特集でもご紹介しておりますが自社物件の改修に伴い田中工房さまと共にリノベーションの企画に取り組みました。今回手掛けた物件は福岡市中央区築42年のマンション、元々事務所仕様だった空間を居室兼テレワークスペースを完備したお部屋にリノベーションするといった企画でございます。…
Read Morefl-1229チーク無垢フローリング施工事例
2022.10.21

2022年もあと2か月、10月中旬朝晩は冷え込み福岡は冬の気配。コロナ渦においてなかなか施工事例更新出来ずにいましたが、少しづつ現場に伺う機会も増えつつあり今回はかなりトリッキーで素敵な現場に伺うことになりました。目に映るもの全て新鮮で圧巻の現場でございますので久方ぶりレポートして参ります。
採用頂いた経緯
ざっくりした背景ですが・・・以前はパインの無垢フローリングを施工されており、猫ちゃんを飼われていた為傷や汚れが目立ってきてもう少し耐久性が有りお洒落な張り方をご希望とのことで現場に伺ったところからスタートでございました。ペットを飼われる観点からフローリング表層がウレタン塗装だと傷や汚れの心配は無いですが、猫ちゃんの足腰に負担がかかる為オイル塗装のフローリングにすることに。西洋のアンティークがあり、お施主様自ら壁材をタイルにされていたので意匠的にブラウン系の樹種チーク無垢フローリングが良いのではといつもお世話になっている田中工房さまとご提案することに。

フローリング材のご提案はご了承頂いたのですが張り方にリクエストがありヘリンボーン張りをご希望されておりました。ヘリンボーン張りとは別称網代張りとも呼ばれており「へリン」は魚のニシンの呼称され「ボーン」は骨、あわせて「ヘリンボーン」、魚の背骨をイメージさせる形を表現する張り方でございます。無垢フローリングの張り方に関しては下記より各種張り方の記事を参照するので気になった方はご確認を。ヘリンボーン張りといっても何種類かヘリンボーン張りの種類があるのですが、フローリングの規格等で紆余曲折ありましたが「トリプルヘリンボーン張り」で施工を行うことに決定致しました。
参考ページ:無垢フローリング張り方の種類に関して【無垢床Q&A】
施工した過程はさておき早速施工事例をご紹介させて頂きます。

先ずは玄関からお邪魔致しますと、すると一際輝く金色のフローリングが・・・・

グリーン(観葉植物)のケアする空間、チークも素敵ですがクラシカルなタイルが素敵。冒頭でもご紹介致しましたがお施主様が施工されたもはや作品です。

こちらはブビンガのテーブル、ブビンガとはアフリカ産広葉樹で楽器や家具材として使われる高級銘木の一つ。無骨な杢目と重厚感、長さ4mほどあり驚くほど長いまさに貴族のテーブル。

感動して振り返るとこれまた素敵、開放的なデザインの建具とクラシカルなインテリアはチークと鉄板の相性だと確信した瞬間でした。

素敵なセンターテーブルと奥にはお洒落な暖炉が、この間田中さまと鴨井と建具の納まりを検証しておりました。

別角度から、チーク材のコントラストが素敵で張り方で杢目の見え方や立体感が良い意味で生々しく再現されております。写真では少ししかチーク材やヘリンボーン良さが僅かしか伝わらないと思いお伺いしたところツアーをご希望のお客様にはご案内しても良いとのことでした。

如何でしたでしょうか、あっさりしたレポートになりましたが実は床張り約110㎡程。施工期間2か月とかなり床張りに重点を置いた現場でございました、田中工房さまの並々ならぬ技術力も圧巻でございましたね。チーク材ご検討の方は是非見て頂きたい事例の一つとなりました、博多ショールームにいらっしゃた際はその他のお写真をご紹介出来ますのでご希望ございましたらスタッフにお伝えください。
今回ご協力頂いた会社様:
今回使用されたフローリングの商品スペック
商品名 | fl-1229 チーク無垢フローリング プライムグレード[オイル塗装] |
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サイズ | (L)1820mm×(T)15㎜厚(×(W)90㎜巾 |
仕様 | 無垢フローリング・自然オイル塗装・エンドマッチ・ユニタイプ |