厚みで変わる【12mm厚挽板フローリング】の種類と用途を解説

厚みで変わる12mm厚挽板フローリングの種類と用途を解説

フローリングを販売しているメーカーさんや木質フローリングを専門に扱う木材業者など板厚9mm,12mm,15mmなど様々な厚みの商品ラインナップを展開しております。しかし素人目から見ると

「何故厚みに種類が複数あるんだろう?」

「見た目が変わらないのにどういった機会に使うのだろう?」

「スペックや価格が様々で選ぶ際分かりにくい」

など何を基準に選べば良いのか分からない方も多いかもしれません。先ずは厚みによって用途や価格が違うと言った点を知り、どういった販売会社がいるのか調べ確認して頂く必要がございます。

何故なら全く同じ樹種や規格なのに価格の違いが販売業者によって異なり想定していた予算を超過したり、検討する時期が長く工期が伸びたりと予算や時間を無駄にしてしまう為です。

思わぬトラブルにならないよう本記事では12mm厚挽板フローリングにフォーカスを当て種類と用途を解説していきたいと思います。

1.キャスオンラインの12mm厚フローリングのラインナップ

オーク12mm厚 フローリング

無垢フローリング専門でフローリングを販売しておりますが、弊社ラインナップの中で12mm厚のフローリングは挽板(ひきいた)フローリングといって2mm厚の無垢材に10mm厚の下地材を張り合わせた複合フローリングというカテゴリーに属するフローリングの規格となります。

主な樹種と規格

主な樹種は人気銘木であるオークが3種類ブラックウォールナット2種類あり程よい節の入りや色ムラを含むナチュラルグレード節が少なく色ムラも少ないプライムグレードとご用意しております。節が多い・少ない色ムラがあるなどの規格をグレーディング(節の入り方や色ムラの幅の基準)と呼称されもっと知りたい方は下記より参照しておりますのでご一読いただければと思います。


関連記事:無垢材のグレード

無垢フローリング材は原材料を選定する段階で節や白太の有無、色味などによって選別を行います。

さらに最近入荷したばかりの人気銘木ブラックチェリーも12mm厚のラインナップに入り樹種でいうところ全部で3種類展開しております。ご紹介した12mm厚のフローリングは全て長さ1818mm、幅が150mm幅、厚みが12mm厚の床材表面オスモオイル(艶消し)塗装済みとなっております。

12mm厚挽板フローリングラインナップ

ナチュラルグレード:ブラックウォールナット・オーク挽板フローリング12mm

オーク複合フローリング ナチュラルグレード 12mm厚

ナチュラルグレードは節や色ムラが程よく入っているある種無垢材であることを自然と主張できるグレーディング、天然の産物である節や杢目は工業製品では再現出来ないデザイン性でありオーク材・ブラックウォールナットを堪能するにあたっては申し分ない規格かと思います。

ブラックウォールナット複合フローリング プライムグレード 12mm厚

>自然な風合いが好み、アウトドア派、木質感を嗜むなどアクティブなロケーションに最適な2商品となります。

プライムグレード:ブラックウォールナット・オーク挽板フローリング12mm

オーク複合フローリング プライムグレード 12mm厚

節や白太が無く色ムラが少ないプライムグレードは高級感漂うシーンやリゾートライクな空間など採用されることが多く自然の産物の良いとこ取りの規格です。

ブラックウォールナット複合フローリング プライムグレード 12mm厚

綺麗な無垢材の一枚板なのでパネリングに使う方もいらっしゃれば天井面に施工されるお客様もいらっしゃいます、もう一超え無垢材にこだわりが有る方必見のラインナップとなっております。

番外編:フレンチヘリンボーン

オーク フレンチヘリンボーン

先ずヘリンボーンとは英語でherring(魚ニシン)bone (骨)と柄や模様など形状の呼称であり、短めの床材を1枚1枚V字型になるよう床材の張り方の種類の一つでございます。弊社のフレンチヘリンボーンフローリングはあらかじめ7枚継いだ板が平行四辺形の1ユニットとなっている規格であり施工手間を軽減できるスペックとなっております。

ブラックウォールナット フレンチヘリンボーン

フレンチヘリンボーンは15mm厚の仕様で樹種はオークとブラックウォールナットの2種類を展開、挽板なので勿論床暖房対応でございます。ご自宅の一部床面にパターンを作るも良し、豪快にリビングなどに使うも良し意匠性をワンランク上げてくれる床材でございます。

2.12mm厚のフローリングの特徴

12mm厚の弊社フローリングラインナップをご紹介致しました、次項よりどういった厚みの床材があるのか、12mm厚のフローリングの特徴とは併せて解説していきたいと思います。

12mm厚の挽板フローリングの特徴

12mmの厚みの挽板フローリングの特徴として先ず挙げるとすれば12mm厚で有るが故に床張りする選択肢が増えることでしょう。以前であれば12mm厚の合板フローリングを撤去し15mm厚の無垢や挽板フローリングを床張りする機会が多かったのですが、収納や他の部屋との境目・サッシ付近など高さを合わせていかなくてはなりません。

12mm厚の挽板フローリング サッシ際

12mm厚であれば既存の収納や他部屋との取り合いやサッシ付近など気にせず床張りすることが出来たり上張り出来たりと施工面において非常に重要なポイントです。
規格に関しては15mm厚フローリング同様床暖房対応・長さ1818mm×幅150mmオスモ&エーデル社のオスモオイル艶消しクリア塗装済みと厚み以外は全く一緒のスペックとなります。

コスト面においての12mm厚の挽板フローリング

弊社ラインナップ内の15mm厚と12mm厚のオーク材の挽板フローリングを比較すると1㎡あたり1,000円前後15mm厚より安価であり、他樹種でもコストダウンが期待できます。

理由は単純明快で板厚が若干薄い分資材コストが掛かっていない為でございます、意匠面・機能面においては勿論のこと挽板フローリングを安価にお求めになる際は12mm厚の規格からご検討されるのも良いのではないでしょうか。

比較・床材の種類と厚み

1.8mm-2mm厚

クッションフロア

クッションフロア

2mm-5mm厚

フロアタイル

フロアタイル

先ずフローリングごとの厚みを比較してみましょう、今回は主に居室内にて使用される4種をピックアップしてみました。クッションフロアは塩ビ素材のフロアであり1.8-2mm程の厚みの規格が多く賃貸物件や水回りに使われる機会が多い為一度は見たことある方が多いのではないでしょうか。

またフロアタイルも我々の生活になじみのあるフローリングの種類であり、カッターと接着剤にて施工が出来るためDIYのシーンにて人気であり住居は勿論のこと店舗でも使用されることが多いフローリングです。フロアタイルは2mm-5mm厚の規格が多くデザインが豊富なのであらゆるシーンで活躍している床材の一つです。

15厚

無垢フローリング

無垢フローリング

12mm-15mm厚

挽板フローリング

複合フローリング

日本に輸出される無垢フローリングは15mmの厚みの商品が多く、無垢材の特性による反りや収縮などなど長年の知見から15mm厚に至ったのではと言われております。挽板フローリングは12-15mm厚のラインナップが多く床暖房対応かつ高級銘木を堪能できる規格として近年世界的に人気の傾向にあります。

3.12mm厚のフローリングを選定されるお客様の傾向

では一体どういった方々が12mm厚といった規格に着目し採用されているのでしょうか。採用に至るケースを若干ながらご紹介致します。

床面の高さを上げたくない

冒頭にも少々記載致しましたが、既存の12mm厚の合板フローリングを撤去し新たにフローリングを張ると言った工事内容。
お客様曰く床面の高さを上げたくないといったリクエストで、収納・建具のカットもNGとのことで15mm厚フローリングを断念。出来れば無垢にしたかったとご希望もあり12mm厚の挽板フローリングをご提案・改めて工事内容もご案内した際ご了承を頂いたケース。

リノベーションする部屋と他の部屋との高さが異なる・建具や収納はカットしても僅かながら隙間が出来るなど、これまでの生活してきた空間に少しでも違和感を感じるとストレスになるお施主様も多く、12mmと15mmたった3mmと思う方もいらっしゃいますが3mm違うだけで違和感を感じる方がいらっしゃるのも現実です。

床暖房を一新したケース

タイトルの通り床材だけで無く床暖房も併せてリノベーションされる方も珍しくありません。床暖房取り扱いのメーカーさまは床暖房と床暖房用のフローリング併せて12mm厚といった規格でお出ししているケースが多く床暖房をシート式(1-2mm程)にし12mm厚の挽板フローリングを張るといった施工も年々増えております。

床暖房の技術革新の影響もありますが、築古マンションの電気式の床暖房を一新するなども同様で無垢材と床暖房の組み合わせの需要は増加傾向にあります。

 

戸建?マンション?どちらが多い?

12mm厚フローリングを納品している現場を統計するとどちらかというとマンションが多く、上張りと言って既存床面に張る現場や戸建に比べて間取り変更など制限がある兼ね合いから12mm厚の挽板フローリングをお求めになる方が多いです。

戸建に比べてマンションは防音・遮音性能を重視されたり、既存床下地がコンクリートだったりとした場合、遮音材や防音下地など作らないといけない為出来るだけ高さを上げたくないんですよね。

 

4.無垢フローリング専門店キャスオンラインの12mm厚フローリングの実物を確認したい

無料のサンプルの取り扱い

無垢フローリング専門店キャスオンラインではオンラインでみてもイメージが湧かない、実物を触れてみたい、色味を確認したい等お客様の為に弊社ラインナップ内3種まで無料で全国カットサンプルを発送しております。

弊社としても実際見たり、触れたり、とイメージを抱きつつご検討頂きたいので実際にお手に取って頂きご検討されることをお勧めしております。サンプルご希望の方は下記より請求方法を記載したページを参照しておりあすのでご確認下さい。

ショールームにて実物を見てみたい

ショールームにて実物を見てみたい

サンプルを見てみたが実際にイメージが湧かない、どうしても実物を見てみたい方も多いのではないでしょうか。弊社福岡県は博多にショールームを完備しております。約1畳分のフローリングパネルや実際に床暖房を体験できるスペースを設けておりますので是非いらっしゃってください。

実際に床張りする面積(㎡数)をご用意頂ければその場でお見積もりお出しすることも可能でございます、無垢フローリングに関してご不明な点があれば遠慮なくご相談ください。

5.12mm厚フローリング: 施工性と機能性を兼ね備えた選択肢まとめ

12mm厚の挽板フローリングに関して解説させて頂きました、ご自宅をリノベーションする際僅か数ミリで施工方法や資材のコストが変わるケースがあります。実際に施工して頂く場合は、どういった規格の床材が現況張られていてどのように施工するかでコストや施工する期間にも影響が出る現場も少なくありません。

幾度となくご自宅の床材を変える機会は無いので、本記事を参考にコスト面やスペックを元に12mm厚の挽板フローリングの選択肢をご検討頂くようお勧め致します。

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