【はめ込み式で簡単施工のスマートロックフローリング】

今回は、DIYでも本格派フローリングが施工できる「スマートロックフローリング」をご紹介します。DIYで床材の施工が難しい理由やその他のフローリングとの違いなども併せて解説してみます。スマートロックフローリングを実際に弊社のショウルームに貼ってみましたので是非ご参考にされてください。専用工具は最低限でもフローリングの施工が出来るのか?を試してみました。

 

DIYで既存の床の上にスマートロックフローリング貼ってみた。

弊社のショウルームの既存の床の上にスマートロックフローリングを施工してみました。
 
今回施工したフローリング材
[商品名]スマートロックフローリング
 
[特徴]無垢のオーク材の挽板2mm貼りの複合フローリング材。はめ込み式フローリング材。
[サイズ]長さ:909mm×巾:120mm×厚12mm  入り数:1ケース=1.63m²

スマートロックフローリング詳細ページはコチラ

施工した広さと必要な道具
[施工した広さ]8ケース=13.08m²(約8畳分)
[使用した工具]電動丸鋸・スケール・ゴムハンマー

スマートロックフローリング梱包
スマートロックフローリング開封
準備する機材たち
スマートロックフローリングイメージ

スマートロックフローリングは本格的な質感のはめ込み式フローリングです。
特殊なサネ形状でフローリング同士を固定する為、ボンドや釘を使わずに固定するフローリング材です。

スマートロックフローリング断面2

[動画]DIYでスマートロックフローリング貼ってみた編

動画内では既に壁際のフローリング材を長手方向にカットした状態でスマートロックフローリングを施工しています。作業の流れを確認する際にお役立てください。

[解説編]
DIY STEP1:既存のフローリングの上から壁際に沿って
今回は、既存のフローリングの上から施工していきます。壁際に沿って長手方向にフローリング材を施工していきます。巾木を施工する場合は壁際に隙間が出来ても後から隠れる為、そのまま施工してOKです。ボンドや釘による固定の必要はありません。

スマートロックフローリング 断面

必ずオスザネを壁際にして施工していきます。壁際に凹凸がある場合はスケールで寸法を測り、きれいにカットする必要があります。
※巾木を施工できる場合は多少の隙間は隠れてしまうので気にしなくても大丈夫です。

DIY STEP2:長手方向の最後の一枚をカットする
壁際に沿って貼っていくと最後の一枚は、カットする必要があります。スケールで長手方向の距離を測定してから長さに合わせてフローリング材を電動丸鋸などできれいにカットしてください。

既存のフローリングの上から壁際に沿って

カットする

壁際の納まり

DIY STEP3:2列目以降を貼っていく
1列目でカットした残りのフローリングを2列目の張り始めに使用します。必ずカットした面を壁際にして施工してください。

カットしたスマートロックフローリング

はめ込む際はメスザネにオスザネをきれいにはめ込んでゴムハンマーで軽くたたき込んで施工していきます。

ゴムハンマーで叩いて入れる

少し斜めに傾けてメスザネにオスザネを差し込んで軽くたたく

はまりにくい場合は、フローリング材を少し斜めに傾けてメスザネにオスザネを差し込んで軽くたたくのがコツです。

DIY STEP4:はめ込み&壁際カットの繰り返し
2列目以降はフローリングをはめ込み、長手方向でカットしてからカットした残りのフローリングを次の列の最初にまわしていく作業の繰り返しで施工して貼り進めていきます。

2列目以降

優しく床張り

サネ部分のはめ込みに慣れてくれば施工スピードは上がっていきます。サネ部分に隙間が無いようにはめ込むことが大切です。隙間ができるようなら上手にはまっていません。多少のそりや曲がりも混在しますが、ゴムハンマーで軽くたたき込むときれいにはまります。どうしてもはまらないようなら壁際のカット部分にまわしてしまいましょう。

サネ部分に隙間が無いように

斜めから差し込むとスムーズに

カチコミ過ぎないのがポイント

だんだん慣れてきます

DIY STEP5:完成

施工前/ビフォー

施工前

施工後/アフター

施工後

完成

本物の木の表情が感じられる仕上がりになりました。正面の小さな節や杢目の表情は本格的な無垢のフローリングと比較しても遜色のない仕上がりです。
今回は、約8畳分(13m²)ほどを貼ってみました。実際に施工される際には納め側の壁際で残りの寸歩を採寸して巾方向に最後のフローリング材をカットして施工する必要があります。又、壁際はフローリング材をカットする為にどうしても隙間が出来てしまいますので壁際に沿って巾木を回してあげるときれいに納めることが出来ます。

[今回施工した広さにとかかった時間]
施工した広さ:約8畳(約13m²)
施工した人数と時間:2人×3時間15分

[上手に施工するポイント]
-長手方向の最後のフローリングをカットする際に定規などを当てまっすぐカットする。
-フローリングに隙間ができる場合は上手く固定していないのでやり直してはめ込む。
-はめ込む際は斜め上からメスザネに差し込んでゴムハンマーで軽くたたき込む。
-どうしてもはまりにくい場合は長手方向のカット材にまわして施工を進める。

[施工前の注意点]
-床面に不陸がある場合には事前に調整する必要があります。
-壁際が曲がっている場合には壁際のカット面を調整して施工してください。

 

こんな方に最適なスマートロックフローリング

スマートロックフローリングは、特殊なサネ形状でフローリング同士を固定できるので釘打ちやボンドによる固定の必要はありません。本格的な無垢のオーク材を表層に張っている為、通常の無垢フローリングと同等の質感を楽しめる本格的な仕上がりです。既存のフローリングや畳の上から施工することも可能なのでDIYでフローリングの施工を楽しみたい方でも施工が可能です。

施工イメージ
ミーティング
和室
緑の有る風景

例えばこんな方にも最適です
◎お部屋の模様替えでフローリングを貼りたい。
◎原状復帰が必要な賃貸物件の住居やオフィスの模様替え。
◎店舗の模様替えをDIYでやりたいお客様
◎展示会の出店の際の撤去可能なフローリング材をお探しの方
◎畳からフローリングのお部屋に模様替えしたい。

スマートロック メリット

床材のフローリング施工がDIYで難しいわけとは?

施工が簡単なフローリングについてよくご相談を受けますが、床材の中でもフローリングの施工はやはり大仕事です。建築のプロである大工さんが専用の電気工具を駆使して初めて美しい施工が可能になります。

プロが施工するフローリング施工現場に関する記事はコチラ

DIY(Do It Yourself )でフローリング施工をする際には、専用の電気工具が必要です。既存のフローリングの上から上張りするのが一般的ですが、それでも壁際のカットや固定の釘打ちなど様々な技術が必要になります。

「一般的にフローリングの施工に使用する電動工具」
‐フロアータッカー(又はフロアーネイル専用釘打ち機)‐角度付き卓上丸鋸
‐コンプレッサー –延長コード –エアーサンダー –スケール
‐金槌 –さしがね –ウレタン系樹脂ボンド –レーザー墨出機(又は墨壺)など

工具

専用の工具をそろえる段階でDIYをあきらめる方も多いのではないでしょうか?
床材の施工にはカット(壁際や長手方向)と固定(ボンドと釘)が最大の難関です。プロの大工さんでさえ専用の電動工具がなければ施工は簡単は終わりません。だから専用の工具を持たない一般の方がフローリングの施工をDIYで行うには気の遠くなるような根気と時間が必要になります。

再利用可能!スマートロックフローリングのメリットとは?

スマートロックフローリング

スマートロックフローリングの表層には無垢のオーク材の挽板(2mm)が使用されています。本物のオーク材の質感は、無垢フローリング材と同様の仕上がりが楽しめます。

スマートロックフローリング詳細ページはコチラ

なぜ12mmの厚みなのか?
通帳の無垢フローリングは、15mmの厚みが一般的です。スマートロックフローリングは、DIY向けのフローリング材として既存の床材の上に施工できるように厚みが薄くなっています。

表面の仕上げと再利用の方法
既存の床面に固定しないので再利用も可能です。表面にはオスモの自然塗装が塗布してあります。
自然塗料は、無垢の質感を損なわず表面をやさしく保護してくれます。
メンテナンスの際にはオスモの専用塗料で表面の汚れを落として再度利用することも可能です。

オスモメンテナンス塗料のページはコチラ

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