特集でもご紹介しておりますが自社物件の改修に伴い田中工房さまと共にリノベーションの企画に取り組みました。今回手掛けた物件は福岡市中央区築42年のマンション、元々事務所仕様だった空間を居室兼テレワークスペースを完備したお部屋にリノベーションするといった企画でございます。…
オーク複合フローリング施工事例
2024.06.15

今回の施工事例のご紹介は福岡は太宰府市にてフローリングの施工を終えた!!とのことでお写真素材をご提供頂きました。株式会社コテンポさまの物件太宰府らたんのオーク複合フローリング床張り頂いたレポートでございます、実は今回選定頂いたフローリングがオークスマートロックフローリングと申しましてネイラー不要、接着剤も不要といった置くだけの複合フローリングになります。
置くだけのフローリングといっても、見た目は無垢同様表層材に2mm厚のオーク挽板を張り合わせ12mm厚の挽板フローリングでございます。残念ながら2024年6月現在欠品しており再入荷予定が無い
商品となりますがオークの複合フローリングとはどんなものかニュアンスを感じて頂ければと思います。

まず太宰府らたんとは福岡近郊エリア有数のパワースポットであり観光スポット太宰府に位置する物件でございます。太宰府と聞けば九州の方や受験シーズン頑張られた方なら一度はお伺いしたことがある太宰府天満宮が所在し、太宰府駅より天満宮に向かうストリートは平日、土日関係無く非常に活況でございます。

太宰府らたんは西鉄太宰府駅徒歩5分、太宰府天満宮からも歩いて数分の距離に位置しており一棟貸し切りの宿でございます。元々古い洋館だった物件をリノベーションした訳ですが、全て真新しい新建材にすると言うよりはらたんの古き良き部材は残し傷んでいた箇所はアップデートした古い建物だけが持つレトロな雰囲気を存分に堪能できる空間でございます。

現在はイベントスペースや宿泊のお客様向けにて稼働中とのことです、お気になさった方は直接太宰府らたんさんのインスタにてDMして頂くとカジュアルにご案内して頂けるのでご連絡してみて下さい。では早速ご紹介に参りたいと思います。

玄関より早速お邪魔する前に左方向見てみると懐かしき手洗い場が・・・

訪問1分程でレトロなアイテムを見つけてしまいました、タイルから手洗い水栓で早速レトロポイントが高いですね。自宅にも取り付けしたくなるクオリティです。

仕切り直してメインエリアへ向かうと広々としたリビングスペースへ、床面はバーケットフロアですね。バーケットフローリングとは通常長めのフローリングとは異なり正方形のフローリングを指し寄木といって四角形の中に面白いデザイン模様を描いているものもあれば、長手に数枚並べ正方形にしたりと空間のワンポイントレトロを楽しむ床材の種類です。
建物・水回りとレトロポイントございますが、フローリングも意匠設計に応じて大切な役割だった点を思い知らされました。因みにラワン合板を加工しバーケットフロアを再現されたとのことです、クオリティ高く既製品かと思ってしまいました。

リビング左部をバーケットフロア、外側に面する右側にオークスマートロックフローリングを採用頂いております。バーケットフロアのコントラストにオークフローリングの張り分けを行うことで色調のギャップが生まれ、非常に明るく見えます。お写真でも明るく見えますが実際も結構明るいです。

使えるものはできるだけ残し、残した箇所がより魅力的に見えるよう設計されているとのこと。手前照明の上部だったり、柱一つみても以前元お施主様がどのような生活を送られ住まいとして利用されていたのかなど考えさせられます。

昔の風情を残すとは非常に難しいテーマですが手の入れ方によってはさらに物件の魅力を引き出していく幾つかのヒントを発見したように思えます。

ここからは番外編ですが2Fもご紹介したいと思います。階段のデザインも非常にレトロ、階段上を見渡す景色は何故か懐かしく階段を上がりきった景色が楽しみです。

階段を上がり右面、綺麗なガラスの外窓とレトロなライティング。

2F廊下部右側大きめの外窓が、太宰府の街を一望出来ます。左側は寝室となっております。

一番奥の寝室はクラシカルな洋風の意匠、カーペットフロアとレトロなライティング。窓枠や照明一つ切り取っても死語かもしれませんがインスタ映えしそうです。
如何だったでしょうか、オーク複合フローリング床張りした太宰府らたんのご紹介でございました。20年間もの間、誰からも必要とされなかった古い建物をコテンポさまが手を入れることでレトロな魅力を解き放つ人が行き交う空間へと生まれ変わりました。近年古い物件はたて壊し新たに建築する例が非常に多いですが、建物の魅力や土地を活かすケーススタディの一つだったのではないでしょうか。
西鉄太宰府駅徒歩5分、太宰府らたんにて宿泊や実際に訪問されたい方は下記よりお気軽にご連絡頂ければと思います。お時間都合つけばコテンポさまご案内の元解説つきで太宰府ツアーして頂けるかもしれません。