[リノベーション現場訪問:床材・フローリング施工現場編]

オーク複合フローリング 施工事例

[リノベーション現場訪問:床材・フローリング施工現場編]

今回、リノベーションの工事現場を訪問しました。床材の施工現場からフローリング材の施工手順やプロの施工道具など分かりやすく解説してみました。ぜひ参考にしてみてください。

after/before

オーク複合フローリング施工前

after/before

オーク複合フローリング施工後

 

‐今回使用したフローリング材と施工道具紹介

 

オーク乱尺フローリング 概要

今回採用されたフローリング材は、オーク材の複合フローリング材です。合板基材の表層に2mmの無垢材を貼り合わせた厚み12mmタイプの複合フローリング材で、人気のオーク材120mmのワイド巾で乱尺タイプです。複合フローリング材は、無垢材に比べ収縮や膨張が少ないので施工もしやすいのが特徴です。

施工したフローリング

商品名:fl-3051 オーク材(挽板2mm)ラステイックグレード オスモ自然塗装仕上げ
サイズ:12mm厚×120mm巾×乱尺タイプ
タイプ:挽板タイプ複合フローリング材

施工に必要な工具

使用する工具や道具<

フローリング施工にプロが使用する工具や道具

‐フロアータッカー(又はフロアーネイル専用釘打ち機)‐角度付き卓上丸鋸
‐コンプレッサー –延長コード –エアーサンダー –スケール
‐金槌 –さしがね –ウレタン系樹脂ボンド –レーザー墨出機(又は墨壺)
プロの職人さんがフローリング施工される場合には上記のような工具を使用しています。プロの職人さんの「早く美しい施工」は、電動工具の文明の利器で可能になったのかなと感じますね

‐フローリングの施工手順‐

今回の現場では、既存のフローリングの上に新たにフローリングを施工する手順が踏まれました。
大工さん曰く、「既存の下地やレベルがしっかりしている場合は、既存の床材の上から施工することが多いよ」との事。

準備

①施工前準備

フローリングを施工する前に壁際の既存巾木を撤去して壁際の施工が可能な状態にしておきます。併せて床のレベルや壁のゆがみなどチェックしておくと良いでしょう。施工環境が整ったらフローリングを開梱してフローリングの施工準備完了です。

 
施工開始

②フローリング施工開始
フローリングの施工は、壁際から張り始めます。壁やサッシの凹凸に合わせてフローリング材を上手にカットして壁際に合わせて確認していきます。上手にカットするためにさしがねや卓上丸鋸を使い凹凸に合わせて上手にカットしていきます。壁際には、巾木が後で入るので多少隙間(3~5mm)ていど空けて施工するほうが床材の収縮や膨張から逃げがききます。フローリングの固定は、基本的にボンドとフロアーステープルの併用で固定していきます。木工用の白ボンドは決して使わない事。床専用のウレタンボンドを使用していきます。

 

フローリングの固定&カット

③フローリングの固定&カット

壁際の凹凸に合わせてカットが出来たらいよいよ固定していきます。フロアータッカーを逆さ使いして固定していきます。職人さんならではの慣れた施工だと感心しますね。長手方向の最後の一枚は壁に合わせて長さをカットして施工します。卓上丸鋸だときれいに直角や斜めなどカットできるからいいそうです。

ネイラーで床張り

2列目以降は同様の手順で施工していきます。サネ部分のはめ込みにはあて木などを使用して金槌であて木をたたきはめ込んでいきます。複合フローリングは、床材自体が膨張や収縮が少ないのでフローリング同士に隙間を開ける必要はありません。壁際の隙間を開けておけば十分だそうです。壁際の凹凸部分のカットと施工が一番大変だそうです。それを乗りこえればフローリングの固定はどんどん進んでいきます。

床材の固定とカット

墨だし用のレーザー工具を使い、壁面に対して平行に施工出来ているかをチェックするのもプロならではの細かい仕事ですね。壁際の凹凸に合わせてカットするのが大変ですが、巾木を施工する箇所は多少隙間が空いても隠れてしますので心配ありません。フローリングが取り付くサッシ下や段差違いの突き付け箇所などは、巾木が施工できないのできれいに寸法に合わせてカットできればプロの技と言えるでしょう。

フローリング おさまり

床張り 最終列

④施工完了
フローリングの施工完了です。壁廻りも巾木を施工すると床面が際立ちますね。今回は、複合フローリング材を施工していますが、合板フロアーや無垢フローリングの施工も基本的には同様です。床材と同様にクロスや照明などを変えるとお部屋は見違えます。ぜひ参考にされてください。

施工完了

‐簡単施工のフローリング紹介

今回、プロの職人さんが専用の工具を使用してフローリングを施工する手順を紹介しました。専用の工具が準備できない方もいると思います。そんな方には、より簡単にフローリングの施工が出来るフローリング材を紹介します。

スマートロックフローリング

[スマートロックフローリング]
スマートロックフローリングとは特殊なサネ形状でフローリング同士を固定できるフローリング材です。専用のボンドや釘などを使用せずに施工が可能です。壁際に合わせたカットは必要ですが、大型のコンプレッサーや釘打ち機などを使用せずに施工が出来るDIY向け本格フローリング材です。

[スマートロックフローリングの規格]
サイズ:12mm厚×120mm巾×909mm長
樹種・タイプ:オーク挽板材(2mm)複合タイプフローリング
表面:オスモ自然塗装
[必要な工具] 丸鋸・ゴムハンマー・サシガネ・スケール

 

スマートロックフローリング専用ページ

 

    スマートロックフローリング 概要

  • スマートロックフローリング2 概要
  • スマートロックフローリング3 概要

 

DIYでのフローリングの施工や賃貸マンション向け、畳部分のフローリング施工などに最適です。
仕上がりはプロも認める本格派のフローリング材です。お部屋の模様替えにぜひご利用ください。

プロの職人から学ぶリノベーション物件のフローリング上張り方法

特集

2021.02.04

[DIYで床張りされるかた必見!!]
プロの職人から学ぶリノベーション物件のフローリング上張り方法

今回は複合フローリングを既存のフローリングの上から上張り施工することでリノベーション物件の床を施工して頂きました。キャスオンラインでもDIYでフローリングの施工を検討される方からお問合せをよく頂きます。今回はフローリング施工のプロでもある田中工房様のフローリングの上張り施工手順を解説しています。DIYでリノベーションやリフォームなどのフローリングの施工を検討される方是非ご参考にしてください。

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