お住まいの用途別:無垢と複合フローリングどっちがおすすめ?

無垢フローリングと複合フローリングどっちがおすすめ?

無垢床Q&Aシリーズ記念すべき第10弾は弊社ショールームでもよくお客様にてご相談頂く「無垢フローリングと複合フローリングだったらどちらがおすすめ?」に関して。一見無垢フローリングと複合フローリング見比べるとビジュアル的には差異が無いように見えたり、同じ木の種類なのに価格が異なったりと実際に見学頂いたお客さまより結局なにが違うのか先ずご説明させて頂くケースが多く、当然ですが分かりにくいかと思います。

今回は双方ともメリット・デメリットがありお客様の用途や求めているシーンに対しておすすめしたいポイントを無垢フローリング専門通販キャスオンライン冨島が解説致します。

1.木質フローリングの種類について

フローリングの種類について

先ずは当サイトコラムをご覧の方はご存知の通りですが初めてご覧になられる方もいらっしゃるので木質フローリングの種類について書き記していきたいと思います。木のフローリングといっても複数種類があり木質フローリング界隈では下記の通り2種類に分け木質のフローリングを大別しております。

  • ①無垢(むく)フローリング
  • ・②複合(ふくごう)フローリング

①無垢フローリング

無垢フローリング

無垢フローリングとは100%生粋の木材で形成されたフローリングを指し、床材の中身も外身も木材のフローリングでございます。100%木材のフローリングなので木材が湿度や温度によって変化していき、反りや収縮といった無垢材特有の働きが見られます。変化するからデメリットと言うよりは木材は日々呼吸している為、調湿効果(空気中水分を吐き出したり・吸ったりする効果)に期待出来ます。

さらに皆さまのイメージ通り視覚的に安らぎを求める作用があったり、香り・歩行した際の質感など心と体に良い特徴があることから木質フローリングの中では最もメジャーな位置付けとなります。

②複合フローリング

複合フローリング

複合フローリングとは床材表層に数ミリの無垢材を合板に張り合わせたフローリングを指し、表層のみ木材を用いたフローリングでございます。表面以外は合板(薄くスライスした単板を数層に接着した木質の板)の為木材特有の働きが軽減され、収縮や反りなどがあまり見られません。床材の動きが少ない為床暖房を導入する際には一番最初にご検討頂くフローリング材となります。

無垢フローリングと遜色ない木質感・ビジュアルはハイブリッドフローリング材と言われ歴史は新しいものの、住まいが快適になる機能や規格が年々アップデートされております。紛らわしいかもしれせんが複合フローリングの中でも3種類に分別され(挽板・突板・シート)違いを若干ながら下記図にてまとめましたのでご確認ください。

複合フローリングの種類表

フローリングの種類 表層材の厚み 木質感 キズ・汚れの耐性
シートフローリング 0.1〜0.2mm × 規格品にて防キズ・汚れ・水気耐性がある商品が多い
突板(つきいた)
フローリング
0.3〜0.5mm 規格品にて防キズ・汚れ・水気耐性がある商品が多い
挽板(ひきいた)
フローリング
2-4mm 〇オイル塗装
△ウレタン塗装
△オイル塗装
〇ウレタン塗装

上図の通り表層材の厚みがシート⇒突板(つきいた)⇒挽板(ひきいた)の順に厚くなってきます。また木質感と記しましたが、字の如く触れた感触や歩行した際の木材のニュアンスがどの程度異なるのかを記載しております。キズ・汚れの耐性シートや突板など工業製品に近づくほど上がり天然由来の床材に近づく程表層の塗料(オイル塗料かウレタン塗料)によって耐性の程度が異なってきます。

複合フローリングと言えば3種類に分かれ表層材の厚みが異なることで呼称が変わり特徴も変化していく点を念頭に置いて頂きつつ次は各種フローリング材の特徴に関してフォーカスを当て解説していきましょう。

2.フローリング別ビジュアルと機能・特徴

では実際に住まいの床材をご検討される上で大事なポイントと併せ無垢フローリングと複合フローリングを比較した場合どのように異なるのか?解説していきます。

無垢フローリングのビジュアル

無垢フローリングのビジュアル

先ずショールームにてよくご相談頂く点でもございます無垢フローリングのビジュアルに関して。web、SNSや紙面メディアなどご覧になって大まかなイメージをご持参頂けるケースが多いのですが、先ずご指摘頂く点が無垢フローリングの長手方向の継ぎ目。無垢フローリングのメジャーな規格でございますユニ(united)=板と板を継いでいるといった意味合いなのですが実物を見られるとイメージ通りだった・思ったより継ぎ目が多いとのことでご意見が分かれます。

オーク無垢フローリング ユニ 施工事例

1820mmの無垢フローリングの板に3-5枚ほど継いでいる(端材を繋ぎ板状に形成している)点は実際にお部屋に床張りした際表層の表情が多い為、「自然な風合いが良い」とおっしゃる方もいらっしゃれば「もう少し統一感が欲しい」という方は改めて挽板フローリングをご検討される傾向にあり無垢フローリングの継いでいる・継いでいないは大きなポイントかと思います。

補足として無垢フローリングはユニ(uni)の規格がどのフローリングメーカーでも商品ラインナップ内にて多い傾向にありますが、一枚板(ソリッド)の規格もございます。一枚板は継ぎ目が無く、1820mmの長さ1枚無垢材の形状を指します、お気になさった方は継いでいない無垢フローリングも一目頂くのも良いかもしれません。

無垢フローリングの機能面・特徴

冒頭にて申し上げた通り無垢フローリングは100%木材質のフローリング、木の種類によりけりですが芳香性が高く調湿機能を兼ね備えている為我々人間にとって快適でリラックス出来る環境形成に期待が出来ます。自然由来の杢目や樹の表情など豊富なデザインは視覚的にも飽きがこずやすらぎや落ち着きといった自然の恩恵を堪能することが出来ます。

フローリング材としての最大の特徴は耐用年数が長く、オイル塗装を施していれば傷や汚れをサンディングすることにより綺麗な状態を保てる点ではないでしょうか。工業的なフローリングは一度深めの傷や剥がれなどダメージの程度が深刻ですと張替えを検討しなくてはなりません。オイル塗装の無垢フローリングに限りですが表層を削り、オイルを再塗装すると当初の状態に蘇ります。

複合フローリングのビジュアル

複合フローリングのビジュアル

では複合フローリングのビジュアルは無垢フローリングに比べどのように見えるのでしょうか?先ずシートフローリングは杢目(もくめ)をプリントした表層材を張り付けている為同じ表情を確認するケースが多く木材風のフローリングが多い点が否めませんが、色調や素材感のバリエーションが多い為お色味重視・統一感を出すのであればシートフローリングが挙げられるでしょう。木材ならではの質感や風合いは期待できない為ご注意が必要です。

複合フローリング 施工事例

次に突板や挽板フローリングに関してですが、無垢フローリングとの大きな違いは一枚もののラインナップが基本となる点です。ユニタイプの無垢フローリングは無垢材の表情が豊かな為情報が多いとご認識なさる方は突板や挽板フローリングが良いでしょう。表層無垢材ながらスッキリした印象は高級感ややや自然的なニュアンスを取り除き快適で洗練された空間形成に一役買ってくれることでしょう。

複合フローリングの機能面・特徴

複合フローリングの機能面に関しても既述している通り、合板を張り合わせて形成している為反りや収縮のリスクが無く床暖房を導入する際に最適なフローリングでございます。さらに幅広150mm~190mmの規格が多いお部屋が広く見える視覚効果に期待でき、日々のお手入れやメンテナンスをカジュアルに行えるケア商品も豊富な為機能面なども優れていることから選定・ご検討頂く上で念頭に置いて頂きたいポイントです。

突板・挽板フローリングに関して無垢フローリング同様オイル塗装を施している商品がございます。突板は表層を削ると下地が見えてしまう為リペアを行うことをお勧めしておりませんが、挽板フローリングは3-4mm程表層材の厚みがございますので無垢フローリング同様リペアを施して頂くことが出来ます。

これまでの記述の通り木質のフローリングといえども無垢フローリングと複合フローリング(シート・突板・挽板)を比較すると見た目(ビジュアル)が異なります。また無垢材特有の木質感を感じるかどうかなども、上記フローリングの種類によって違いお部屋のデザインや今後の生活などお施主様の住まいに求める用途や暮らしをイメージしながら選定頂くことをお勧めしております。次項からは住まいや暮らしにまつわるお勧めのフローリングについて解説していきます。

3.住まいや暮らし用途別おすすめフローリングの種類

では無垢・複合フローリングの良し悪しが分かったところで実際どのようにお住まいにいずれかのフローリングを選定する結果に至るのでしょうか。用途別と記載致しましたがリビング・廊下や子供部屋などお部屋の役割や用途ごとに選定されているケースと併せてご紹介しましょう。

リビング・廊下部フローリングに関して

リビング

第一に廊下からリビング部のフローリング材に関して、玄関~廊下~リビングはお家の行動導線の中で最も重要な役割を担う為リビングと同じフローリング材にする傾向にあります。廊下・リビング部のフローリング材の選定に至るまで「一番気に入った床材なのでは?」「イメージしている空間のビジュアルに適した床材」など諸々ご意見あると思います。具体的に弊社サイトやショールームにて大まかなお部屋のイメージを切り取ったのち細部に渡ってどうするかご相談する機会が多く傾向から考えると下記の通りお施主様のイメージからお部屋が求める用途、家族構成や今後の住宅の役割より最適な答えを見出すようにしております。

リビング:理想の住まい・暮らし

リビングの用途 家族構成 イメージしている暮らし ご希望のフローリングの仕様
子育てに重点を置き身内や友人が集まる 20代夫婦・子供1-3人 共働きと子育て・頻繁に親族や兄弟・友人など遊びに来る・泊りに来る 掃除・メンテがしやすい
傷や汚れに強い
自然派志向
リペアしやすい
子育て・趣味・仕事を住まいで行う 30代夫婦・子供1-2人 親族が近くに居住・適度に親族・友人が来る・趣味・仕事部屋がある 掃除・メンテがしやすい
既存家具・空間デザイン面こだわりたい
床暖房
落ち着き・親しみのある空間 50代夫婦・ペット1人 子供が稀に帰って来る・孫が来る・ペットとの暮らし 健康志向
掃除しやすい
床暖房
愛犬・愛猫を労わりたい

子育てに重点を置き身内や友人が集まる

上記はこれまでのお施主様のご要望を若干ながらまとめた例ですが、「どういった暮らしをイメージされているのか?」「家族構成」などをお伺いすると上図の傾向にございます。お子さまが小さい為傷や汚れに強いフローリング材が良い等のご要望に関してはウレタン塗装のフローリングをお勧めしたり、お子様の成長期かつ今一番床面が傷つくごタイミングなので敢えてキズを風合いにオイル塗装のフローリングに、木質感を嗜みつつお子様が大きくなってから家族皆でリペアするなどお話しする機会が多くお施主様の生活イメージで表層の塗装(ウレタン・オイル)を考えます。人が行き交うリビングと伺うと羨ましい限りですが、お子様第一に健康的な素材を探されている側面も多く、無垢フローリング寄りの傾向にあります。

子育て・趣味・仕事を住まいで行う

お子様が中学生以降、やっとご希望の物件を購入できた等30代付近のご夫婦に関してはある程度子育てが落ち着き、適度に来客がある、ご夫婦に自分の時間があるなどの傾向に関しては床面の掃除やメンテナンスがしやすいご要望の他、お住まいの空間のデザインのお話しになるケースが多く「今お持ちのインテリアとあうのか?」「板幅が広いフローリングが良い」「普通のフローリングで無く風合いがある加工やお色の商品が良い」などのご意見を頂くケースが多くお家のコンセプトの話題にて議論致します。プライベートに落ち着きが徐々に垣間見えデザイン面にてどういったこだわりを出すか、住みやすい空間・空間ごとに役割を大事にする傾向にあり挽板フローリングやグレーディングが高い無垢フローリングを好まれるケースが多いです。

落ち着き・親しみのある空間

お子様が独立され50代以降夫婦二人生活。来客は以前より少なくお近くの親族がいらっしゃれば稀に遠方からお子様やお孫さまが遊びに来る、日々愛犬の散歩や自宅内にて愛猫と落ち着いた暮らしを求めたいなど例を挙げましたが実際のところも多い印象です。既存住宅をそのままリノベする方もいらっしゃれば、二人住まいにしては空間のサイズが広すぎる為スモールスケールのマンションにお引っ越しされリノベされたりとお住まいのアドレスが動きやすいゾーンでもあると言えます。

お部屋のビジュアルはシンプル・落ち着きや安らぎさらには機能的な面でいうと床暖房をリビングやキッチンになど住まいとしての実用的な面と意匠面をあわせたお住まいをお求めになる傾向にあります。無垢フローリングでいうところのローグレード・節や色ムラなどの表情が多いフローリング材よりは挽板フローリング材のように色調や表情が落ち着いている材を選定されるケースが多く、愛犬・愛猫に対して歩きやすい材が良いなどご要望がございます。

キッチン・トイレ・洗面所など水回りのフローリングに関して

近年 キッチン部間取り

次にキッチン・トイレ・洗面所など水回りのフローリング事情に関してです。「水回りの中でもそもそも無垢材のフローリングを張るのか?」といった話題に先ずなりますがキッチン部に関しては近年の間取りトレンド、リビングとキッチンが導線的に密接に関係しているリビングと同様の床材にするか、見切り材を入れてキッチン部を水気や油汚れに強いフローリングにするかご意見が分かれます。

キッチンについては結局のところ実用的な観点(フロアタイル・シート・大理石etc)とビジュアル的な観点(木質フローリング)と2通り分かれやすいと言えるでしょう。

洗面所 トイレのフローリング

次に洗面所やトイレ部のフローリングに関してですが、実用的なフローリングを採用されている割合が正直高いです。フロアタイルやシートなど水気に強くお掃除がしやすいニーズが強く、トイレに至っては汚れが取れやすい、抗菌性能があるフローリングがご要望としてございます。木質フローリングをご検討される方に関しては漏水やトイレのトラブルが有った際のリスクも併せてお考え頂ければと思います。

子供部屋・寝室のフローリング

寝室・子供部屋

最後に子供部屋と寝室のフローリングに関してですが、子供部屋と寝室の導線は密接な関係がございます。お住まいの中でもお子様が家庭内にてプライベートルームが子供部屋、ご夫婦のプライべートは寝室と心身共に整理を行ったり休息をする大切な空間であり、平均6-7時間程睡眠時間があれば一生の内の3分の1は寝室にて生活していることになります。安らぎや落ち着きを照明から壁面、床面とお求めになる傾向が自然に強くなるスペースとなります。

寝室に関しては無垢か複合かと言われると複合フローリングの割合がやや高く子様部屋やや無垢フローリングを選定される割合が高い傾向にあります。

まず子供部屋に関しては明るめの樹種の木質フローリングを選定されます。理由は明白で学習をする・整理整頓がしやすい・他の部屋との役割を明確にする等お伺いする機会が多くバーチ・オーク・チェストナットなどナチュラルカラーの無垢フローリングが人気でございます。健康であり心身整理を行い学習に努めてほしいという親御さまのメッセージが伝わります。

最後に寝室に関しては子供部屋と一遍複合フローリングを選定される傾向が多く、色調に関してはやや落ち着いたお色をお求めになるお施主様が多いかと思います。冒頭で申し上げた通り落ち着きや安らぎを求められる為「明るすぎない」、「床面の情報が多くない方が良い」などの理由からウォールナットやチークなどの複合フローリングを見られご検討されている印象です。リビング同様寝室に関しても年代によって使い方が変化してくる領域かと思いますが、いずれも落ち着きを求めたいといったご意見を頂きます。

まとめ

如何でしたでしょうか、お住まいのお部屋用途別おすすめのフローリングをご紹介させて頂きました。「おすすめ」と伺うと嗜好性やマンションや戸建てなどお建物から床面の施工面など他にもご紹介したい点が沢山あったのですが一旦お部屋の役割や家族構成や暮らしにフォーカスしたつもりでございます。他にもこういった例だとどういった選び方やお勧めがある等ご意見ございましたらお気軽にお尋ね頂ければと思います。

無垢フローリング専門店キャスオンラインショップでは無垢フローリングをご検討頂く方のために弊社商品3種まで無料でサンプルを全国発送しております。以下より無垢フローリング一覧(床材ラインナップ)を掲載しておりますので気になる床材がございましたら是非カットサンプルをお手に取って頂き質感をご堪能下さい。

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