施工手順

無垢の床材を永く楽しむには、フローリングの質の良さも大変重要なのですが、
それと同じぐらい施工をしっかりセオリー通り行っておくことが必須条件となります。
ここでは、その施工手順の重要事項を図解を交えながらご説明させて頂きます。

1.下地施工

無垢フローリングの施工に際して、下地作りは最も重要な工程です。
無垢フローリングに配慮した湿気対策や下地合板の段差を取り除く必要があります。
下記に一般的な3種類の工法での施工手順を解説していますのでそれぞれの手順に則りフローリング下地を施工してください

根太張り工法の場合

⓵大引は90mm角以上、根太は45mm角以上の乾燥材のプレナーをかけた木材を使用してください。
大引の間隔は3尺、根太は1尺(303mm)以内としレ ベルと水平にして施工してください。

12mm以上の構造用合板を必ず捨て張りして下さい。 合板が乾いている事を確認して下さい。
床下の湿気対 策として根太と合板の間に防湿シートを使用して下さい。

2蔀蝋臠弔侶僂目には2〜3ミリ程度の隙間をあけてください。

ネダレス工法の場合

.優瀬譽更法の際には、105mm角以上の乾燥プレナー の木材を大引として使用してください。
大引の間隔は1000mm以内としてください。

■嘘床にネダレス合板を使用する場合には、合板と大引の 間に防湿シートを敷き施工をしてください。

ネダレス合板には24mm以上のサネのないタイプの構造用合板を使用し、合板の継ぎ目には2〜3mm程度の隙間を設けてください。その際、合板が乾燥していることも必ず確かめてください。

二重床工法の場合

二重床工法の場合には、コンクリートが十分に乾燥していることを確認してから施工を開始してください。床下地となるパーティクルボードと直角になるように12mm以上の構造用合板をフローリングの下地材として必ず施工してください。決してパーティクルボードに直接フローリングを施工しないでください。
二重床の場合、下地となるボードの不陸は、床鳴りの原因や床材の不陸となります。必ずパテ処理等を行って不陸を取り除いてから施工してください。

2.仮並べ

無垢フローリングは、天然木のため表面の木目や色調が一枚一枚異なります。
施工前に仮並べの作業を行い色調や木目のバランスの調整を行えば、より美しい仕上げになります。
仮並べの際に木の曲がりなどを確認しておいて、部屋の外周部に使用するカット材としてご使用頂ければ商品のロスを少なくすることができます。

3.フローリングの張り込み

フローリングの張り込みを行う際には接着剤(ウレタン系樹脂ボンド)と専用釘(38mm以上のスクリューネイルかフロアーステープル)の併用で下地合板にしっかり固定して施工をしてください。

・使用する接着剤はウレタン系樹脂ボンドを使用してください。
木工用白ボンド(酢酸ビニルエマルジョン系)の使用は厳禁です。
・フィニッシュネイルの使用はお控えください。

フローリングを施工する際に専用のスペーサーを利用してフローリングとフローリングの間に0.2〜0.3mm程度の隙間を設けて施工してください。
無垢フローリングの膨張に対しての逃げを設けて施工していきます。
木槌などでのフローリングへの過度のカチコミは厳禁です。
・フローリングの隙間を設けていない場合突き上げ等の原因をなりますのでご注意ください。

巾木の下にも5〜10mm程度のクリアランス(隙間)を設けて無垢フローリングが湿度などにより膨張した際の突き上げを防止する対策を施してください。
クリアランスがない場合には突き上げ等の発生が多く報告されていますので、必ず設けて下さい。

掃き出し窓やサッシの収まり、敷居納めの場合などにもクリアランス(隙間)を設けコーキングの処理を施してください。
サッシ窓の結露による水滴が床面に達し床材を痛めるケース等も報告されています。ご注意ください。

4.施工後の養生

フローリングの張り込みが終わりましたら傷などが付かない為に養生を速やかに行ってください。
その際、フローリング表面の細かなチリやホコリなど掃除機などでキレイに吸い取りフローリング表面にゴミなどが付着した状態で養生しますと表面の傷となりますのでご注意ください。

養生方法

フローリングを養生する際には専用の養生ボードで床面全体を覆い養生テープで固定していきます。
養生テープで固定する際には無垢フローリング表面に養生テープの接着面が触れないように注意が必要です。塗装の有無に限らず養生テープの接着剤がフローリング表面の塗装を剥いだり、変色の原因となります。

5.御引渡し前のクリーニング・美装について

無垢フローリング表面の仕様(UV塗装、自然塗装、無塗装など)によってクリーニング方法は異なります。

表面の仕様 クリーニング法 汚れや美装に関して
UV塗装
(塗膜系塗料)
掃除機をかけるか、固く絞った雑巾などで表面のホコリを吹き上げてください。
特殊なクリーニングは基本的に不要です。
基本的にはワックス等は不要です。
どうしても必要な場合にはメーカー確認の上で専用クリーナーワックス等を使用してください。
自然塗装
(浸透系塗料)
掃除機で表面のゴミなどを取り除いてください。表面に付着した塗料が余分な場合は乾いた雑巾で表面を拭きあげてください。
※水ぶき等は厳禁です
汚れや部分的なシミなどのついた場合には同等の自然塗料を購入し、部分的な試し塗りをして色を確認して再塗装してください。
※カラー品は不可自然塗料推奨メーカー
(オスモ社/リボス社/プラネット社等)
無塗装品 無塗装品の場合には床材の表面保護の観点から現場での自然塗装をおすすめしています、その際には表面の汚れやゴミをきれいに掃除機や乾いた雑巾で清掃し塗装してください。※水ぶき等は厳禁です 自然塗装を施す際には表面の汚れを取り除き、一度軽く自然塗料を施した後にサンドペーパー(180〜240番)で表面の毛羽立ちを取り除き再び自然塗料を施し、仕上げに乾いた雑巾でしっかり拭き上げてください。

※フローリングの仕様に限らず表面に目立つ傷や塗装の剥離などが発生した場合には専門の補修業者による補修を施してください。自然塗装(着色)などの補修も同様の措置をとってください。

床暖房の仕様に関して

無垢フローリングで床暖房を使用する際には、床暖房対応の専用無垢フローリングを使用してください。
通常の無垢フローリングで床暖房を設置して使用した場合、表面の割れや隙間などが発生しています。
又、熱源シート式の床暖房は急激な温度上昇が発生するため無垢フローリングには適しません。温度上昇が緩やかな温水式床暖房を推奨しています。

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