ピックアップコラム

「ボルドー(フレンチ)パイン無垢フローリング」

「ボルドーパイン」

フランスボルドー地方という言葉で連想するのはやはり「ボルドーワイン」ではないだろうか?ワインの一大生産地として歴史と世界的なブランドとしてボルドー地方は名前が通っている。

ボルドーパインと言われても一般の方にはピンとこないのではないだろう。無垢の木材の産地としてもボルド―地方はヨーロッパ有数の産地でもある。ボルドーパインとはフランス原産の松の木の事。

ボルドーパインのフローリング材は、加工方法と塗装のバリュエーションが豊富で住宅から店舗まで様々な空間作りを演出してくれる床材だ。

 

 

 

リビングにボルドーパインを採用して頂いた一例

 

 

 

最もオーソドックスなボルドーパインの床材

 

「古くて良い物には価値がある」

 

スタンダードな規格は、2000×20mm・21mm×140mm巾の自然な節があるフローリング材。規格として様々な加工や塗装を施した種類もあるが、塗装のりが良いので現場塗装で雰囲気を変える事も可能。

厚み18mm以上の床材を使用するのがヨーロッパや欧米の主流。土足文化の為、乱尺や定尺の継ぎ目のないフローリングを使うのが一般的だ。少し豪華な気がするが良い物をメンテナンスしながら長く利用するのは欧米やヨーロッパの文化と言える。繰り返しメンテナンスの為、塗料を重ねていくからこそそこに「歴史と味わい」を見出し価値に変える。それは、人々の生活や街並みにも表れている。日本でもリノベーションという言葉が浸透し始めヨーロッパや欧米の価値観に気付き始めているのではないだろうか。

 

  

 

 

「ボルドーパインの歴史」

 

ボルドーパインは、正式にはマリティムパイン(Maritime pine)と呼ばれフランスのランド地方を中心に植林された海岸松です。その歴史は古く200年以上とも言われ防風林として海岸地域を中心に植林されたことから派生しています。現在でもランド地方では約100万ヘクタールの森林で植林活動を続けるヨーロッパ最大の海岸松の植林地帯です。

最大の特徴は硬さにあり、一般的なヨーロッパで伐採されるレッドパイン(赤松)と比べると硬さの違いは明らかで大ぶりな杢目が特徴的です。

 

「色使いと加工のバリュエーションが豊富」

 

ボルドーパイン材は、塗料のりが良いという特徴を活かし様々なタイプのフローリングが製造されている。

単色での色使いに限らず2種類以上の色を組み合わせて色むらをあえて出すという意匠性の高さは、アートの本場フランスならではの感性が感じられる。

加工技術に関しても表面をワイヤーブラシで削り出すブラシ加工やあえて傷を付けて「経年変化」を演出したアンティーク加工、日本の伝統建築で使用されていた「なぐり加工」を再現した商品など加工の種類も多岐にわたる。

オーク材などの広葉樹林と比較して安価なパイン材も塗装や加工次第で意匠性の高い床材が出来ることを証明してくれる。

 

~すべて同じボルドーパインを加工・塗装したもの~

 

   

 

「メンテナンスはどうするの?」

ボルドーパインのフローリング材は、塗装の種類が豊富なだけにメンテナンスをどうした良いか?悩む人も多いようだ。塗料は全て自然塗料を使用しているためクリアー色の自然塗料などを上から重ねるのが基本。日本国内で流通しているオスモ社やアウロ社、リボス社などの自然塗料を使用する事をお勧めしている。自然由来の油分(亜麻仁油やヒマワリ油を原産にしている)を表面に塗るだけで自然な艶感は甦る。上級者になるとあえて着色系の自然塗料を上塗りして表面を薄くサンディングさせてあえてグラデーションやムラを付ける場合もある。薄塗りで伸ばして塗装するのが基本で、厚塗りはべとつきの原因となるので注意が必要。塗料によって質感が変わる為、必ず部分的なためし塗りをして塗料を重ねることが重要なポイント。

定期的に自然塗料を重ねていく事により飴色の艶と味わいが出てくる。車のワックスと同様で重ねていく事で内部に浸透して自然な艶感が出やすくなる。

 

  

 

国内で入手できる自然塗料

オスモ&エーデル:https://osmo-edel.jp/

アウロ:https://www.auro.co.jp/

リボス:http://www.livos-jp.com/

 

「ボルドーパインを店舗など土足で使用する際の注意事項」

ヨーロッパをはじめ世界の多くの地域が土足文化である。そういった意味ではボルドーパインを店舗などの土足で使用する事に問題はない。ただし、傷や汚れなどは当然入りやすくなるためメンテナンスの頻度を半年に一度程度は設けたほうが良いだろう。自然塗料のクリアー色オイルやワックスを定期的に塗装することで表面を保護することが出来る。

土足文化の海外では、定期的なメンテナンスを施すことと10年、15年たってからのリノベーションを施すことがある。その際に思い切って上から全く別の着色を施すことが一般的だ。着色系の自然塗料を塗布して色を変えてしまい質感も変えてしまう。日本国内の床材の定番的な厚みは12mmや15mmが主流だがヨーロッパなどでは18ミリ以上のソリッドや乱尺タイプが使用されている。将来的なリノベーションで長く使用する事が商品の規格としても想定されている。「古い物に手を加え味わいを楽しむ」そういった価値観が想定されている仕様になっている。

 

  

 

「演出したい用途に応じて表情が変わる」

住宅から店舗まで幅広く利用されているボルドーパインだが、最大の魅力は様々な空間に合わせて表情を変える幅の広さだと言える。無塗装の状態で使用すればモダンリビングやナチュラル系の空間を演出してくれるし、着色系の商品を使用して床面にアクセントを出すこともできる。アンティーク調の商品を使用すると店舗の床材やワンポイントで壁材としてのアクセント活用も活きてくる。

ボルドーパインの素朴な素材感だからこそ様々な空間に合わせたり、アクセントとして活用できる幅があると言える。

 

 

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