【プロがオススメする無垢フローリングの選び方】

 

無垢フローリングどうやって選ぶべきか。


フローリング選びは住空間のイメージを左右する大きな悩みの
種です。膨大な種類の床材から無垢のフローリングを選んだけ
ど「どれを選んだらいいのかわからいない。」そんな声をよく耳
にします。 
無垢の木のフローリングを選ぶ際の様々な切り口やポイントな
どを分かりやすく解説していきます。 

   

1.樹種/木の種類からフローリング材を選ぶ

 

様々な床材の中から、無垢の木のフローリングを選ぶ場合にはそれぞれの木の特徴を理解する事が大切になります。木には安価な物から高価なものといった価格面の特徴や木材の表面が硬い物から比較的柔らかい素材といった硬さの特徴があります。価格帯や硬さを相対的に比較した下記のグラフをご覧ください。  

 

一概に高価なものが良くて柔らかい素材がダメという事ではありません。フローリング選びで大切なのは自分の生活空間での自分の好みや価値観から優先順位を付けることが大切です。無垢フローリングと言っても樹種によって硬さや風合い、木肌の模様などそれぞれ特徴があります。オーク(ナラ)材やウォールナットなどの堅めの樹種は、耐久性が高く傷がつきにくいが比較的価格が高い傾向にあります。杉材やパイン材は、柔らかい反面踏み心地に優れ生活空間では疲れにくいという特徴があります。フローリング材の様々な木材の特徴を理解して、優先したい見た目や質感を木の種類から選ぶことが重要なポイントになります。


[硬さに関する木の特徴と価格の傾向]


硬い木の特徴
表面に傷が付きくい反面、木材の成長に時間がかかる為に比較的高価な傾向がある。
 
柔らかい木の特徴
表面に傷がつきやすい反面、踏み心地が良く生活してても疲れにくく比較的安価な傾向にある。

大切なポイント !
!木の特徴を理解して理想のイメージ空間に合うフローリング材2〜3種類を絞り込む
!写真で分からない質感などはショウルームやサンプルなどで現物を触ってみると良い 

[代表的な木・樹種の特徴]

フローリング材を代表する樹種です。木の表面も比較的硬く、様々なインテリアや家具にも合わせやすい特徴から人気の樹種と言えます。日本では北海道以北の寒い地域で育ち、北欧家具などを代表とする家具材などにも使用されるため、世界的な需要があります。 床材として使用する際の注意点としては、ささくれや毛羽立ちしやすい傾向があるので無塗装品よりもウレタン塗装や自然塗装で採用するほうが良いでしょう。

一般的にはサクラと呼ばれることが多いが、正式には樺・カバという樹種で白やピンクの表面の色味が特徴的な樹種。無垢フローリング材(広葉樹)としての日本での流通量では最も多く実績がある樹種と言えます。 表面は適度な硬さとしなやかさがあり、比較的施工がしやすく木目も優しく清潔感を与えてくれます。 経年変化に伴い時間と共に木の表面が、黄色く変化していくといった特徴があります。

世界的に有名な木材でフローリングとしても根強い人気があります。東南アジア(インドネシアなど)を原産とする木材で、木材に含まれる油分が多く腐りにくい特徴があります。その特徴から古くは木造船などの船舶やリゾートホテルのデッキなどにも使用されてきました。 比較的高価な樹種ですが、木材自身の油分が強いため水気や害虫にも強い傾向があり、世界的な需要があります。使い続ければ艶が増し飴色に変化していく特徴が長年愛用される人気の秘密でもあります。

アメリカを原産とするクルミの木で、高級家具にも使用される樹種で近年大変人気があります。茶褐色〜黒色の大ぶりな木目が特徴的で、硬さや質感もフローリング材として適しています。 比較的には男性が好む樹種としての傾向がありますが、寸法の安定性や硬さなどのフローリング材しての適正も十分満たしているので近年では高級フローリング材の代表格として人気がある樹種と言えます。

パイン材は日本語で松(マツ)の木を意味します。ボルドーパインは、フランスの海岸松の一種で、比較的柔らかい傾向の針葉樹の中でも適度な硬さが最大の特徴と言えます。 フィンランドなどの北欧を原産地とするレッドパイン(赤松)は、木目が美しく柔らかいという特徴に対して、ボルドーパインは力強い木目と表面が硬い特徴を持っています。フランス独自の塗装や染色といった表面加工の豊富様もボルドーパインならではの特徴と言えます。

 

2.フローリングの色味や風合いから選ぶ

 

  フローリング選びの切り口として色味から選ぶという選択もあります。フローリング材の色は、A:木材の木本来の色味とB:着色を施すことによって出す色があります。それぞれの特徴は以下になります。

A:無垢の木が本来持つ色味の特徴
木には様々な種類があるように、色味も様々です。茶色や白、赤やピンクといった様々な色を持つ木が存在しますが、木が本来持つ色味は、天然の木材が持つ特性であり一色で表現できない多様性に富んだ味わい深い色味が最大の特徴です。素材感を大切にしたい場合は無垢の木の色味を考慮しましょう。
B:着色を施して出す色味の特徴
近年は、様々な塗料があり様々な着色をフローリングにも施すことが可能なりました。着色を施すことによりフローリングの色味を変えることは可能です。ただし、表面を塗料によって着色した場合には部分的に着色が取れた場合には木本来の色味が出ることがあります。補修する際には、色合わせ等に技術が必要なためプロの補修業者に依頼したほうが良いでしょう 。

 
大切なポイント !
!フローリング材の色味には木材本来の木の色と着色による塗装の2種類がある事を理解する
!床材本来の素材感や色味を活かしたい場合は、壁や天井の色味はシンプルな方が合わせやすい。

フローリングを色味や風合いから選ぶ

 

3.フローリングの規格や特徴・仕様用途から選ぶ

 

フローリングを選ぶ際の切り口としてフローリングの規格や特徴、用途から選ぶこともあります。

[フローリングの規格や特徴]
表面の仕上がりの規格・特徴 → 無塗装・オイル塗装(オスモ等)・ウレタン塗装(UV 塗装等)
機能性や見た目としての特徴 → 床暖房対応フローリング・幅広やソリッド(OPC/一枚板)タイプ
使用用途 → 店舗向け無垢フローリングや壁材など
 

 
無垢フローリングの特徴や規格を知ることは後悔しないフローリング選びの大切なポイントです。
表面の塗装に関しては、メンテナンスや掃除のしやすさを重視する場合はウレタン塗装のフローリングを採用したほうが楽です。木材の質感や素材感を重視する場合は、自然塗料(オイル塗装)が好まれています。
フローリングの規格に関しては、幅が広いタイプのフローリングは、視覚的効果から空間が広く見えると言われており実際リビングなどで好まれる 傾向にあります。その他にも機能性や意匠性の観点から、床暖房に使用できるフローリングやアンティーク調のフローリングなど好みのタイプや優先順位からフローリングを選ぶことも可能です。

[フローリングの規格や特徴、用途など] 

フローリング材の表面に塗装を施していない状態。現場での着色塗装などを施す際に適している。一般的には、表面を保護する塗装を施すのが一般的です。現場で塗装を施す際にはオイル等の自然塗装を施すことが多い。 フローリング表面は、水気や汚れから守られていない状態なので必ず保護塗料を塗る方が良いでしょう。

フローリング材の表面に天然塗料のオイルやワックスなどを塗装した状態。優しい質感を保ちながら木の呼吸を妨げない為、フローリング材以外にも家具等でも多く採用されている。代表的なメーカーとしては、オスモ社の塗料が有名です。表面の保護塗装は定期的なメンテナンスが必要です。 (住宅の場合は3カ月〜半年に1回程度)

フローリング材の表面にウレタン樹脂等の塗料で保護膜を施した状態。水気や汚れなどからフローリングを保護する性能が高く、定期的なメンテナンスは基本的には必要ありません。フローリング材の表面にウレタン樹脂等の保護膜が施されている為、足ざわりはどうしても冷たくなる。工業的な艶が出るのが特徴的です。

複合フローリングとは、合板の基材に無垢の木の挽板(2〜3mm)を合わせた床材です。温度変化による膨張や収縮の値が低いため床暖房設備を設置しても隙間ができにくい特性を持っています。150mmの幅広タイプで自然塗装を施した自然な質感が魅力です。

フローリング一枚を一枚の板で形成したタイプのフローリング。 お部屋全体に施工した際に継ぎ目の箇所が少ないため、見た目にもすっきりした印象が魅力です。木材の一枚板から形成されている為、無垢の木の素材感を活かせる反面、曲がりや反りが出やすく比較的高価な傾向があります。

一般的に流通している無垢フローリングの幅は、90mmです。より幅の広い(120・150mm等)タイプのフローリングも存在します。幅の広いタイプのフローリングは、木の木目がはっきりと見えやすく施工も早いというメリットがあります。但し、120mmを超える無垢材の場合は幅と比例して厚みが厚くないと反りやすい傾向があります。

店舗向けの床材には、無垢材以外にも様々な素材が利用されています。
・長尺シートフロアー
・クッションフロアー
・磁器タイルや石材等
無垢材のフローリングは、意匠性の高さから店舗でも採用されることもあります。水気対策やメンテナンス方法を理解したうえで無垢フローリングを採用することをお勧めしています。海外では、基本的に土足での採用が多いので傷や摩耗に対する理解とメンテナンス方法を事前に確認しておくことが重要になります。

 

4.お部屋の空間のイメージから選ぶ

 

フローリング選びに必要な様々な規格や仕様などを解説してきましたが、フローリング材に関しての知
識を深めたうえで最後にもう一度全体を俯瞰して見直す事が重要です。それは「どんなイメージのお部
屋で生活したいか?」という観点で見直すことをお勧めいたします。様々な素材や木材の知識を踏まえ
て頭の中にある理想の空間のイメージから自分が選んだ「木材の種類」「色味」「規格や仕様」を見直し
て納得できればぴったりの床材が見つかるでしょう。代表的な4つのパターンのお部屋のイメージを御
紹介します。

 

A:ナチュラルモダンスタイル


 

最もオーソドックスで飽きのこない定番のスタイルと言えます。フローリングの色味としては茶系や白系 の中間色の床材が多く採用されま す。木材の節や色のムラをアクセントにする際には、壁や天井をシンプルな柄にするとフローリングがより引き立つ印象を与えてくれます。

B:アンティークスタイル


 

北米やヨーロッパを中心に「古材」を再利用したリクレイムドウッドでおしゃれな空間のリノベーション が人気を博しています。意匠性の高さに加え「味わい」や「落ち着き」を共存させた空間は、住宅以外に も店舗やカフェなどでも増えています。全体を全てアンティーク調で整えるのではなく、床や壁、ドアな どのワンポイントでの採用が近年の主流になっています。フローリング材では、本物の無垢の木材にエイ ジング加工を施したアンティーク調のフローリング材が人気です

C:ラグジュアリースタイル


 

大人の為の高級感のある空間を求める場合は、黒〜濃茶系のフローリング材を採用することでお部屋全体 を引き締め高級感を演出することが出来ます。ただし、色味も重要ですが本物の木の素材感があるからこ そ高級感が演出できるので、単に着色による塗装を施したフローリングは避けたほうが良いでしょう。 木材の種類としては、チーク材やウォールナットなどの木目の素材感があるものが人気の樹種と言えます。

D:スマートモダンスタイル


 

シンプルにモダンな空間を演出したい場合には、フローリング材の節や色むらのすくないものを選ぶとよ いでしょう。床材のアクセントを抑えることにより全体のバランスがとりやすくなります。オーク材やサ クラ材、チークやクリ材といった中間色の色味の木材が人気があります。どんなインテリアにも合わせや すいので失敗が少ないスタイルともいえます。

【フローリングの選び方まとめ】


 

フローリング選びは、住宅の部屋全体の印象を決める重要な要素です。たくさんの床材の素材の中から無
垢のフローリング材を選ぶ際にはぜひ上記の4つの切り口を参考にしてみてください

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