無垢の床材・フローリング材で人気の樹種11選/特徴や価格について

 

フローリング材に使用されている無垢材の中でも人気の11種類の樹種について特徴や価格帯をまとめてみました。
床材・フローリング材選びで迷ったらぜひ参考にしてみてください。

【目次】

 

[無垢の床材・フローリング材で人気の樹種11選]

広葉樹を代表する8樹種-

 

①オーク(ナラ・楢)材の特徴や価格について/フローリング材の王様オーク材の魅力

②チーク材の特徴や価格について/高級無垢材の代名詞チーク材とは?

③アカシア材の特徴や価格について/近年人気急上昇アカシア材の魅力

④カバ・サクラ材の特徴や価格について/スタンダードで安定感のあるサクラ材

⑤クリ(栗・チェストナット)材の特徴や価格について/隠れた人気材栗材の魅力

⑥ブラックウォールナット(黒クルミ)材の特徴や価格について/世界3大銘木の一角

⑦ブラックチェリー材の特徴や価格について/北米3大銘木の一角

⑧ハードメープル(カエデ)材の特徴や価格について/北米3大銘木の一角

 

-針葉樹を代表する3樹種-

 

⑨パイン(マツ・松)材の特徴や価格について

⑩杉材(スギ)の特徴や価格について

⑪桧材(ヒノキ)の特徴や価格について

[広葉樹と針葉樹の違いとは?]

まとめ

 

床材・フローリング材で人気の樹種11選

広葉樹を代表する8樹種

 

①オーク(ナラ・楢)材の特徴や価格についてフローリング材の王様オーク材の魅力とは

名称:オーク/ナラ [広葉樹:ブナ科] 産地:中国・ロシア・ヨーロッパ・北米・日本など
用途:フローリング材・家具材・内装用建材・楽器など


樹木の特徴
オーク材は、ブナ科の広葉樹で広く世界で利用されている木材です。オーク材の樹木は、保水力が高く森林を豊かに保つうえで重要な役割を果たすと言われており、ヨーロッパでは広葉樹を代表する樹木として「森の王」と評されています。
日本で流通しているオーク材の多くは、中国やロシア国境地域に自生しナラ材とも呼ばれます。寒冷地に自生するオーク材は、成長が遅く木目が緻密なため、様々な美しい木目が含まれることから人気があります。その他地域では、日本のミズナラやヨーロッパの多くの地域に自生するヨーロピアンオーク、北米原産のホワイトオークやレッドオークなどが有名です。
フローリング材としてのオーク材の特徴
オーク材は、数あるフローリング材の中でも最も人気のある樹種のひとつと言えます。無垢材らしい力強い木目と加工性や床材としての適度な硬さといった機能面を併せ持っており、ヨーロッパなど土足文化がある地域でも古くから床材として長く愛用されてきました。
最大の特徴は、力強くも多様性のある杢目の表情です。天然木ならではの緻密で多様な木目の表情は、流行に左右されない安定的な人気のゆえんともいえます。
床材としての適度な硬さを持ち、古くからドア材やウィスキー樽などでも利用されていることから耐久性や擦り傷などが付きにくい耐摩耗性が高い機能性の高さにも定評があります。
オークフローリング材の価格の特徴
オーク材のフローリングは、広葉樹のフローリング材の中では中価格帯~高価格帯に位置します。世界的に家具材などとしての人気も高く無垢フローリング材であれば常に人気の樹種と言えます。オーク材は世界各地に存在する種類や厚みや寸法といった規格、塗装の種類などによっても価格は変わります。価格帯の目安(m²単価):5,000円~10,000円が多いようです。。

オーク材の表情は塗装や加工方法によっても大きく変わります。

 

オーク材(ナラ・楢)の評価(5 段階評価)
フローリング材としての人気:★★★★★
価格帯:★★★~★★★★
施工性:★★★
硬さ:★★★★
長所:意匠性や寸法安定性が高く人気が高い樹種
欠点:無塗装の場合、表面がささくれ・毛羽立ちやすい

 

②チーク材の特徴や価格について,高級木材の代名詞チーク材とは?

名称:チーク/Teak [広葉樹:クマツヅラ科] 産地:インドネシア・ミャンマー・タイなど
用途:フローリング材・家具材・内装用建材・楽器など


樹木の特徴
チーク材はウォールナットやマホガニーと並び世界の銘木としても有名です。樹木に含まれる油分が多い為、水気に強く耐久性に優れ、腐れにくいといった特徴があります。東南アジアを中心とした亜熱帯の気候で育つチーク材は、その耐久性と加工性の高さから様々な用途で利用されてきました。古くは寺院や船舶、フローリング材やデッキ材、内装用建材や楽器に至るまでその用途は多岐にわたります。
フローリング材としてのチークの特徴
チークのフローリング材は、床材としての耐久性と美しい意匠性の高さから世界で人気のフローリング材としても有名です。特に、無垢材や内装材に精通したプロからの評価が高い木材と言えます。チーク材のフローリングには、油分が多く含まれ腐食や虫害からの耐性が高く施工後のあばれや曲がりが少なく寸法安定性が高いという特色があります。時間の経過とともに赤褐色の木目は濃く飴色に変化していくのも魅力と言えます。見た目の美しさから高級リゾートホテルの内装やブランドショップなどでの内装材としても広く採用されています。
チークフローリング材の価格の特徴
チーク材のフローリングは、高級木材として世界でも有名で広葉樹のフローリング材の価格帯の中でも高い部類に入ります。ただし、植林木か天然木かによっても価格は大きく変わります。特に天然で育った大系のチーク材は希少性が高く価格も高いです。現在供給されているチーク材の多くは植林木が多く、天然木と比較すると安定供給が可能で価格的にもリーズナブルです。又、フローリング材の幅や厚みといった規格によっても価格帯が変わる為、価格帯には非常に幅があります。価格帯の目安(m²単価):6,000円~12,000円くらいが多いようです。

 

 

チークの評価(5 段階評価)
フローリング材としての人気:★★★★★
価格帯:★★★★~★★★★★
施工性:★★★★
硬さ:★★★★
長所:意匠性や寸法安定性や防虫性能が高く世界的にも実績や人気の高い樹種
欠点:全般的に比較的高価な傾向にある。ミネラスストリーク(石灰等の筋)含まれることがある。

 

③アカシア材の特徴や価格について近年人気急上昇アカシア材の魅力

名称:アカシア/acasia [広葉樹:マメ科] 産地:マレーシアやベトナム、東南アジアなど
用途:フローリング材・家具材・デッキ材・木製食器など


樹木の特徴
アカシア材は、ベトナムやマレーシアなどの東南アジアを中心とする亜熱帯地域原産の木材です。アカシア材は世界の様々な地域に分散しており、厳密には数百種類の品種が存在すると言われています。日本で流通するアカシア材の多くは、東南アジア原産の植林木で持続可能な木材として注目されており、リーズナブルな価格の割に適度な硬さと加工性の良さから近年人気を博しています。
フローリング材としてのアカシアの特徴
アカシアのフローリング材の最大の特徴は、赤~茶褐色の異なる色味のコントラストの美しさにあります。フローリング材として一般的に流通している多くは、ビックリーフアカシアと呼ばれ人の手により植林された持続可能な木材です。フローリング材では、白太(辺材)と赤味(芯材)や節などを含む形で多く流通しています。床材としても適度な硬さを持ち、無垢材らしいコントラストの美しさからフローリング材としても近年では人気の樹種となっています。
アカシアフローリング材の価格の特徴
アカシア材のフローリングは、広葉樹の中でも安い価格帯で流通しています。植林が可能な木材であり、比較的に少ない樹齢での伐採が出来る事が主な理由です。ただし、原材料になる木材は小径木がほとんどで、節や白太などを含むグレードが多く流通しています。まれに天然木のスモールリーフアカシアなどの製品もありますが、こちらは出材量が極端に少なく木目の美しさや寸法安定性の高さから非常に高価な価格帯で取り扱われています。価格帯の目安(m²単価):3,000円台~7,000円くらいが多いようです。

 

 

 

アカシアの評価(5段階評価)
フローリング材としての人気:★★★
価格帯:★★~★★★
施工性:★★★
硬さ:★★★~★★★★
長所:比較的に安価なものも多く、フローリング材として適度な硬さもある。
欠点:伐採される原木は、小径木が多く節や白太、色むらを含むものが多いのでグレードの種類は少ない

 

④カバ・サクラ材の特徴や価格について/スタンダードで安定感のあるサクラ材

名称:カバ・サクラ/バーチbirch [広葉樹:カバ科] 産地:中国・ロシア・北欧・北海道など
用途:フローリング材・家具材・木製食器など


樹木の特徴
樺(カバ)は、中国やロシア、ヨーロッパでも広く分布している広葉樹です。日本では北海道などに自生しており、白~ピンク色の木肌の表面はなめらかで割れにくく加工性の良さから家具材やおもちゃなどの木工材としても広く普及しています。広葉樹木の中でも供給量が多く安定していることから価格帯も比較的に安定しています。
フローリング材としてのカバ・サクラ材の特徴
海外ではバーチ(birch)、国内ではカバ・サクラ材と呼ばれることも多いのですが、日本で多く見る桜(ソメイヨシノ)などとは違います。国内で多く流通しているカバ・サクラ材のフローリングの多くは中国、ロシア原産のカバ材が多く流通しています。ロシアや北海道などの寒冷地では木肌は白く、中国西南地方のカバ材はピンクの色味が特徴的です。加工性の良さや適度な硬さから日本でも床材としても古くから採用されています。女性的な柔らかな色味と木肌の滑らかさから人気の樹種と言えます。
カバ・サクラ材の価格の特徴
カバ・サクラのフローリング材は、広葉樹の中では流通量も安定しており比較的安価と言えます。ただし、節や色むらの度合いによりプライムグレードからラスティックグレードなどのグレーディングの幅が広く価格帯や見た目の違いには大きな幅があります。同様のグレーディングや仕様で比較すると他の広葉樹に比べてリーズナブルな価格帯で広く流通しています。価格帯の目安(m²単価):3,000円台~6,000円くらいが多いようです。

 

 

 

カバ・サクラの評価(5 段階評価)
フローリング材としての人気:★★★
価格帯:★★~★★★
施工性:★★★★
硬さ:★★★
長所:施工性も良く、広葉樹の中でも割安感がありスタンダードな人気。
欠点:オーク材などに比べ湿度や温度変化によって収縮・膨張しやすい。経年変化により白から黄色に変化する

 

⑤クリ(栗/チェストナット)材の特徴や価格について/隠れた人気材栗材の魅力

名称:クリ・栗/チェストナット [広葉樹:ブナ科] 産地:中国・ロシア・北欧・北海道など
用途:フローリング材・家具材・枕木など


樹木の特徴
クリの木は、栗の実がなる事から私たちにとっても身近な広葉樹と言えます。日本や中国でもおなじみの栗の木は、耐久性や硬さが優れており古くから神社仏閣の土台や鉄道の枕木としても利用されてきました。木質は重厚で力強い木目が特徴です。栗の木にはタンニンが多く含まれるため時間の経過とともに黄色に変化していく特徴を持っています。
フローリング材としてのクリ・栗材の特徴
クリ材のフローリングの最大の特徴は、明瞭な杢目です。ブナ科のオーク材とよく似た色味ですが、色むらが少なく毛羽立ちも少なく床材として利用しやすい材質です。着色の塗装のりも良く明瞭な杢目を活かしたアンティーク調のフローリング加工にも適しています。床材としての硬さや耐久性にも優れている為、床材に精通したプロからは隠れた人気樹種として認知されています。
クリ・栗材の価格の特徴
クリフローリング材は、安定的な流通量から価格は比較的に安定しています。世界的な流行やトレンドにあまり左右されないため、広葉樹の中では割安な樹種と言えます。ただし、原木の産出地域によっては杢目や色味、硬さなどが若干変わる為に価格にも格差があります。より重厚で木目が美しいほうが貴重とされています。
価格帯の目安(m²単価):4,000円台~7,000円くらいが多いようです

 

クリ・栗の評価(5 段階評価)
フローリング材としての人気:★★★★
価格帯:★★~★★★
施工性:★★★
硬さ:★★★★
長所:無垢材らしい大きく美しい杢目。色むらが少なく床材として十分な硬さがある。
欠点:タンニンを多く含むため、濡れた鉄などが近くにあると化学変化して黒く変色することがある。

 

⑥ブラックウォールナット(黒クルミ)材の特徴や価格について世界3大銘木の一角

名称:アメリカンブラックウォールナット(黒クルミ) [広葉樹:クルミ科]
産地:アメリカ・カナダなど北米地域
用途:フローリング材・高級家具材・楽器・内装用装飾部材など


樹木の特徴
ブラックウォールナットは、クルミ科の樹木でチークやマホガニーと並ぶ世界の銘木に数えられる貴重な樹種です。黒~茶褐色の色味は、ブラックウォールナットの最大の特徴です。木質は緻密で重厚でありながら加工性も良くフローリング以外にも高級家具や楽器などにも多く使われ世界的に人気の高い樹種と言われています。
フローリング材としてのブラックウォールナット材の特徴
ブラックウォールナットの最大の特徴は、茶~紫・黒褐色の美しい色味です。世界の広葉樹の中でも黒色の樹木は少なく希少性が高く、加工性に優れ衝撃にも強いため世界的に高級家具材としても多く利用されています。近年では、無垢のフローリング材以外でもウォールナット色やウォールナット柄などウォールナットを意識した内装材が人気です。
ブラックウォールナット材の価格の特徴
世界的なブランド価値が高いウォールナットのフローリング材の価格は、広葉樹の中でも比較的高価な部類に入ります。世界的な人気から家具材などの需要も高く、原材料自体が高価な傾向にあります。フローリング材の規格(厚みや幅)によっても価格には大きな幅があり、厚みが厚く幅が広くなるほど高価な傾向にあります。

 

 

 

ブラックウォールナットの評価(5 段階評価)
フローリング材としての人気:★★★★
価格帯:★★★★~★★★★★
施工性:★★★
硬さ:★★★★
長所: 寸法安定性の高さや希少性の高い色味は、世界的に人気の樹種
欠点: 比較的高価な樹種で表面が毛羽立ちやすい傾向にある。

 

⑦ブラックチェリー材の特徴や価格について北米3大銘木の一角

名称:アメリカンブラックチェリー [広葉樹:バラ科]
産地:アメリカ・カナダなど北米地域
用途:フローリング材・高級家具材・楽器・内装用装飾部材など


樹木の特徴
ブラックチェリーは、ウォールナットと並び北米を代表する高級木材として家具材等にも多く利用されてきました。
木目は緻密で滑らかな木肌が最大の特徴です。加工性にも優れ、芯材(赤味)は硬く重厚です。
北米原産のものに限りアメリカンブラックチェリーの名称がつけられています。
フローリング材としてのブラックチェリー材の特徴
ブラックチェリーのフローリング材は、薄い赤褐色の色味と滑らかな木肌が最大の特徴です。
経年変化に伴い施工後に色味がより濃く変化していきます。単色の赤と違い部分的な濃淡の色味の違いと緻密な杢目は、無垢の木材らしい表情が堪能できます。滑らかな木肌でささくれや毛羽立ちしにくい為、内装用フローリング材に適しており人気があります。
ブラックチェリー材の価格の特徴
古くから高級家具材などの無垢材の需要がありますが、価格は比較的に安定しています。
北米原産の広葉樹の為、原材料は比較的高価な部類と言えます。複合フローリングの挽板材として利用されることが多く、無垢フローリング材としてはあまり流通していません。価格帯の目安(m²単価):7,000円台~9,000円くらいが多いようです

 

 

 

ブラックチェリーの評価(5 段階評価)
フローリング材としての人気:★★★~★★★★
価格帯:★★★★
施工性:★★★★
硬さ:★★★★
長所: 滑らかで緻密な木肌が特徴で毛羽立ちやささくれしにくい。
欠点: 経年変化に伴う色味の変化の幅は大きい。

 

⑦ハードメープル材の特徴や価格について北米3大銘木の一角

名称:ハードメープル [広葉樹:カエデ科]
産地:アメリカ・カナダなどの北米地域・ロシア~ヨーロッパ
用途:フローリング材・高級家具材・楽器・内装用装飾部材など


樹木の特徴
ハードメープルは、ウォールナットやブラックチェリーと並び北米地域を代表する広葉樹として有名です。白く滑らかな木肌は、「白の女王」と評され繊細で緻密な杢目が特徴的です。もっとも有名なのはカナダ国旗に代表されるカナディアンハードメープルでメープルシロップの原料が取れる樹木としても有名です。加工性にも優れ、適度な硬さを持ち、割れや毛羽立ちが少ないことからも高級無垢材として扱われています。
フローリング材としてのハードメープル材の特徴
ハードメープルのフローリング材は、白系を代表するフローリング材と言えます。滑らかな木肌と美しい杢目は、フローリング材としても人気の樹種と言えます。バーチ材(カバ材)とよく似ていますが、収縮やねじれが少なく緻密で美しい杢目からバーチ材(カバ材)よりも高級樹種として認識されています。樹木が成長する過程で表皮を巻き込んで成長する為、入り皮の特徴が多くみられるのもハードメープルならではと言えます。
ハードメープル材の価格の特徴
ハードメープルは、世界でも人気が高く加工性と意匠性に優れている為、広葉樹の中でも高級な木材と言えます。北米地域は、環境保護の観点から伐採の規制があり、カバ材のように流通量は多くありません。無垢のフローリング材としては、あまり流通しておらず挽板材を利用した複合フローリングに多く利用されています。
価格帯の目安(m²単価):7,000円台~10,000円くらいが多いようです

 

 

 

ハードメープルの評価(5 段階評価)
フローリング材としての人気:★★★★
価格帯:★★★★
施工性:★★★★
硬さ:★★★
長所: 滑らかで緻密な木肌が特徴で毛羽立ちやささくれしにくい。
欠点: 成長する過程で皮を巻き込み成長する為、入り皮が必ず含まれる。

 

針葉樹を代表する3樹種

⑧パイン材(マツ・松)の特徴や価格について

名称:パイン(マツ・松) [針葉樹:マツ科]
産地:ヨーロッパ全域・アジア全域・北南アメリカ全域
用途:フローリング材・建築材・家具材・内装用部材・パレットや梱包用材など


樹木の特徴
パイン材(マツ・松)は、針葉樹木を代表する樹種として世界中で幅広く利用されている樹種と言えます。日本だけ見ても黒松や赤松、トドマツやカラマツなどといった様々な種類の松材があります。ヨーロッパでは、北欧地域で伐採されるレッドパインやフランス沿岸部のマルティムパイン(ボルドーパイン)などが有名です。北・中南米地域のポンデロッサパインやロジポールパイン、ラジアータパインといったように世界中に様々な種類のパイン材(マツ・松)が世界中に広く存在しており、世界で幅広く様々な用途で利用されているのがパイン材の最大の特徴です。
フローリング材としてのパイン材の特徴
パイン材は、フローリング材としても広く世界中で利用されています。パイン材は、針葉樹の中では比較的に硬く油分を多く含むといった特徴があります。フローリング材としては、北欧産のレッドパインが最も多くフローリング材として流通しており、一般的にパイン材のフローリングとしては、フィンランドやスウェーデン地域のレッドパインを指します。一般的には節やヤニ壺が含まれが、塗装のりが良く着色塗装して利用しやすいといった特徴があります。
パイン材の価格の特徴
パイン材は、世界での流通量や伐採量も多くフローリング材としては安価な部類と言えます。ただし、加工や塗装の付加価値を加えることで価格帯に幅が出てきます。一般的に節を含む商品がほとんどで、生き節や死に節によってグレーディングは分けられています。価格帯の目安(m²単価):3,000円台~7,000円くらいが多いようです

 

 

 

パイン(マツ・松)の評価(5 段階評価)
フローリング材としての人気:★★★
価格帯:★★~★★★
施工性:★★~★★★
硬さ:★★~★★★
長所: 踏み心地が良く直色のりが良い為、意匠性に優れている。
欠点: 傷がつきやすい、ロットによってはヤニ壺や死に節などが含まれることがある。

 

⑨杉材の特徴や価格について

名称:杉(スギ) [針葉樹:スギ科]
産地:日本
用途:フローリング材・建築材・内装用部材・パレットや梱包用材など


樹木の特徴
杉材は日本を代表する樹木です。戦後植林事業によって国内の多くの地域に植林されており、私たち日本人にとって最も身近な木材と言えます。杉材は、住宅用の構造部材としても多く利用されており広葉樹に比べ加工がしやすく粘りがあり柔らかい特徴を持っています。一般的には30年~50年で伐採期を迎え建築資材として利用されますが、樹齢数百年を超える天然の高齢木は大変貴重で1本数百万~数千万円で取引され、有名なお城や神社仏閣などの構造材や内装材としても利用されています。
フローリング材としての杉材の特徴
杉材は、フローリング材としても多く採用されている日本の針葉樹を代表する樹種です。傷や摩耗性に関しては、広葉樹に劣りますが踏み心地が良く日常生活空間では体にかかる負担を軽減してくれる疲れにくい床材という利点があります。辺材(白太)部分と比較すると芯材(赤味)部分は、比較的に湿度や温度変化に伴う種縮率が比較的に小さいが、非常に乾燥しにくい特徴を持っています。
杉材の価格の特徴
杢目の美しさや節の有無、芯材(赤味)や辺材(白太)といった部材によって価格は大きく変化しますが、一般的なフローリング材は比較的に安価と言えます。塗装や着色、加工がしやすく無垢材のフローリングとしてはパイン材同様に身近でお手頃なフローリング材と言えます。
価格帯の目安(m²単価):3,000円台~7,000円くらいが多いようです

 

杉の評価(5 段階評価)
フローリング材としての人気:★★★
価格帯:★★~★★★
施工性:★★~★★★
硬さ:★★
長所: 踏み心地が良く日常生活では疲れにくい床材。
欠点: 傷がつきやすい、梅雨時期や冬場の湿度の影響を受けやすく収縮と膨張の幅は大きい。

 

⑩桧材の特徴や価格について

名称:桧(ヒノキ) [針葉樹:ヒノキ科]
産地:日本
用途:フローリング材・建築用材・内装用部材・神社仏閣など


樹木の特徴
桧材は、杉材と並び日本を代表する針葉樹木です。比較的に油分が多く、艶があり多くの神社仏閣の構造材や内装材としても利用されています。木曽桧や吉野桧、尾鷲桧といったブランド桧材は、出材が少なく非常に高価とされています。表面はなめらかで比較的柔らかい為、広葉樹と比較すると摩耗や傷に対する耐性は低いが、桧材の油分には特有の香りがありヒノキチオールといった成分が含まれ抗菌性やアロマ効果があることからも古くから風呂おけなどにも使われています。
フローリング材としての桧材の特徴
桧材は、柔らかな木肌と桧特有のさわやかな香りからフローリング材としても多く利用されています。伝統的な日本家屋や和モダンスタイルのリビングに多く採用されています。桧材特有のさわやかな香りにはリラックス効果があるともいわれています。傷や摩耗に対しての耐性はそれほど強くありません。又、湿度や温度変化に応じて収縮の幅は大きい樹種ですが、杉材同様に柔らかい踏み心地からリラックスできる住空間には最適な床材の一つともいえます。油分が多い為、塗装のりはあまりよくありません。
桧材の価格の特徴
桧材のフローリングは、杉材同様にグレーディングによって価格帯が大きく変わります。節の有無や杢目の美しさ、芯材(赤味)と辺材(白太)などの入り具合によっても大きく価格帯が変わります。杉材に比べると若干高い傾向にあります。
価格帯の目安(m²単価):5,000円台~8,000円くらいが多いようです

桧の評価(5 段階評価)
フローリング材としての人気:★★★
価格帯:★★★
施工性:★★~★★★
硬さ:★★
長所: 踏み心地が良く日常生活では疲れにくい床材。
欠点: 傷がつきやすい、梅雨時期や冬場の湿度の影響を受けやすく収縮と膨張の幅は大きい。

 

広葉樹と針葉樹の違いとは

 

 

木材は、大きく大別すると広葉樹と針葉樹に分けられます。

広葉樹とは

広葉樹は、葉が大きく横方向に大きく繁って行く傾向にあります。針葉樹は、葉がとがり上方向にまっすぐ伸びていく傾向にあります。広葉樹の多くは、天然で自生するものが多く伐採できる数量に限りある為、比較的高価な傾向にあります。多くの広葉樹は、育成に時間かかる反面で比較的に硬い樹種が多く家具材や内装用部材、建築資材、楽器といった用途が広いことも原材料価格に影響しています。

針葉樹とは

針葉樹は、葉がとがり上方向にまっすぐ伸びていく傾向にあります。針葉樹は、植林による再生可能な資源として世界で多く流通しています。一般的な杉材などは樹齢30年~50年ほどで伐期を迎え建築資材として利用されています。広葉樹と比較すると比較的柔らかく安価な傾向にありますが、安定的な供給量が確保できる為、主に建築資材として様々な用途で利用されています。

まとめ:無垢の床材・フローリング材で人気の樹種11選/特徴や価格について

フローリング材に使用される人気の樹種11種類について解説してみました。参考になりましたか?木材の多くは天然資源として再生可能な資材です。木材は、木目や色、硬さや価格など様々です。フローリング材の場合は更にグレーディングや規格によっても価格帯は大きく変わります。いろんな樹種の違いを理解してぜひお気に入りの一品を見つけてみてください。お気に入りの床材に囲まれて生活できるのはきっと快適です。ぜひ、お気に入りのフローリング選びの参考にしてください。

 

この記事を書いた人

黒田 覚

床材・無垢フローリング専門店キャスオンラインの運営責任者
木材業界20年以上の経験。
長年の経験から施工現場や世界のフローリング工場・原材料にも精通。

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