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[無垢フローリングガイド]知っておきたい無垢フローリングの基礎知識

「無垢の床材」「無垢フローリング」という名称を聞いたことがあるでしょうか? 初めて新築住宅やリノベーションなどを検討する際にフローリング材の選択肢として住宅会社や設計士の方から提案を受けるかもしれません。しかし、無垢フローリングとその他のフローリングについての違いなどよく理解できていないと選ぶ際に迷うのは当然といえます。無垢フローリングはその意匠性の高さから注文住宅や設計事務所の物件などでもよく利用されている木質フローリング材の一部です。以下では項目ごとに無垢フローリングについての解説をまとめました。フローリング材を選定する際の参考にして満足いく内装材の選定にお役立てください。

この記事を書いた人
show room冨島
名前:冨島 基宏

Profile:床材・無垢フローリング専門店キャスオンライン博多ショールーム常駐スタッフ。
リノベーション現場に訪問し日々デザインや施工に関して勉強中。

無垢フローリングガイド 施工事例1
無垢フローリングガイド 施工事例2

目次

1.無垢フローリング材とは?

無垢フローリングとは住宅や商業店舗などの床材として使用する木質フローリング材の一部です。無垢フローリング材は、フローリング内部まで100%無垢の木材を使用して形成されるフローリング材です。無垢の木を切り出し、乾燥と加工や塗装という工程を経て製造されます。無垢の木を切り出して製造されるため、木の種類と同様に無垢フローリング材に使用される樹種は多岐にわたります。

栗無垢フローリング 施工事例
  • 無垢フローリングイメージ
  • 無垢フローリングカットサンプル

1-1:無垢フローリング材の特徴

無垢フローリング材には無垢材ならではの以下のような特徴があります。

  • -フローリング内部まで100%無垢の木で形成されたフローリング材
  • -無垢フローリングには、様々な樹種が存在し杢目や色味、硬さなどの差が大きく異なる
  • -無垢の木で形成されているため同じロットでも色のムラが存在する。
  • -無垢フローリングは同じ樹種でも産地やグレーディングにより価格が大きく異なる。
  • -無垢の木材特有の曲がりや割れなど形状の変化をしやすい
  • -フローリングの横幅は90亢劼基本で120弌150亢卍度までが材幅として存在する。

1-2:無垢フローリング材の代表的な樹種

オーク材(ナラ)/サクラ(カバ)/栗/クルミ/楓/アカシア/チーク/杉/桧/松など

無垢フローリング 代表的な樹種

無垢フローリング材の最大の特徴は、フローリング内部まで100%無垢の木材を利用して形成されている事です。杢目や色味、硬さに至るまで樹種により大きく異なり、同じ樹種であっても産地や生産ロット、グレーディングよって異なります。無垢フローリング材は、色彩の差が異なる半面でその色のムラは天然木ならではの特徴として好まれることもしばしばです。印刷や着色による塗装では表現できない無垢の木の表情と色味の奥深さは無垢フローリング材の魅力といえるでしょう。

2.無垢フローリング以外の木質フローリングの種類

内装用建材として無垢フローリング以外のフローリング材の種類についてもここでは解説していきましょう。無垢フローリング材を含めた木質のフローリング材を「木質系フローリング」と呼びます。木質系フローリングの中で無垢フローリング以外のタイプはすべて合板やMDFを基材として表層に無垢材やシートを圧着した複合フローリングとして位置づけられ以下の3タイプに分かれています。

2-1:複合フローリングの3タイプ

挽板フローリング/突板フローリング/シートフローリング

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  • 挽板フローリング カットサンプル
  • 挽板フローリング カットサンプル

挽板複合フローリングの特徴
厚さ2〜4伉度の無垢材を合板基材に接着して形成される木質フローリングです。最大の特徴は無垢材の質感を感じられる意匠性の高さ温度変化に伴う膨張や収縮が小さく機能性に優れていることです。無垢材と比較して膨張や収縮が少ないため床暖房等の床材としての採用も可能です。

突板複合フローリング

  • 突板フローリングイメージ
  • 突板カットサンプル

突板複合フローリングの特徴
厚さ0.3仭宛紊離好薀ぅ垢靴震宜ず爐瞭揚弔鮃臠調雕爐棒榁紊靴瞳狙される木質フローリングです。大量生産が可能で大きなロットで生産することができ大手の建材メーカーから定番的に生産・供給されています。表面の質感や塗装、性能に至るまでメーカーによって様々ですが、ホームセンターなどでも手軽に購入できます。

シート複合フローリング

  • シート複合フローリングイメージ
  • シートフロア画像

シート複合フローリングの特徴 木目や石目の印刷を施したオレフィンシートや樹脂フィルムを合板基材に接着して形成される木質フローリングです。印刷技術の向上に伴い近年では突板フローリングよりも幅広く普及しています。大量生産が可能でこちらも大手建材メーカーから様々なタイプのフローリングが販売されています。一見してシートとわかる安いタイプから無垢材の杢目を精巧に印刷した高級タイプまで意匠性だけでなく機能性も幅が広いのが特徴です。

2-2:無垢フローリングと複合フローリングの違い

  • 無垢フローリングイメージ
  • 複合フローリングカタログ

無垢フローリングと複合フローリングの最大の違いは施工した際の木質感の差にあると考えられます。当然のことながら無垢フローリング材は木質感が高いのですが、複合フローリング材でも挽板タイプの高級複合フローリングなどは表層に無垢材を使用しているため、無垢材の質感と同様の高い木質感が得られます。突板合板やシートタイプの複合フローリング材は無垢材本来の節の有無や色むらが少ないタイプが多いので無垢フローリング材や挽板複合フローリング材よりも無垢の質感、木質感という意味では大きな違いがあります。ただし、シートタイプや突板の複合フローリング材でも高級タイプのフローリング材では無垢の質感や色むらまで無垢材に限りなく近づけたタイプもありますので無垢材に比べ質感の幅が広いという特徴があります。

フローリング材の木質感と価格帯のイメージ図

フローリング材の木質感と価格帯のイメージ図

3.無垢フローリングの代表的な形状のタイプは3種類

無垢フローリング材は、専門的にその形状が分かれています。形状の違いは意匠性や価格にも影響してきます。ここでは無垢フローリングの代表的な3つの形状を紹介しています。

3-1:ユニタイプの無垢フローリング

ユニタイプ フローリング
無垢フローリング ユニ施工事例
  • ユニタイプイメージ
  • ユニタイプの無垢フローリング材はユナイテッドの略称で、一枚のフローリング材を形成するにあたり数枚の短い無垢材を縦方向につなぎ合わせて無垢フローリング材を形成したタイプです。無垢フローリング材の形状としては最も一般的なタイプです。短い無垢材のピースをつなぎ合わせるため無垢材を無駄なく利用できフローリング材を形成できる為コストを抑えて製造できるメリットがあります。ピースごとに無垢材の表情が変わり、より無垢材らしい質感を感じられるため最もスタンダードな無垢フローリング材の形状として流通しています。

3-2:OPC/ソリッド&乱尺タイプの無垢フローリング

ソリッドタイプ フローリング
無垢フローリング ソリッド施工事例
  • ソリッドタイプイメージ
  • 一枚の無垢フローリング材を一枚板の無垢材で形成したタイプをOPCやソリッドタイプフローリングと呼ばれています。OPCは、ワンピースの略称で一枚板を意味します。ソリッドも同様に1個体という意味で使用され、どちらも切り出した無垢の一枚板で形成される無垢フローリング材を指します。一枚板から一枚しか取れないため一般的なユニタイプに比べ比較的高価です。松や杉など針葉樹の無垢フローリングではOPCは一般的ですが、オークなどの広葉樹ではOPCタイプは非常に希少価値が高いとされています。施工した際には接手が少ないので落ち着いた印象を与えやすく意匠性が高いため設計案件や店舗等でも多く採用されます。無垢の一枚板は、曲がりや反りが出やすいので施工前に無垢材の曲がりなどを確認して壁際のカット材に利用するなどの配慮が必要なため無垢材に精通した施工技術が必要になります。

3-3:FJLタイプ&その他(乱尺、ヘリンボーン)の無垢フローリング

fjlタイプフローリング
  • FJLタイプイメージ
  • 無垢材の短いピースを縦方向につないだ形状をユニと呼びますが、加えて幅方向にも接着した形状をFJLタイプと呼びます。FJLは、フィンガージョイントラミネイテッドの略称です。ユニタイプのフローリング材よりもより小さな無垢材のピースを接合して形成できるので無垢材でも安価に形成できるという利点があります。近年は、ユニタイプの無垢フローリングが主流なのでそれほど多く流通していません。

その他(乱尺、ヘリンボーン)
  • 乱尺タイプフローリングイメージ
  • 乱尺

    OPC/ソリッドタイプと同様に一枚板で形成した無垢フローリング材ですが、長さがまちまちで均一していないタイプを乱尺タイプと呼ばれています。短いピースや長いピースをランダムに張り上げて床面を形成していきます。海外では古くから無垢フローリング材の規格として多く流通しています。貼りあがりは美しいのですが、施工に手間がかかるのが難点です。

  • ヘリンボーンタイプフローリングイメージ
  • ヘリンボーン

    名称の語源はへリン(魚のニシン)ボーン(骨)を意味し、さなかの骨のような矢印模様を連想させることから名づけられました。高級レストランやホテル、ダンスフロア―などの西洋とゆかりの深い場所に利用されています。施工が非常に大変で、住宅等に利用されるケースは一般的にはまれといえます。

4.無垢フローリングの欠点と長所

無垢フローリングは、無垢の木材が本来持つ表情や質感など床材として優れている点があります。一方で無垢材ならではの特性からデメリットや短所としてとらえられる面も存在します。ここでは無垢フローリング材特有の特性と併せて欠点や長所などのポイントをまとめてそれぞれの項目を解説していきます。

[無垢フローリング材の3つの短所やデメリット]

  • ・水に弱い
  • ・傷がつきやすい
  • ・膨張や収縮しやすく隙間ができる

[無垢フローリング材の4つの長所やメリット]

  • ・急激な温度や湿度の変化から優しく守ってくれる
  • ・無垢材ならではの快感性と肌ざわり
  • ・目に見えない香りを楽しむ
  • ・時とともに増す味わいと経年美

4-1:無垢フローリング材の3つの短所やデメリットの解説

  • 無垢フローリング 傷
  • 無垢フローリング 水気

「水に弱い」

無垢フローリング材は、一般的に水に弱いと言われています。乾燥した木材は逆に水分を吸収しやすい特性を持っています。水に弱い=汚れやしみがつきやすいというイメージを持たれがちですが。水分を吸収しやすい針葉樹(杉や桧、マツなど)の無塗装フローリング材は確かに水分を吸収しやすいのです。常に水がかかる場所(外部や脱衣場など)での使用は避けた方が良いでしょう。ただし、一般的な無垢フローリング材の多くはウレタン樹脂や自然塗装などの塗装が施され、日常生活に支障がない程度の水気に対して耐性があります。無垢フローリングの種類と併せて表面の塗装にも注意をして無垢材を選びましょう。

参考)水・シミや汚れに対する塗装の耐性
ウレタン塗装(樹脂系塗装)>自然塗装(天然オイル塗装)>無塗装

「傷がつきやすい」

無垢フローリング材は、石やタイルに比べ擦り傷などの傷がつきやすいと言えます。ただし、樹種や表面の塗装方法によって擦り傷などに対する耐性は変わります。同じ木材の中でも硬い広葉樹木材(オークや栗など)と柔らかい針葉樹木材(杉や桧、マツなど)が存在します。傷のつきやすさなどが気になる方は樹種や塗装など傷に対する耐性が高いものを選んだほうが良いでしょう。

参考)傷(擦り傷)に対する耐性
硬い広葉樹(オーク・胡桃・栗・チークなど)>柔らかい針葉樹(パイン材・桧・杉など)

「膨張や収縮しやすく隙間ができる」

無垢フローリング材は、施工後にフローリングの間に隙間が生じることがあります。木材は、室内の環境に応じて膨張や収縮することにより湿度を取り込んだり吐き出したりする自然の調湿機能があります。特に夏場や梅雨時期には外気の湿度を吸収して膨張し、冬場などの乾季には水分を放出して収縮しやすくなります。電気カーペットやエアコンのあたる場所だけ隙間ができたという事例もよく耳にします。特に杉や桧などの針葉樹フローリングを無塗装で施工した際に顕著に出やすい事象です。下地合板の施工やノリ釘併用の施工方法が一般的でなかった以前は特に起こりやすかった事象ですが無垢材の特性として隙間が発生することはありうると理解しておきましょう。

4-2:無垢フローリング材の4つの長所やメリットの解説

  • チーク無垢フローリング施工事例
  • 裸足生活

[急激な温度変化や不快な湿度、過乾燥から守ってくれる。]

無垢フローリング材は、鉄や陶器に比べ熱伝導率が極端に低いという特性を持っています。住宅などの生活空間に使用した場合には外部からの熱や寒さから私たちの体を優しく守ってくれるのです。木のお椀に入れたスープは鉄や陶器に比べ極端に熱くなることはありません。湿度に関しても同様に木材の調湿機能が働いてくれます。人が不快に感じる空気中の水分を木材が吸ったり吐いたりしてくれているので適度な調湿機能で私たちの生活を優しく守ってくれます。

[無垢材ならではの快感性と肌ざわり]

無垢フローリングの上を素足で歩いた際の肌触りや踏み心地も無垢フローリング材の長所と言えます。無垢の木材内部には無数の導管があり石やコンクリートには無い「程よい踏み心地」や「温かみ」があります。踏み心地という面では柔らかい針葉樹(杉や桧、マツ)が優れ、広葉樹(オークや栗、胡桃)は耐久性に優れています。また、肌さわりの面においては無垢フローリング表面の塗装もウレタン塗装より自然塗装の方がおすすめです。

[目に見えない香りを楽しむ]

無垢フローリングに使用される樹種は様々ですが、それぞれが持つ香りは天然由来の成分で私たちの暮らしに安らぎと癒しをもたらしてくれます住宅用建材には多くの化学物質が使用されており、接着剤に含まれるホルムアルデヒドの使用を抑える目的で多くの建材には☆印で格付けされています。しかし、無垢フローリング材にはそもそもそういった規制がありません。目に見えないからこその大切さを実感することが多いのが無垢の木の「香り」なのです。

[時とともに増す味わいと経年美]

本物の無垢の木材を使用したフローリングにはアンティーク家具のような魅力的な佇まいがあります。表面に帯びた飴色の艶や時と共に際立つ木目の美しさには本物の木だけが持つ美しさと価値があります。本物の無垢の木が使用された家具や楽器など無垢フローリング材以外にも時を経て増す木材の魅力は「経年美」という言葉で表現することができます。常に新しく物を造って壊すという行為や価値が見直され、良いものには手を加えて長く大切に使い続けるという価値が近年では増してきています。本物の木の無垢フローリングには、時とともに増していく本物の木の魅力=経年美があります。

5.無垢フローリングで人気の樹種7選とその特徴

無垢フローリング 施工イメージ

無垢フローリング材に多く利用されている人気の樹種は、実はそれほど多くありません。ここでは代表的な7つの樹種とその特徴について解説していきます。それぞれの樹種の特徴を理解して無垢フローリング材を選ぶ際の参考にしてください。

5-1:オーク(ナラ・楢)無垢フローリング材の特徴

無垢フローリング材の王道的樹種の特徴とその魅力

オーク無垢フローリング材の特徴について

名称:オーク/ナラ [広葉樹:ブナ科] 産地:中国・ロシア・ヨーロッパ・北米・日本など
用途:フローリング材・家具材・内装用建材・楽器など

オーク/ナラの樹木の特徴
オーク材は、ブナ科の広葉樹で広く世界で利用されている木材です。オーク材の樹木は、保水力が高く森林を豊かに保つうえで重要な役割を果たすと言われており、ヨーロッパでは広葉樹を代表する樹木として「森の王」と評されています。 日本で流通しているオーク材の多くは、中国やロシア国境地域に自生しナラ材とも呼ばれます。寒冷地に自生するオーク材は、成長が遅く木目が緻密なため、様々な美しい木目が含まれることから人気があります。その他地域では、日本のミズナラやヨーロッパの多くの地域に自生するヨーロピアンオーク、北米原産のホワイトオークやレッドオークなどが有名です。

無垢フローリング材としてのオーク材の特徴
オーク材は、数あるフローリング材の中でも最も人気のある樹種のひとつと言えます。無垢材らしい力強い木目と加工性や床材としての適度な硬さといった機能面を併せ持っており、ヨーロッパなど土足文化がある地域でも古くから床材として長く愛用されてきました。 最大の特徴は、力強くも多様性のある杢目の表情です。天然木ならではの緻密で多様な木目の表情は、流行に左右されない安定的な人気のゆえんともいえます。 床材としての適度な硬さを持ち、古くからドア材やウィスキー樽などでも利用されていることから耐久性や擦り傷などが付きにくい耐摩耗性が高い機能性の高さにも定評があります。

5-2:チーク無垢フローリング材の特徴

高級無垢材の代名詞チーク材とは?

チーク無垢フローリング材の特徴について

名称:チーク/Teak [広葉樹:クマツヅラ科] 産地:インドネシア・ミャンマー・タイなど
用途:フローリング材・家具材・内装用建材・楽器など

チークの樹木の特徴
チーク材はウォールナットやマホガニーと並び世界の銘木としても有名です。樹木に含まれる油分が多い為、水気に強く耐久性に優れ、腐れにくいといった特徴があります。東南アジアを中心とした亜熱帯の気候で育つチーク材は、その耐久性と加工性の高さから様々な用途で利用されてきました。古くは寺院や船舶、フローリング材やデッキ材、内装用建材や楽器に至るまでその用途は多岐にわたります。

無垢フローリング材としてのチークの特徴
チークのフローリング材は、床材としての耐久性と美しい意匠性の高さから世界で人気のフローリング材としても有名です。特に、無垢材や内装材に精通したプロからの評価が高い木材と言えます。チーク材のフローリングには、油分が多く含まれ腐食や虫害からの耐性が高く施工後のあばれや曲がりが少なく寸法安定性が高いという特色があります。時間の経過とともに赤褐色の木目は濃く飴色に変化していくのも魅力と言えます。見た目の美しさから高級リゾートホテルの内装やブランドショップなどでの内装材としても広く採用されています。

5-3:アカシア無垢フローリング材の特徴

近年人気急上昇アカシア材の魅力

アカシア材無垢フローリングの特徴について

名称:アカシア/acacia [広葉樹:マメ科] 産地:マレーシアやベトナム、東南アジアなど
用途:フローリング材・家具材・デッキ材・木製食器など

アカシアの樹木の特徴
アカシア材は、ベトナムやマレーシアなどの東南アジアを中心とする亜熱帯地域原産の木材です。アカシア材は世界の様々な地域に分散しており、厳密には数百種類の品種が存在すると言われています。日本で流通するアカシア材の多くは、東南アジア原産の植林木で持続可能な木材として注目されており、リーズナブルな価格の割に適度な硬さと加工性の良さから近年人気を博しています。

無垢フローリング材としてのアカシアの特徴
アカシアのフローリング材の最大の特徴は、赤〜茶褐色の異なる色味のコントラストの美しさにあります。フローリング材として一般的に流通している多くは、ビックリーフアカシアと呼ばれ人の手により植林された持続可能な木材です。フローリング材では、白太(辺材)と赤味(芯材)や節などを含む形で多く流通しています。床材としても適度な硬さを持ち、無垢材らしいコントラストの美しさからフローリング材としても近年では人気の樹種となっています。

5-4:カバ・サクラ材無垢フローリング材の特徴

スタンダードで安定感のあるサクラ材

カバ・サクラ無垢フローリング材の特徴について

名称:カバ・サクラ/バーチbirch [広葉樹:カバ科] 産地:中国・ロシア・北欧・北海道など
用途:フローリング材・家具材・木製食器など

カバ・サクラの樹木の特徴
樺(カバ)は、中国やロシア、ヨーロッパでも広く分布している広葉樹です。日本では北海道などに自生しており、白〜ピンク色の木肌の表面はなめらかで割れにくく加工性の良さから家具材やおもちゃなどの木工材としても広く普及しています。広葉樹木の中でも供給量が多く安定していることから価格帯も比較的に安定しています。

無垢フローリング材としてのカバ・サクラ材の特徴
海外ではバーチ(birch)、国内ではカバ・サクラ材と呼ばれることも多いのですが、日本で多く見る桜(ソメイヨシノ)などとは違います。国内で多く流通しているカバ・サクラ材のフローリングの多くは中国、ロシア原産のカバ材が多く流通しています。ロシアや北海道などの寒冷地では木肌は白く、中国西南地方のカバ材はピンクの色味が特徴的です。加工性の良さや適度な硬さから日本でも床材としても古くから採用されています。女性的な柔らかな色味と木肌の滑らかさから人気の樹種と言えます。

5-5:クリ(栗・チェストナット)無垢フローリング材の特徴

玄人志向の人気材栗材の隠された魅力

クリ・栗無垢フローリング材の特徴について

名称:クリ・栗/チェストナット [広葉樹:ブナ科] 産地:中国・ロシア・北欧・北海道など
用途:フローリング材・家具材・枕木など

クリ・栗の樹木の特徴
クリの木は、栗の実がなる事から私たちにとっても身近な広葉樹と言えます。日本や中国でもおなじみの栗の木は、耐久性や硬さが優れており古くから神社仏閣の土台や鉄道の枕木としても利用されてきました。木質は重厚で力強い木目が特徴です。栗の木にはタンニンが多く含まれるため時間の経過とともに黄色に変化していく特徴を持っています。

無垢フローリング材としてのクリ・栗材の特徴
クリ材のフローリングの最大の特徴は、明瞭な杢目です。ブナ科のオーク材とよく似た色味ですが、色むらが少なく毛羽立ちも少なく床材として利用しやすい材質です。着色の塗装のりも良く明瞭な杢目を活かしたアンティーク調のフローリング加工にも適しています。床材としての硬さや耐久性にも優れている為、床材に精通したプロからは隠れた人気樹種として認知されています。

5-6:ブラックウォールナット(黒クルミ)無垢フローリング材の特徴

ブラックウォールナット無垢フローリング材の特徴について

名称:アメリカンブラックウォールナット(黒クルミ) [広葉樹:クルミ科]
産地:アメリカ・カナダなど北米地域
用途:フローリング材・高級家具材・楽器・内装用装飾部材など

ブラックウォールナット材の樹木の特徴
ブラックウォールナットは、北米原産のクルミ科の樹木でチークやマホガニーと並ぶ世界の銘木に数えられる貴重な樹種です。黒〜茶褐色の色味は、ブラックウォールナットの最大の特徴です。木質は緻密で重厚でありながら加工性も良くフローリング以外にも高級家具や楽器などにも多く使われ世界的に人気の高い樹種と言われています。同じクルミ科でも北海道や中国原産のオニグルミとは色味が大きく異なるため、ブラックウォールナットの名称で流通しています。

無垢フローリング材としてのブラックウォールナット材の特徴
ブラックウォールナットの最大の特徴は、茶〜紫・黒褐色の美しい色味です。世界の広葉樹の中でも黒色の樹木は少なく希少性が高く、加工性に優れ衝撃にも強いため世界的に高級家具材としても多く利用されています。近年では、無垢のフローリング材以外でもウォールナット色やウォールナット柄などウォールナットを意識した内装材が人気です。

5-7:パイン(松・マツ)無垢フローリング材の特徴

パイン(松・マツ)無垢フローリング材の特徴について

名称:パイン(マツ・松) [針葉樹:マツ科]
産地:ヨーロッパ全域・アジア全域・北南アメリカ全域
用途:フローリング材・建築材・家具材・内装用部材・パレットや梱包用材など

パイン(松・マツ)材の樹木の特徴
パイン材(マツ・松)は、針葉樹木を代表する樹種として世界中で幅広く利用されている樹種と言えます。日本だけ見ても黒松や赤松、トドマツやカラマツなどといった様々な種類の松材があります。ヨーロッパでは、北欧地域で伐採されるレッドパインやフランス沿岸部のマルティムパイン(ボルドーパイン)などが有名です。北・中南米地域のポンデロッサパインやロジポールパイン、ラジアータパインといったように世界中に様々な種類のパイン材(マツ・松)が世界中に広く存在しており、世界で幅広く様々な用途で利用されているのがパイン材の最大の特徴です。

無垢フローリング材としてのパイン材の特徴
パイン材は、無垢フローリング材としても広く世界中で利用されています。パイン材は、針葉樹の中では比較的に硬く油分を多く含むといった特徴があります。ただし、パイン材と同類の樹種は世界中で広く自生しており産地や種木によって硬さや色味・木目などが大きく異なります。フローリング材としては、北欧産のレッドパインが最も多くフローリング材として流通しており、一般的にパイン材のフローリングとしては、フィンランドやスウェーデン地域のレッドパインを指します。一般的には節やヤニ壺が含まれが、塗装のりが良く着色塗装して利用しやすいといった特徴があります。

[広葉樹と針葉樹の違いについて]

  • 広葉樹
  • 針葉樹

木材は、大きく大別すると広葉樹と針葉樹に分けられます。広葉樹は、葉が大きく横方向に大きく繁って行く傾向にあります。針葉樹は、葉がとがり上方向にまっすぐ伸びていく傾向にあります。

広葉樹とは 代表的な樹種:オーク・栗・チーク・サクラ/カバ・アカシア・ウォールナット/クルミ・楓など

広葉樹の多くは、天然で自生するものが多く伐採できる数量に限りある為、比較的高価な傾向にあります。多くの広葉樹は、育成に時間かかる反面で比較的に硬い樹種が多く家具材や内装用部材、建築資材、楽器といった用途が広いことも原材料価格に影響しています。無垢フローリング材においては床面に使用されるという用途から比較的に広葉樹が多く利用されています。

針葉樹とは 代表的な樹種:パイン/松・杉・桧・栂・モミなど

針葉樹は、植林による再生可能な資源として世界で多く流通しています。一般的な杉材などは樹齢30年〜50年ほどで伐期を迎え建築資材として利用されています。広葉樹と比較すると比較的柔らかく安価な傾向にありますが、安定的な供給量が確保できる為、主に建築資材として様々な用途で利用されています。

6.無垢フローリング材のグレーディングと価格の関係

  • 無垢材
  • 無垢フローリング材は、同じ樹種でも価格が大きく違ったり木目の表情が異なっていたりします。無垢フローリング材にはグレーディングという原材料の段階での選別が存在し、同じ樹種でもグレーディングによって節や白太の有無、木目の表情が変わり価格を左右しています。ここでは無垢フローリング材のグレーディングについてと価格の関係について解説していきます。

6-1:無垢フローリング材の価格はどうやって決まるのか?

無垢フローリング材の価格は、「木の種類」「グレーディング」「規格」の3つの要素を掛け合わせ価格を左右しています。無垢フローリング材の価格帯が多岐にわたるのは非常に多くの木材の種類に加えグレーディングや規格という要素が組み合わさっているからなのです。

無垢フローリングの価格=「木の種類」×「グレーディング」×「規格」

6-2:無垢フローリング材の木の種類と価格の関係とは?

無垢フローリング材は、木材の種類によって価格が大きく変わります。世界中で需要があり人気の樹種の価格は評価され上り、その逆は下がります。世界的に評価の高い樹種には以下の傾向があります。

[世界的に評価の高い樹種の傾向] -木目が美しく意匠的や見た目の良い樹種
-木材の加工がしやすく寸法安定性が高い樹種
-伐採量に対して人気や需要が高い樹種
-広葉樹や南洋材の硬い無垢材は、床材以外にも家具や楽器といった需要があり高価な傾向

参照図:代表的な床材の樹種を価格と硬さの相関関係図

樹種別価格と硬さの相関図

※上記チャートは同一グレードの各樹種を比較した場合のチャートになります。
但し産地やグレード、規格等により価格の幅は大きく異なります。

6-3:無垢フローリング材のグレーディングとは?

無垢フローリング材は原材料を選定する段階で節や白太の有無、色味などによって選別を行います。選別基準のことをグレーディングと呼びます。グレーディングは、樹種と同様に無垢フローリング材の価格を大きく左右します。

フローリングのグレードについて

[Aグレード]プライムグレード

プライムグレード

[プライムグレードの特徴]
基本的に節がない部分の無垢材を切り出し無垢フローリング材として製造されます。色むらの比較的に少ない芯材部分の割合が多く、寸法安定性にも優れた傾向にある。

[Bグレード]セレクト/ナチュラルグレード

セレクトグレード

[セレクト/ナチュラルグレードの特徴]
節部分や白太(辺材)を含むグレード。色むら等のばらつきの差が大きく無垢材らしい表情が出やすい。部分的に入り皮や節を補修したパテ埋め処理が施されている。

[Cグレード]ラスティックグレード

ラスティックグレード

[ラスティックグレードの特徴]
大部分に大小様々な節や白太(辺材)を含むグレード。色のばらつきや木目の差が大きく入り皮や随芯も含まれています。全体的に大きな節を含み、節の補修に樹脂やパテによる補修が施されています。

7.無垢フローリングを長持ちさせる塗装別お手入れ方法

一般的な無垢フローリング材の表層の塗装には大きく分けて2種類の塗装が施されています。無垢フローリング材の塗装の種類によって無垢材の質感や艶感は大きく変わりますし、日々のメンテナンスやお掃除方法も大きく変わります。ここでは無垢フローリング材の塗装方法について解説しています。

  • 掃除イメージ
  • ウレタン塗装無垢フローリング

ウレタン塗装(UVウレタン塗装)

ウレタン塗装とは、ウレタン樹脂を硬化させてフローリング表面に塗膜をつくり汚れや傷から保護する塗装です。フローリング工場での生産の場合、ウレタン塗装の樹脂に紫外線を照射して硬化させることからUV塗装と呼ばれることもあります。硬化したウレタン塗膜は、水気や汚れ、油分などに対して耐性が高いのでお手入れがしやすいのが特徴です。ウレタン樹脂によって硬化させるため工業的な艶感が出るといった見た目の違いもあります。

ウレタン塗装フローリングのお手入れ方法

通常のお掃除方法での掃除でOKです。水拭きも可能ですが、必ず雑巾を硬く絞って使用することが大切です。定期的なメンテナンスのワックスの必要はありませんが、表面の艶感を出すためにメンテナンスワックスを使用する際には必ずウレタン塗装専用のワックスを使用しましょう。また、ワックスによっては艶感が大きく変わることがあるので部分的な試し塗りをして艶感を確認するのが良いでしょう。

通常のお掃除方法 お掃除の際の注意点 メンテナンスワックスの使用
◎掃除機
◎雑巾乾拭き
◎ドライシートでのお掃除
〇雑巾での水拭き
※雑巾は硬く絞って使用する
通常の掃除機でのお掃除や雑巾がけ等で問題はありません。水分や液体をこぼした際には速やかにふき取る事。 頻繁にワックスを使用する必要はありません。使用する際はウレタン塗装専用で試し塗りをして艶感を確認する。
  • 水拭き
  • オスモ塗装無垢フローリング

自然塗装(オイル塗装)

天然の油分を主な原材料とする自然塗料を塗布して表面の保護する塗装方法です。自然な艶感が特徴的な塗装方法で木材との相性が良く木材表面に浸透して保護性能を発揮することから浸透系塗装とも呼ばれます。無垢の質感を美しく保ち木材本来の湿度調整機能を活かせる塗装方法です。自然塗料は、傷や摩耗に対しての耐性はありませんが無垢材の表面を乾燥や水気から守るための塗料で手軽にメンテナンスできるという利点があります。

自然塗装フローリングのお手入れ方法

通常のお手入れ方法でお掃除が可能です。通常時は、掃除機やシートタイプワイパーなどでごみを取り除きましょう。水拭きも可能ですが、頻繁に水拭きをすると表面の油分が少なくなりますので月に1〜2回程度を目安にし、表面が乾いてカサつき始めたら専用メンテナンスワックスで油分を与えてあげると自然な艶感と水気に対する保護性能を取り戻してくれます。

通常のお掃除方法 お掃除の際の注意点 メンテナンスワックスの使用
◎掃除機
◎雑巾乾拭き
◎ドライシートでのお掃除
△雑巾での水拭き
※雑巾は硬く絞って使用する
通常のお掃除方法でOK。表面にオイルが塗布されていますので水拭きの頻度を少なめで。化学薬品の使用はNGです。 オイル塗装用の専用メンテナンスワックスで定期的に油分を与えることで質感と保護性能を保つことができます。
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  • [自然塗装専用メンテナンスワックス]
    オスモ社は自然塗料発祥の地ドイツから世界的に有名な自然塗料の専門の実績ナンバーワンメーカーです。日本国内でも手軽に購入できます。手軽なお手入れ用のウォッシュ&ケアーと定期的なワックスがけにはワックス&クリーナーがおすすめです。

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8.無垢フローリングの水拭き&ワックスはOK?

日々のお手入れに関連して無垢フローリング材の水拭き掃除や定期的なワックスの塗装に関するご相談も多くお問い合わせいただきます。一概に無垢フローリングといっても塗装の種類によってお手入れが異なることはあまり知られていません。ここでは特にご質問の多い無垢フローリングの水拭き掃除とワックスがけに関して説明していきましょう。

8-1:無垢フローリングでも水拭き掃除がOKって本当?

無垢フローリング材は、水気を多量に含むと膨張したりシミになったりします。そういった理由から水拭き掃除はできないと考えられています。結論から言うと水拭き掃除をしても問題はありません。ただし、水こぼしや長い時間の水気の放置はよくありません。お掃除方法でも触れているように硬く絞った雑巾で多量の水気を含ませないことが重要です。ウレタン塗装の無垢フローリング材は、表面に樹脂の塗膜を形成しているので頻繁に水拭きしてもさほど問題ありません。自然塗装やオイル塗装の無垢フローリングは、表面を天然の油分で保護していますので水拭きの頻度によっては保護塗料が取れていきます。フローリングの表面がカサつき始めたら自然塗装専用ワックスを塗装すれば長く美しい質感を保つことができます。

8-2:ワックスがけは塗装の種類よって分けましょう。

無垢フローリング材のワックスがけは塗装の種類によって分ける必要があります。お手入れ方法の項目でも触れていますが、まずは無垢フローリングの塗装を確認しましょう。ウレタン塗装であれば、基本的には定期的なワックスがけは必要ありません。艶出しを目的とするワックスがけの際には、必ずウレタン塗装用のワックスを使用して試し塗りをして艶感を確認しておく事が大切です。 自然塗装やオイル塗装の無垢フローリング材は、自然塗装専用のワックスを必ず使用する必要があります。無垢フローリングの表面がカサつき始めて艶がなくなるとワックスがけのタイミングです。塗りすぎに注意してワックを塗布してあげれば自然な艶感と水気に対する保護性能が蘇ります。

9:無垢フローリング選びで後悔しない3つのポイント

  • 3Dパース
  • 日常の生活空間の一部となるフローリング材だからこそどんな床材にした方が良いのかと悩むのは当然です。特に無垢フローリング材は、木材の種類に加え塗装や規格を加えるとその数は非常に多岐にわたります。そこで無垢フローリング選びで基本的に抑えておくべく3つのポイントをご紹介しておきます。

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どのような商品にも必ず長所や短所が存在します。無垢フローリング材は、見た目の意匠性に優れ無垢の木の質感や色味のコントラストなど様々な優れた長所を持っています。その反面で温度変化や湿度によって形状が変化しやすいという弱点も持っています。先にも触れたメリットやデメリットも踏まえ理解しておけばきっと後悔することはないでしょう。

¬宜ぅ侫蹇璽螢鵐阿亮種や塗装のタイプを理解しておく

無垢フローリング材は、樹種によって様々な色味や特徴を持っています。全体のイメージは施工事例などで確認しておいてカットサンプルなどの実物で木の色味や塗装の質感を中心に確認しておくと安心です。塗装のタイプによって日々のお手入れ方法やメンテナンス方法などは大きく変わります。長く生活を共にするフローリング材だからこそ見た目だけではなく日々のお手入れも併せて理解しておくと良いでしょう。

L宜ぅ侫蹇璽螢鵐阿里手入れ方法も理解しておく

無垢フローリング材は、お手入れが面倒だと思われがちですが、そんなことはありません。無垢フローリングに適したお手入れ方法を理解しておけばお部屋をきれいに保ち、無垢材の美しさを長く保つことができます。お手入れ方法では、無垢材の種類よりも表面の塗装の種類を理解してお手入れ方法を使い分けることが重要なポイントです。

10:無垢フローリングの黒ずみや水染みの原因と対処方法

無垢フローリングのお手入れのポイントは余分な水気や残さないことです。しかし、どうしても無垢フローリング材に付着した汚れや水染みを取りたい際には原因を見つけて対処しましょう。ここでは無垢フローリング材に黒ずみや水染みがついた際の原因と対処方法について解説していきます。

  • 無垢フローリング 黒ずみ
  • 無垢フローリング 水染み

10-1:無垢フローリングの黒ずみや水染みの原因

無垢フローリング材の黒ずみや水染みに関する記事もネット上で拝見します。実は、無垢フローリングの黒ずみや雨染みに関する記事の多くは水気を吸い込みやすい針葉樹(杉や桧、マツなど)の無塗装品の無垢フローリング材に関するものがほとんどです。塗装を施していない無垢フローリング材は、汚れや水気に対する耐性がほとんどありません。当然ながら簡単に汚れるのです。

黒ずみや雨染みには以下のような原因が考えられます。

[黒ずみや雨染みの原因]

  • 杉や桧、パイン材の無塗装品に塗装が施されていないため簡単に水染みができた。
  • 上記と同様に黒いシミのような跡が残った。
  • 長期間、雨や水気がかかる場所で使用してカビのような染みができた。
  • 色のついた塗料や汚れが床についてそのまま染みになった。

10-2:対処方法は研磨(サンディング)&再塗装がベスト

  • サンディングの様子
  • 無垢フローリング材は、表面だけでなく内部まで同様の樹種なので市販のサンドペーパーなどで研磨(サンディング)すぐことが可能です。ただし、研磨(サンディング)する前にもともとのフローリング材の塗装の状態を事前に確認することが重要です。ウレタン塗装などの樹脂塗膜が硬化している塗装の場合には、研磨(サンディング)が困難な場合もあります。無塗装やオイル塗装の場合の研磨は容易に行えますので必ず事前に確認しておきましょう。

[研磨&再塗装の手順]

仝従のフローリングの塗装の状態を把握する

∋堡里離汽鵐疋據璽僉爾派縮未鮓λ瓩垢觝脳は粗目の100番台で削り徐々に細かい200番台〜300番台で仕上げる。
※無塗装&自然塗装は、簡単にサンディングできるがウレタン塗装は結構大変。 ※研磨範囲が広範囲の場合は専用の電動工具を使用すると簡単に研磨できます。

表面を研磨して汚れや水染みが取れたら再度塗装する既存の塗装がウレタン塗装の場合は、試し塗りして艶感を確認して再塗装する。無塗装&自然塗装の場合は、自然塗料を雑巾などで再塗装する

参照)サンディング用マキタ電動工具

マキタ電動工具

上記の方法でたいていの場合の汚れや水染みを取り除くことは可能です。研磨する際に既存のフローリング面の塗装の種類を把握することが重要です。また、木材内部まで水分や汚れが浸透してカビなどの原因による黒ずみの場合には着色系の塗料などでより濃い色味の塗装を施す場合や全面的な張替えが必要になります

11.無垢フローリングガイド解説のまとめ

  • 無垢フローリングについて解説してきました。いかがだったでしょうか?無垢フローリング材には無垢材ならでは質感があり、魅力的な床材です。新築住宅や店舗、リノベーションの内装を検討する際に床材は非常に重要な内装のポイントだといえます。どうせなら気に入った内装やこだわりの床材を選定して満足いく空間にしたいと誰しもが思うのではないでしょうか。 内装材を決める際にどうしても知らないことばかりで決められないのは当然ですが、知識として知っておけばフローリング材を選ぶ際にきっと役立ちます。フローリング材を選定する際の参考にして満足いく内装材の選定にお役立てください。

  • 無垢フローリング施工事例5
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