無垢フローリング・床材の種類や価格

無垢フローリング材は、木の種類やグレードの違いによって価格も違います。「無垢の床材を採用したけど無垢材は高いでしょう」という声を耳にします。そんな声は正しくもあり間違ってもいるというのが正しい答えではないかと思います。無垢フローリング材は、「木の種類」「グレード」「規格」などによって価格が大幅に変わってきます。ここでは無垢材で使用される様々な木の種類から価格の傾向や特徴を分かりやすく解説していきます。無垢フローリングに対する正しい知識を得て床材選びにお役立てください。

目次

1.「無垢フローリングの価格に関する基礎知識」
2.「無垢フローリングの木の種類と価格の傾向」
3.「まとめ:無垢フローリング種類と価格」

1.無垢フローリング材の価格に関する基礎知識

無垢フローリング材は正式には「単層フローリング」と呼ばれ、フローリング全体が無垢の木で形成された床材を指します。無垢フローリング材の価格の違いには「木の種類」や「グレード」、「規格」の3つの要素が関係しています。

無垢フローリングの価格=「木の種類」×「グレード」×「規格」

1−A 木の種類と価格

無垢フローリング材に使用される木の種類によって価格が変わります。簡単に言うと使いやすくて人気があり床材に適した木材は価格が上がり、その逆は価格が下がります。
世界的に人気の高い樹種には以下の傾向があります

  ‐木目の美しさなどの見た目が良い
‐木材の加工がしやすく木材の寸法安定性が高い
‐伐採量に対して人気や需要が高い
‐広葉樹や南洋材の硬い無垢材は、床材以外にも家具や楽器といった需要があり高価な傾向。

※上記グラフ以外にもグレードや規格によって無垢材の価格は左右されます。


1−B 無垢材のグレード


無垢材の材質にはそれぞれグレードがあり、同じ木の床材でもグレードの違いにより価格が変わります。

プライムグレード[Aグレード]

特徴
基本的に節がない部分の木材を切り出して製造される。
寸法安定性が高い芯材(赤味)部分の割合が多い

※無垢材の場合、色むらやバラつきは含まれる。
※板目や柾目は必ず混在している 

セレクト/ナチュラルグレード[Bグレード]

特徴
節部分や辺材(白太)を含むグレード
色ムラやバラつきの差が大きい
無垢材らしい木目の表情は出やすい

※節以外にも入皮等が含まれます

ラスティックグレード[Cグレード]

特徴
大部分に節や辺材(白太)を含むグレード
色のばらつきや木目の差が大きい
大きな節や入皮、髄芯などが含まれる
部分的な補修など箇所も一部に含まれる

1−C 無垢フローリングの規格の違い

無垢フローリング材は規格の違いによっても価格が変化します。
ユニ(UNI)といった無垢材を数枚繋ぎ合わせてフローリング材として形成させるタイプが最もスタンダードで
すが、無垢材のピースの厚みや幅が大きくなると高価になります。無垢材のピースが小さくなると安価になる傾向にあります。


[高価傾向]ソリッド/OPCタイプ
一枚の無垢の板材をそのままフローリング材として使用するタイプ

[スタンダード]ユニタイプ
数枚の短い無垢材のピースを縦方向に接ぎ合わせて一枚のフローリング材として使用するタイプ

[安価傾向]FJLタイプ
数枚の短い無垢材を縦+横方向に次ぎ合わせて一枚のフローリング材として使用するタイプ

その他の規格

  • [比較的高価]乱尺 

  • [比較的高価]ヘリンボーン


2.「無垢フローリングの木の種類と価格の傾向」

無垢フローリング材に使用される木材の種類は、多岐にわたりますが、大きく分けて広葉樹(オークなど)
と針葉樹(杉や松など)に分けられます。

広葉樹:成長が遅く無垢材の製品となるまでに時間がかかり比較的高価な傾向にあります。
    木材の表面の堅さが硬く耐久性が高い傾向にあります。

針葉樹:成長が早く無垢材の供給量も多いため比較的に安価な傾向にあります。
    比較的柔らかい反面、体にかかる負担が少なく疲れにくく踏み心地に優れている。

オーク(ナラ)無垢フローリング材
[ブナ科広葉樹]

価格帯:□□□□□□□□□□

広葉樹の中でも人気の樹種で耐久性に優れています
グレードや規格によって価格帯は大きく変わります。
人気の樹種だけにフローリング材のバリュエーションも豊富。

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サクラ系(バーチ・カバ)無垢フローリング材[カバノキ科広葉樹]

価格帯:□□□□□□□□□□

供給量が安定している為、広葉樹の中でも割安な傾向の樹種
世界中に同種が存在し、産地によって色味が白〜肌色やピンクなど差がある。

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ウォールナット(クルミ)無垢フローリング材
[クルミ科広葉樹]

価格帯:□□□□□□□□□



北米原産の広葉樹で世界的にも人気の高い高級材。 木目が美しく重厚感があり、床材以外にもテーブルなどの高級家具や楽器と いった需要も高く世界的な人気が高い木材。

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チーク無垢フローリング材
[クラマツヅラ科広葉樹]

価格帯:□□□□□□□□□

東南アジア原産の広葉樹で世界の三大銘木に数えられる高級材
木材に含まれる油分が多く、耐久性や寸法安定性が広葉樹の中でも優れてお り世界的な需要も高い無垢材。

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チェストナット(クリ)無垢フローリング材
[ブナ科広葉樹]

価格帯:□□□□□□□□□□



栗材ははっきりとした木目が美しい広葉樹で、古くは神社仏閣の土台や鉄道 の枕木として利用され耐久性が高いことでも知られています。
無垢材表面の材質は重厚で弾力性もあり加工がしやすいといった利点の割に は比較的割安な価格帯の無垢材と言えます。

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ボルドーパイン無垢フローリング
[針葉樹マツ科]

価格帯:□□□□□□□□□□


フランスのランド地方原産のマツ科の針葉樹。一般的な北欧原産のパイン材 と比較して硬いのが特徴。
大ぶりな木目や節が特徴的で力強い印象。着色がし易く種類も豊富。

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アカシア無垢フローリング
[広葉樹マメ科]

価格帯:□□□□□□□□□□

東南アジアを含む南半球に広く分布している広葉樹。
厳密には500〜600種類以上あるともいわれている。
種類や原産地が非常に広範囲に分布しており木材の密度やグレードによって 価格の幅がある木材。床材としては近年人気が高い

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メープル(カエデ)無垢フローリング
[広葉樹カエデ科]

価格帯:□□□□□□□□□


樹液からはメープルシロップが取れる木として有名。
材質は緻密で非常に滑らかな質感と美しさから「白の女王」と表現される無垢材。
肌色を帯びた色味と木目が緻密で非常に人気の樹種で比較的高価な樹種。

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タモ(アッシュ)無垢フローリング
[広葉樹モクセイ科]

価格帯:□□□□□□□□□

材質は重厚で硬い。床材以外にも高級家具や野球のバットなどにも利用されている。 木目が明瞭で色むらが少ない樹種と言えます。
近年は伐採量が減少しており比較的高価な樹種の部類に入っている。

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ローズウッド(ソノケリン)無垢フローリング
[広葉樹マメ科]

価格帯:□□□□□□□□□□


日本でも紫檀と呼ばれ高級木材として扱われてきた。非常に重厚な材質で濃い紫の縞模様が特徴的 希少性が高く、家具材や仏壇などにも利用されてきた。
伐採量が少なく価格帯も非常に高価です。

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3.「まとめ:無垢フローリング種類と価格」

無垢フローリングは相対的に高い物もあれば安い物もあります。
無垢フローリング材の価格の違いには「木の種類」や「グレード」、「規格」の3つの要素が関係していることを知っておくと良いでしょう。

無垢フローリングの価格=「木の種類」×「グレード」×「規格」

「木の種類」


無垢の木の種類には安価な物から高価な物まで様々あり世界的な需要と供給のバランスで決まる。
広葉樹:比較的硬い材質で高価な傾向にあります。
針葉樹:比較的柔らかい材質で安価な傾向にあります。

「グレード」


無垢フローリング材の切り出された木材の種類によってランクが付けられている。
プライムグレード[Aグレード]:節を含まず芯材(赤味)を中心に形成されるグレード
ナチュラル/セレクト[Bグレード]:若干の節や辺材(白太)を含むグレード
ラスティックグレード[Cグレード]:大小の節や辺材(白太)が中心のグレード

「規格:タイプ」


無垢フローリングは複数の短い無垢材を繋ぎ合わせた状態で形成されています。
厚みや幅が大きくなるほどに切り出す無垢材の大きさも大きくなる為、価格は高くなります。
逆に小さなピースの無垢材で形成されたフローリング材は安価な傾向にあります。

[高価な傾向にある規格]:ソリッド/OPCタイプ・乱尺タイプ・へリンボーンなどの特殊材
[スタンダード規格]:ユニタイプ
[安価な傾向にある規格]:FJLタイプ

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