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【オーク材のフローリングが人気の理由とその特徴とは?】

オーク材のフローリングは、数あるフローリング材の樹種の中でも最も人気の材種です。オーク材の人気の理由やその特徴を解説していきます。フローリング選びでオーク材を検討している方は是非ご参考にしてください。

 

オーク材フローリングが人気の3つの理由

オーク材は、北半球に広く分布する広葉樹です。床材としての人気も当然ですが、家具材などにも古くから多く利用されています。オーク材は、英語ではoak。ナラ(楢)材とも同種の樹種です。オーク材のフローリングが人気の理由は、以下3点が考えられます。

オーク無垢フローリング

「オーク(oak)材の名前の認知度の高さ」
「オーク材の耐久性と寸法安定性」
「オーク材の見た目の美しさ」

「オーク(oak)材の名前の認知度の高さ」

無垢材は、大きく広葉樹と針葉樹に大別されます。相対的に広葉樹は、成長が遅い反面で耐久性が高い傾向にあります。オーク材は多くの広葉樹の中でも家具材や内装用建材や楽器など利用範囲が広いという特徴を持っています。当然、床材としても人気の広葉樹でオーク材は、ヨーロッパや北米でも常に人気が高く、オーク材は「oak」として世界的に広く認知されています。同じ広葉樹木でもビーチ(ブナ)やバーチ(カバ)の木は知らなくてもオーク材は耳にしたことがあるのではないでしょうか。最も名前の通った広葉樹でありネームバリューの高さから世界的な人気に支えられています。

 

「オーク材の耐久性と寸法安定性」

乾燥したオーク材は、耐久性と寸法安定性に優れ衝撃や摩耗などに強いという利点があります。オーク材の耐久性の高さを表す床材以外の利用方法としてウィスキー樽があります。数十年にわたり熟成させる耐久性がもとめられます。加えて寸法安定性にも優れている為、ヨーロッパの伝統的な家具の多くにはオーク材が利用されています。リペアを繰り返し何度でも利用できる高級家具で利用されるためには耐久性と寸法安定性が求められるのです。ちなみに未乾燥の段階では狂いや曲がり、割れが発生しやすいのもオーク材の特徴でオーク材は乾燥した状態でこそ高い耐久性と寸法安定性が発揮されます。

「オーク材の見た目の美しさ」

薄いブラウン色(薄茶色)のオーク材はインテリアに合わせやすく、飽きがこない落ち着きのある中間色の見た目も人気の一つです。無垢フローリング材では、特有の杢目の表情を楽しむこともできます。オーク材の見た目の美しさは無垢材特有の多様性に富む杢目の違いにあるのかもしれません。オーク材の色味や杢目の美しさは、内装やインテリアを問わず合わせやすい事が長年支持されている理由だと言えます。

オークフローリング材の種類、グレードや価格帯の違い

オークのフローリング材には、同種の樹種が複数存在します。それぞれの原産地によって色味や木目の模様が変わります。日本国内に多く流通するオーク材のフローリングは、中国やロシアの国境沿いの寒冷地に自生するオーク材(ナラ)です。世界に点在するオーク材の代表的な種類には以下のものがあります。

「オーク材の種類」

モンゴリアンオーク/モンゴリナラ
中国ロシア国境沿いの寒冷地に多く自生するオーク材で日本のフローリング材の多くに利用されています。木目が緻密で美しい為、古くからフローリング材として利用されてきました。

ミズナラ・コナラ
主に日本の北海道に自生するオーク材。主には小径木で節などを含むものが多く家具材としてよく利用されています。近年は国産オーク材としても床材などに利用されてきています。

ホワイトオーク・レッドオーク
北米原産のオーク材。ホワイトオークは木目が大ぶりで家具材として多く利用されています。レッドオークは、日本ではあまり目にしませんが高級輸入住宅の床材として多く利用されています。

ヨーロピアンオーク
欧州の寒冷地に自生するオーク材の総称。中径木~大系木が伐採されやすく大ぶりな杢目が特徴的です。ホワイトオーク同様に家具材や幅広のフローリング材として利用されています。

「オーク材のグレードや価格帯」

オーク材のフローリングには一般的に下記のようなグレーディングがあります。価格帯は、フローリングのタイプ(無垢・挽板・突板など)や規格(長さ・厚み・幅など)によって大きく変わります。一般的に流通している無垢フローリング材は、5000円/m2~8000/m2が多いようです。

プライムグレード[Aグレード]

特徴
基本的に節がない部分の木材を切り出して製造される。寸法安定性が高い芯材(赤味)部分の割合が多い
価格帯:7000円~8000円/m2
※無垢材の場合、色むらやバラつきは含まれる。
※板目や柾目は必ず混在している

セレクト/ナチュラルグレード[Bグレード]

特徴
節部分や辺材(白太)を含むグレード色ムラやバラつきの差が大きい無垢材らしい木目の表情は出やすい
価格帯:5000円~6000円/m2
※節以外にも入皮等が含まれます。

ラスティックグレード[Cグレード]

特徴
大部分に節や辺材(白太)を含むグレード。色のばらつきや木目の差が大きい大きな節や入皮、髄芯などが含まれる部分的な補修など箇所も一部に含まれる
価格帯:4000円~6000円/m2

オークフローリング材の無垢と合板の違い

オークのフローリング材は、無垢フローリング複合フローリングの2種に大別されます。複合フローリングには挽板や突板、シートタイプといった種類が存在します

タイプ別フローリング材の木質感と価格帯のイメージ図

「オーク材の無垢フローリング」
無垢フローリングは、正式には単層フローリングと呼ばれます。オーク材に限らず様々な樹種の無垢フローリングが存在します。無垢の木材を加工して製造されるためグレーディングや規格(厚みや幅)による価格差が大きく出やすいといった特徴があります。

「オーク材の挽板複合フローリング」
表層の無垢の木材と基材となる合板を貼り合わせたタイプのフローリング材。表層の無垢材は2~3mm程度が多く無垢材の質感と遜色がありません。無垢材と比較して乾燥による収縮が少ない為、幅広材でも床暖房などにも対応しています。

「オーク材の突板複合フローリング」
表層にはオーク材の極薄の突板(0.2~0.5mm)材が使用されています。大手建材メーカーからの販売されているものも多く施工性に優れ比較的安価です。基材の種類や表面の塗装によって様々なタイプが存在します。

オークフローリング材で人気の幅広タイプの注意点

幅広オーク材の無垢フローリングは、近年人気があります。幅広オーク材は、オーク材特有の杢目の美しさが際立つため見た目の華やかさから好まれる傾向にあります。ただし、無垢材は環境の温度や湿度変化に伴い無垢材自体が膨張や収縮を繰り返す傾向にあります。幅広の無垢フローリング材は、膨張や収縮の幅大きい為、隙間ができやすく床材の突き上げといった現象も起きやすい傾向にあります。厚みが15mmの場合には、巾120mmを超えるオーク材のフローリングを採用したい場合は挽板材の複合フローリングを採用したほうが良いでしょう。複合フローリングの基材は合板ですが、無垢材に比べると湿度や温度上昇に伴う寸法変化の影響を受けにくい為、フローリングの隙間や突き上げといった不具合は大幅に抑えることが出来ます。

150mmオーク材の挽板材の複合フローリング材(厚み15mm)

150mmオーク材の無垢フローリング材(厚み21mm)

フローリング表面の塗装の種類や経年変化について

オーク材のフローリング表面の塗装にはウレタン塗装と自然塗装の2種類に大別されます。

ウレタン塗装を施したオーク材フローリング

ウレタン樹脂で表面に塗膜を施す塗装方法です。一般的には製造工程でウレタン樹脂による塗装を施します。表面の塗膜は水気や汚れからフローリング表面を保護してくれます。フローリング表面に樹脂塗装が施される為、工業的な艶感が多少出ますが保護性能は高い。

自然塗装を施したオーク材フローリング

自然塗装とは天然由来の油分を主原料に床材の表面を塗装する方法。保護性能はウレタン塗装には劣りますが、無垢材の呼吸を妨げず表面をやさしく保護してくれます。主に蜜蝋や油で健康にも配慮した塗装で自然な艶が魅力的な塗装方法です。

無塗装のオーク無垢フローリング材3年変化(右が3年後)

オーク材は、経年変化により色味が濃く変化していきます。変化の仕方は環境によっても大きく変わります。直射日光の当たり方や摩耗の頻度、メンテナンス方法、白太や赤味のバランスによっても若干違います。

まとめ:オークフローリング材の人気の理由とその特徴

オーク材は、数あるフローリング材の中でも常にトップクラスの人気の樹種です。オーク材の需要は世界的な人気に支えられています。見た目の美しさもさることながら加工性や耐久性に優れているから古くから愛用されている広葉樹を代表する木材として認識されているのです。ぜひ参考にされてオーク材のフローリング採用の際の検討にお役立てください。

オーク材が人気の3つの理由

「オーク(oak)材の名前の認知度の高さ」
「オーク材の耐久性と寸法安定性」
「オーク材の見た目の美しさ」

オーク材の特徴
オーク材のフローリングには、無垢と合板フローリングに大別できる。
無垢のオーク材のフローリングにはグレードが存在し価格に違いがある。
フローリング表面の塗装は、ウレタン塗装と自然塗装の2種類に大別される。

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