【無垢材専門】壁や天井を彩る羽目板の用途や種類、流行を解説!

レッドシダー羽目板施工事例

ウエスタンレッドシダー施工事例

羽目板(はめいた)とは、住宅や店舗の内装、主に壁や天井に施工する木材の板材の事です。羽目板は、フローリングのように長手方向の両端の2辺にある凹凸のサネをはめ合わせて組み合わせます。同時に羽目板自体を釘やステープルなどで下地に固定していくことで壁面や天井に無垢材を施工することが出来ます。

無垢材の羽目板を内装等に使用すると以下の2点のメリットがあります。

  • 壁や天井に施工した無垢材の質感が意匠的なアクセントとして映える
  • 急激な湿度や温度変化を和らげてくれる無垢材特有の特性が活かせる
    • 上記の2点のメリットも踏まえて羽目板の用途や特徴、人気の樹種や商品選びのポイントなど無垢材専門のキャスオンラインの冨島が解説させていただきます。無垢材の羽目板選びなど迷われた際にはぜひご参考にしてください。

      羽目板の用途や注意事項は?

      羽目板以外の呼び方では、壁板や天井板などでも

      羽目板(はめいた)という名称は、建築業界の業者間では一般的ですが一般の方にはあまりなじみのない呼び名かもしれません。壁板(かべいた)やウォールパネル、天井板などの名称にも羽目板が該当するケースが多いです。

      ウエスタンレッドシダー施工事例

      ウエスタンレッドシダー施工事例

      マホガニー軒天施工事例

      マホガニー軒天施工事例

      羽目板の用途は主に天井や壁、軒天(のきてん)にも使用されています。

      羽目板は、主に以下の2つの用途に使用されています。

      • ①内装の天井や壁に意匠のアクセントとして使用されています。
      • ②軒天など外部でも直接的に雨水の影響を受けにくい箇所
        • 内装用の羽目板を外壁に使用するのはNGです。

          羽目板は、主に内装用の建材として使用されています。欧米などでは一部の住宅の外壁に木質系の羽目板を使用するケースもあります。ただし、内装用と外装用の羽目板は厚みなどの規格が違います。外壁に使用される羽目板は将来的な収縮や劣化を想定して20㎜前後の厚みのものが使用されています。また、湿度や気候が違う日本では木質系の外壁に羽目板を使用することは、劣化やメンテナンスの手間などを十分考慮して使用を検討する必要があります。

          外部の軒天に羽目板を使用する際の注意事項

          内装用の羽目板を、直接的に雨風の影響を受けない軒天(のきてん)に使用することは可能です。ただし、軒天部分が頻繁に雨水の影響を受ける場合では経年劣化が早くなる可能性があります。また、軒裏からの雨水の侵入を防ぐため防水の処理を正しく行う事が重要です。レッドシダー等の無垢材を軒天に使用する際にはオスモ等に代表される自然塗料での塗装を施すと自然劣化が軽減できます。

          【羽目板で人気の樹種やおすすめの商品】

          これまで羽目板の概要や用途をご紹介させて頂きました、では実際に羽目板をご検討頂く際どういった商品があるのか下記よりご紹介させて頂きたいと思います。

          羽目板で一番人気の樹種は意匠性に優れたレッドシダー

          hp-5022 ウエスタンレッドシダー無垢壁板・羽目板

          ウエスタンレッドシダー1830mm 無塗装

          価格(税込): 10,864 円/㎡ [17,490 円/ケース]

          仕様:無塗装・本実加工 柾目、板目込み

          サイズ(mm):【長さ】1830mm【厚み】8mm 【⼱】88mm

          羽目板で最も人気がある樹種は、北米原産のウエスタンレッドシダー(別名:米杉)です。レッドシダーは、北米原産の針葉樹で色の濃淡のコントラストが他の樹種では表現できない美しさを持っています。

          ウエスタンレッドシダー施工事例

          ウエスタンレッドシダー施工事例

          リビングやダイニングなどメインスペース、廊下や趣味部屋など部分的に張るなど主張したい箇所に使われたり、居室内において滞在時間が長い箇所(寝室・趣味部屋)など部分的に使われるなど用途や生活導線に応じてご検討頂くケースが多く設計士などのプロの建築家からも長く定番的な人気を誇ります。

          その他のおすすめ羽目板商品は高級材マホガニー

          hp-5030 マホガニー無垢壁板・羽目板

          マホガニー施工事例

          価格(税込): 6,346 円/㎡ [10,280 円/ケース]

          仕様:無塗装・オイル塗装・本実加工 柾目、板目込み(オイル塗装の場合スリット加工品)

          サイズ(mm):【長さ】2100mm or 1830mm【厚み】8mm 【⼱】88mm

          羽目板でその他のおすすめの樹種としてはマホガニーが挙げられます。近年は、レッドシダーの(米杉)の代替品としてマホガニーは人気があります。チークやウォールナットと並ぶ高級材としても有名ですが近年取扱量が増えてきています。中南米原産の天然木のホンジュラスマホガニーの苗をインドネシアで植林して安定的な伐採が可能になってきたという背景があります。

          ◆マホガニー施工事例

          マホガニー施工事例

          深みのある美しい茶~赤茶色のコントラストに加え経年変化によって赤褐色へと深みを増していくのが特徴です。ウエスタンレッドシダーの価格が高騰している為、コスト抑えられる羽目板材としておすすめでございます。弊社商品マホガニーに関しては無塗装・オイル塗装品、1800mmと2100mmと長さと塗装が異なるナインナップとして展開しております。

          【羽目板を選ぶ際のポイントやおしゃれな使い方は】

          杉や桧の羽目板は和風に偏りがち。節の有無や樹種にも要注意

          ◆檜羽目板施工事例

          檜羽目板施工事例

          杉や桧の羽目板は、どこか「和風に寄りがち」という声も多く聞かれます。木目の表情や色味のコントラストが和風建築の内装をイメージされやすいのかもしれません。また、節の有無や色味のコントラストも樹種や規格によって内装の意匠を大きく左右します。施工事例等を活用してイメージ通りの商品を選定して施工のバランスにも気を付けるのがおしゃれな羽目板の活用にはおすすめのポイントです。

          羽目板は、ワンポイントでの天井や壁、軒天などに使用するのが近年の流行

          ◆ウエスタンレッドシダー施工事例

          ウエスタンレッドシダー施工事例

          天井や壁などの内装の一部に羽目板を使用するおしゃれな「ワンポイント使い」が近年の流行です。内装の意匠にアクセントをつけるという理由で壁や天井や壁の一部に羽目板を使用する場合が増えています。あくまで全面的な使用ではなくリビングなどの主要な居室やワンポイント使いが主流です。壁も天井も全てといった内装全面に羽目板を使用するとログハウスのような内装のテイストになってしまいます。

          羽目板の形状の種類や施工方法とメンテナンスについて

          形状や種類など羽目板とフローリングの3つの違い

          羽目板とフローリングは、長手方向の両端2辺のサネをはめ合わせることで施工していきます。同じように見える羽目板とフローリングには以下のような3つの違いがあります。

          • ①羽目板は、フローリングに比べ材の厚みが薄い
          • ②羽目板とフローリングはサネ部分の形状が若干違う
          • ③フローリングに比べ羽目板の種類は少ない

          違い①羽目板は、フローリングに比べ材の厚みが薄い

          羽目板の厚みは8~12㎜が一般的です。フローリングは12~15㎜が一般的な厚みです。壁や天井に使用する羽目板は日常的に手や足で触れる事がないので余分な厚みの必要性がないという理由です。また、羽目板を天井等に施工する際には材料の自重が軽い方が固定しやすいといった理由もあります。

          違い②羽目板とフローリングはサネ部分の形状が若干違う

          羽目板は、接合部のサネ部分に目透かし加工や面取りと呼ばれる隙間や溝を設けています。隙間や溝はごみがたまりやすい原因になるので床材などフローリングにはあまり設けられません。また、フローリング材には両小口にもエンドマッチと呼ばれるサネ形状を設けますが、羽目板にはエンドマッチ加工がないのが一般的です。

          違い③フローリングに比べ羽目板の種類は少ない

          壁や天井といった箇所はクロス(壁紙)による施工が一般的です。羽目板は、壁や天井へのワンポイント使いが主流の為フローリング材に比べ需要が少ないので対応している樹種の種類が限られています。

          羽目板を塗装する際の施工前がおすすめ

          羽目板を自然塗料などで塗装する際には施工前に塗装するのがおすすめです。床面と違い足場が安定していない天井や壁面では塗料の塗りムラが発生しやすくなります。羽目板を塗装する際は屋内の平面で塗料を塗り乾燥させた後に施工すると美しく施工できます。

          内装用の羽目板は、基本的にお手入れやメンテナンスは不要です。

          羽目板は、頻繁に手や足が常に接するフローリングと違い汚れる心配はあまりありません。通常は無塗装での施工でも十分ですが、塗装する場合はオスモ等に代表される自然塗料などの浸透性塗料がおすすめです。基本的には定期的なメンテナンスは必要ありません。自然塗料による塗装の際には、塗りすぎに注意をしましょう。

          羽目板の施工には、ステープルか釘での下地への固定が一般的

          羽目板を壁面や天井に施工する際には、オスザネ(凸部分)かメスザネ(凹部分)のどちらか一方からステープルや釘で表面から見えないように下地に固定するのが一般的です。フローリングなどの床材の場合は、保持力を強化するためにボンドと釘の併用が必須ですが羽目板の場合には一般的にステープルか釘の保持力で固定して施工していきます。

          羽目板の加工形状の種類

          羽目板の加工形状の種類

          【その他の注意したいポイントは?】

          羽目板の天井への施工はDIYでは難しい理由

          羽目板をDIYで施工したいといったご相談もまれにお伺いします。壁の一部に羽目板を施工する際には下地の強度を確認してステープルや釘で固定することも可能です。ただし、天井への施工はプロの施工業者に依頼することをおすすめします。天井下地への固定は、保持力が担保できないと地震などの際に天井の羽目板が落下する危険性があるのでDIYでは危険です。また足場が不安定な天井への羽目板の施工は、危険が伴うという理由も挙げられます。

          羽目板をフローリングに使用することは可能です。

          羽目板のサネの形状によってはフローリングとして使用することも可能です。羽目板表面の面取り部分が、ごくわずかな場合にはフローリングに使用することもできます。しかし、サネ形状が目透かしや深めのV溝の場合、溝部分がゴミだまりや床面のつまづきの原因になるのでフローリングには適しません。また、杉や桧など針葉樹は表面が柔らかいので傷がつきやすいというデメリットもあります。サネ部分の形状と樹種をチェックした上で、床材に代用できる場合もあります。

          無垢フローリング専門店キャスオンラインショップでは無垢フローリングをご検討頂く方のために弊社商品3種まで無料でサンプルを全国発送しております。以下より羽目板・壁板・天井板一覧を掲載しておりますので気になる床材がございましたら是非カットサンプルをお手に取って頂き質感をご堪能下さい。

          ◆羽目板・壁板・天井板(ウォールパネル材)一覧ページより下記バナーをクリック

ページトップへ

   無垢フローリング床材専門店 キャスオンライン All rights reserved