施工面積 × ㎡単価」だけでなく、5〜10%程度のロス分まで含めて材料費を計算しておくと、実際の見積もりとの差が小さくなります。

※当記事で紹介している金額はフローリング本体の材料費です。接着剤などの副資材・施工費は別途ご確認ください。

まずは「床材そのものにいくら使えるか」を決めたうえで樹種を絞っていくと、無垢フローリング選びがかなり分かりやすくなります。
次の章では、実際にどの樹種がどの価格帯に入るのかを㎡単価別に比較していきます。

2:樹種別の㎡単価比較

無垢フローリングは樹種やグレードによって㎡単価が約4,000円〜14,000円と大きく異なります。ここではキャスオンラインで取り扱う樹種を、価格と選び方の目安に合わせて3つのグループに分けてご紹介します。

2-1:コストを抑えやすい樹種(〜6,500円前後/㎡)

西南桜無垢フローリングのリノベーション施工事例
コストを抑えやすい価格帯|西南桜・オーク(ラスティック)・アカシアなど

できるだけ床材の予算を抑えながら、天然木ならではの質感や足触りを楽しみたい方におすすめの価格帯です。施工面積が広いリノベーションでも採用しやすく、床材以外の設備や内装にも予算を配分しやすくなります。

樹種㎡単価(税込)
サクラ(西南桜)4,260円〜
オーク(ラスティック)5,492円〜
アカシア6,323円〜

2-2:価格と品質のバランスがよい樹種(6,000〜9,000円前後/㎡)

オーク無垢フローリングのリノベーション施工事例
価格と品質のバランスがよい価格帯|オーク・栗・チークなど

価格を抑えすぎず、木目や質感にもこだわりたい方に選ばれやすい価格帯です。リビングやLDKなど、住まいの中でも特に目に入りやすい空間におすすめです。

樹種㎡単価(税込)
オーク(セレクト〜プライム)7,418〜8,341円
栗(チェストナット)5,609〜7,744円
チーク(セレクト)6,908円〜

2-3:素材感・高級感を重視した樹種(8,500円〜/㎡)

ウォールナット無垢フローリングのリノベーション施工事例
素材感・高級感を重視した価格帯|チーク・ウォールナットなど

価格だけでなく、木そのものの存在感や高級感を重視したい方におすすめの価格帯です。リビングや玄関、店舗など、空間の印象を大きく左右する場所にも採用されています。

樹種㎡単価(税込)
チーク(プライム)8,432〜13,931円
ウォールナット9,643〜13,534円

同じ樹種でも、節の有無・グレード・板幅・塗装仕様などによって㎡単価は大きく変わります。そのため「オークだから安い」「チークだから高い」と樹種名だけで判断するのではなく、グレードや仕様まで含めて比較することが大切です。

次章では、実際のリノベーション予算に合わせて、どの樹種を選びやすいのかを価格帯別にご紹介します。

3:予算別おすすめ樹種

ここでは実際のリノベーションで床材にかけられる予算をもとに、どの樹種を選びやすいかの目安をご紹介します。施工面積やグレードによって金額は変わるため、樹種選びの第一歩として参考にしてください。

床材の予算が10万円前後

おすすめ:カバ桜(バーチ)・西南桜・オーク(ラスティック)

できるだけ材料費を抑えながら無垢材を取り入れたい場合は、カバ桜や西南桜、節の表情を楽しめるオーク(ラスティック)がおすすめです。
㎡単価を抑えやすいため、個室や寝室など比較的小さな空間から無垢フローリングを取り入れたい方にも選びやすい樹種です。

床材の予算が10〜30万円程度

おすすめ:オーク(セレクト〜プライム)・栗

価格と木目の美しさのバランスを重視するなら、オークや栗がおすすめです。
節が少なく整ったオークや、耐久性が高く落ち着いた木目を持つ栗は、リビングやLDKなど住まいの中心となる空間にも採用しやすい樹種です。

床材の予算が30〜50万円程度

おすすめ:チーク・オーク(プライム)

床材にもある程度予算をかけ、質感や木目にこだわりたい場合はチークやオークのプライムグレードがおすすめです。
経年変化が美しいチークや整った木目のオークは、床そのものをインテリアの主役として楽しめる素材です。

床材の予算が50万円以上

おすすめ:ウォールナット・チーク(プライム)

床材を空間づくりの中でも特に重視したい場合は、ウォールナットやチークのプライムグレードが候補になります。
世界的な銘木ならではの深い色合いや質感があり、床を張るだけでも空間全体の印象を大きく変えられるのが魅力です。

なお、同じ予算でも施工面積や樹種、グレード、板幅によって選べる商品は変わります。
また、実際の発注ではカットロスやケース単位での購入も考慮する必要があります。

次の章では、なぜ同じ無垢フローリングでも価格に大きな差が生まれるのか、樹種・グレード・幅などの違いから詳しく解説します。

4:無垢フローリングの価格が変わる3つの理由

同じ「無垢フローリング」でも、樹種やグレード、仕様によって㎡単価は大きく異なります。ここでは価格の違いが生まれる主な3つの理由を解説します。価格の背景を知っておくと、単純に「高い・安い」だけで比較せず、予算と好みに合わせて選びやすくなります。

理由①:樹種の希少性と流通量

広葉樹のイメージ

無垢フローリングの価格は、その樹種の原木価格や流通量に大きく左右されます。

たとえばオークは世界各地で流通しており、無垢フローリングとしても比較的安定して供給されています。一方、ウォールナットやチークなどは産地や供給量が限られているため、原木価格が高くなりやすい傾向があります。

さらに輸入材の場合は、為替・輸送費・産地の供給状況・伐採や輸出に関する規制なども価格に影響します。そのため、同じ樹種でも時期によって販売価格が変動することがあります。

また栗(チェストナット)のように、オークほど流通量は多くありませんが、耐久性や独特の木目から選ばれている樹種もあります。樹種名や価格だけでなく、木の特徴まで含めて比較することが大切です。

POINT
一般的に流通量が少なく、良質な原木を安定して確保しにくい樹種ほど価格は高くなる傾向があります。ただし、価格は希少性だけでなく原木相場や為替、輸送費などにも左右されます。

理由②:グレードの違い

無垢フローリング プライムグレード
無垢フローリング ラスティックグレード

同じ樹種でも、グレード(等級)によって㎡単価は大きく変わります。グレードとは、節・色むら・木目・白太など、天然木の表情によって選別した区分です。

なお、グレードの名称や基準はメーカーや商品によって異なります。ここでは一般的な目安としてご紹介します。

グレード特徴
プライムグレード節や色差が少なく木目が整っている。すっきりと上品な印象
セレクトグレード小さな節や多少の色差を含む。自然な風合いと整った印象のバランス
ナチュラルグレード節や色むらなど天然木らしい表情を含む
ラスティックグレード大きな節や色差など木の個性を積極的に活かした仕上がり

※グレードが低いほど価格は抑えめになりますが、天然木ならではの個性的な表情を楽しめる魅力があります。

グレードが低いからといって、木材そのものの性能が低いとは限りません。節や色むらが多いグレードには、天然木ならではの個性的な表情を楽しめるという魅力があります。

予算を抑えながら無垢材らしい雰囲気を出したい場合は、あえてラスティックやナチュラルグレードを選ぶのもおすすめです。

理由③:板幅・厚み・塗装の違い

同じ樹種・同じグレードでも、板の幅・厚み・塗装仕様によって価格が変わります。

仕様内容と価格への影響
板幅幅広材をつくるには大きな原木から良質な部分を確保する必要があるため、幅広ほど高くなる傾向
厚み15mm厚が一般的。厚みが増えるほど使用する木材量が増えるため、厚いほど高くなる傾向
塗装オスモオイル塗装・UV塗装・無塗装など仕様により異なる。塗装工程が多いほど高くなる傾向

特に板幅は価格だけでなく、空間の見え方にも大きく影響します。幅広のフローリングは1枚ごとの木目を大きく見せられるため、ゆったりとした印象に仕上がります。一方、幅を抑えた商品は価格を抑えやすく、細かな木目のリズムを楽しめます。

POINT
同じご予算でも、樹種・グレード・板幅の組み合わせを変えることで選択肢は大きく広がります。価格だけで決めず、まずはサンプルで実際の木目・色味・質感を確認してから比較するのがおすすめです。

5:まとめ

無垢フローリングの価格相場と樹種別の選び方について解説してきました。最後に要点を整理します。

  • 無垢フローリングの㎡単価は約4,000円〜14,000円と、樹種・グレード・仕様によって幅広い
  • 材料費は「施工面積 × ㎡単価」+カットロス5〜10%程度を目安に考える
  • 予算を抑えたいならサクラ・バーチ・オーク(ラスティック)、バランス重視ならオーク・栗、高級感を求めるならチーク・ウォールナットが候補
  • 価格の差は主に樹種の希少性・グレード・板幅や塗装仕様によって生まれる
  • 同じ予算でも、樹種・グレード・板幅の組み合わせ次第で選択肢は大きく広がる

無垢フローリングは、写真だけでは木目の細かな表情や色味、質感までは分かりにくい素材です。気になる商品は実際にサンプルを手に取って比較してから決めることをおすすめします。

キャスオンラインでは、気になる無垢フローリングを最大3種まで無料でサンプル発送しています。価格だけでなく、実物の色味や木目、質感を比較しながら、ご希望に合う床材をお選びください。

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