価格が安くてもお洒落な無垢フローリングおすすめベスト3

安価な無垢フローリング

無垢フローリングは天然木の恩恵である木質感や工業製品では表現出来ない色味やコントラストは、住空間にとって、我々人間にとっても視覚や嗅覚など感覚を豊かにしていく床材として日夜世界の方々に親しまれております。

今回は無垢フローリングを使ってみたいけど注文住宅しか頼めない?無垢材ってそもそも高級材なのでは?など価格に対しての敷居がよく懸念されますが果たして思っている程高級材なのか?ご予算内に実は無垢フローリングが使用できる可能性を見出せるかもしれない内容となっております。これから新築の住宅を検討・リノベーションにて無垢材を検討されている方は一見の価値ありそれでは何故無垢フローリングが高級なイメージがあるのかまず紐解いて解説していきたいと思います。

【 目次を見る 】

1.無垢フローリングが高価な床材であるというイメージは本当なの?

お寺

無垢材と聞くと武家屋敷やお寺など和風な建築物件などによく使われる「ヒノキ」や「杉」など脳裏に浮かんでくるのでは無いでしょうか。和風な住建築に関しては、イメージ通り日本各地のブランド名木を使っており史上古くから位の高い方々が住まれたり今も尚残存している歴史的建造物は木材の加工や乾燥時間・大工さんなど膨大な時間とコストをかけて建造された経緯があります。

オーク テーブル

では我々にとって最も身近な無垢材はというと、家具や食器なのでは無いでしょうか。オークやチークやウォールナットなどテーブルやチェスト・チェア、木製の食器はメープルやアカシアなどご覧になる機会も多いかと思います。しかしながら食器一つにしても安価なものから高価なものがあり同じ木材の種類なのに何が理由で価格がつくのでしょうか。

無垢材の価格の決まり方や細かな規格等後述致しますが、先ずは無垢フローリングの中にて安価ながらお勧めする樹種別に3種ピックアップしご紹介していきたいと思います。

2.安くてもお洒落なおすすめの無垢フローリングベスト3

無垢材の価格に関して安価、高価だから良い・悪いといった訳ではなく用途に応じて最適な樹種や規格などを探されることをお勧めしております、具体的に何かと言われると人それぞれとなりますが無垢フローリング入門的かつ安価で好印象な3種類の樹種を次項よりご紹介させて頂きます。

おすすめベスト1:サクラ材の無垢フローリング

サクラ材の無垢フローリング

無垢フローリング材で指す桜材とは、一般的な桜(ソメイヨシノなど)ではなく山桜や樺(カバ)などの樹種を総称して「桜材」と呼ばれています。樺材は、桜材と木肌や色味が似ていることから日本ではサクラ材の総称で呼ばれています。

カバ桜無垢フローリング

無垢フローリング界隈では大きく分けて西南桜カバ桜と2種販売されているケースが多く、西南桜は清潔感のある桃色〜白色のコントラストを兼ね備えており、カバ桜は白色~ナチュラルカラー新築・リノベーション問わず日本では古くから使われてきた樹種でございます。広葉樹フローリングの中でも供給が安定している為価格帯も安定的であり安価に手に入れることが出来ます。

サクラ無垢フローリング 施工事例

肝心な価格帯幅は1㎡あたり4,000円中盤から6,000円前後。比較的に女性からの支持が高い樹種であり桃色・白やベージュといった明るい色彩には、お部屋を広く見せる効果や明るく見せる効果があります。

おすすめベスト2:栗材の無垢フローリング

栗材の無垢フローリング

栗材は、オーク材などと同様のブナ科の広葉樹で日本や中国、朝鮮半島など東アジアに自生しています。英名ではチェストナット(chestnut)と呼ばれています。日本国内でも頻繁に目にする栗の木ですが、無垢フローリングに使用される栗材の多くは中国を中心とした東アジア原産です。

栗材無垢フローリング 施工事例

又オーク材と同様のブナ科に属し大ぶりな木目や色味が良く似ている為、よく比較されますが栗材の特徴としてポリフェノールの一種であるタンニンが多く含まれています。タンニンには害虫が嫌う渋みが多く含まれ害虫への耐性が高いとされています。また、栗材自体に含まれる油分が多く自然な艶感が出やすく水気に対する耐性が高いのも隠された栗材の魅力です。

価格帯幅は1㎡あたり5,000円中盤前後、人気のオークフローリングよりはやや安価であり杢目が優しく主張をしない為和風・洋風な空間問わず採用しやすい点もオススメの理由です。

おすすめベスト3:アカシア材の無垢フローリング

アカシア材の無垢フローリング

アカシア材は、東南アジアや北米、オーストラリアにも自生するマメ科の広葉樹です。近年では植林によってベトナムやインドネシア、中国を中心とする東南アジア原産のアカシア材が木材製品として多く流通しています。食器やスプーンなどキッチングッズでも身近な樹種でございます。

アカシア材無垢フローリング 施工事例

特筆すべきは色の濃い木材は希少性が高く高価な傾向にありますが、ブラウン系の色味であり高級樹種のチークやウォールナットなどに近いこげ茶の色味は落ち着いた雰囲気が演出できます。安価ながらもアカシア材は、成長が早く計画的な植林が可能な為環境を考慮した持続可能な資源として世界的に注目されている魅力的な樹種でございます。

価格帯幅は1㎡あたり5,000円~5,000円中盤、アカシアの種類や産地によっても杢目やお色の濃淡や価格差が出る為もっと安価なものもございます。近年では無垢フローリング界隈で人気が出てきている樹種といえます。

2.無垢フローリングは樹種やグレードによって価格が大きく変わる?

無垢材の価格には樹種と言われるその名の通り木の種類、グレーディングと呼ばれる等級・規格等3つの要素によって価格が変化していきます。

木の種類×グレード×規格

次項よりまず樹種によって変化する価格の要素を解説していきたいと思います。

樹種によって変化する価格

樹種別価格と硬さの相関図

樹種による価格の関係は世界的な市場でのトレンドも含めた人気度合い、杢目が美しい等のビジュアル、加工のしやすさ(寸法安定性)の3点が挙げられます。細かく分類すると樹木の成長速度、生産数が少ないなどの希少価値、産地や市場での取引しているリアルタイムの数量など他にも多々ございますが、抑えておくべきは上記3点でしょう。

例でお伝えすると世界的に有名な銘木であるウォールナットやハードメープルなどは北部アメリカを中心とした産地が限定され伐採する数量を管理している為希少価値がありながら杢目が美しく寸法安定性が良好で加工性が高い為楽器や高級家具など付加価値が高い木材商品に使われるなど用途も加味した上で樹種により価格が決まってきます。

反対にパインやアカシアなど植林技術が進み用途が限定されている樹種に関しては市場飽和性が高く用途が限定されている樹種に関しては安価であり、家具や食器など安価で手に届き易い位置付けになっているかとは思います。無垢フローリングも同様で安価な樹種に関しては市場に多く存在し、ホームセンターや町の木材屋さんなどで見かける無垢フローリングは良くも悪くもよく使われている(施工されている)無垢フローリングだと言えるでしょう。

グレーディング(等級)による価格の変化

グレーディングによる価格の変化

グレーディングと伺うと馴染みのない方がほとんどかと思いますが、日本語で言うところの等級を意味し木材加工品として製材を行う前に原材料の選別をし基準値をつけていくことをグレーディングと呼称されております。グレーディングは樹種と同様に無垢フローリング材の価格を大きく左右します。

節や色味にムラが無くなるほどグレーディングは高く高価になり反対に、節が多く色味にムラが多いとグレーディング低く安価になります。弊社サイトではプライム(A)グレード、ナチュラル(B)グレード、ラスティック(C)グレードと3段階に分けて販売しております。グレードごとの主な特徴を下記の通り

プライム(A)グレード

プライム(A)グレード

基本的に節がない部分の木材を切り出して製造される、寸法安定性が高い芯材(赤味)部分の割合が多いグレードです。
又色味のムラも少ない為価格帯は高価とされます。
※無垢材の場合、色むらやバラつきは含まれる。
※板目や柾目は必ず混在している

ナチュラル(B)グレード

ナチュラル(B)グレード

節部分や辺材(白太)を含む色ムラやバラつきの差が大きいグレードでございます。無垢材らしい木目の表情は出やすく、適度な風合いを求める方に人気なグレーディングであり価格帯は中間の位置です。※節以外にも入皮等が含まれます

ラスティック(C)グレード

ラスティック(C)グレード

大部分に節や辺材(白太)を含むグレードで色のばらつきや木目の差が大きく、大きな節や入皮、髄芯などが含まれます。
部分的な補修を行なっている箇所も一部に含まれます。グレーディングの中では安価であり、敢えて節の風合いや色むらを求める方に人気なグレーディングでございます。

規格による価格の変化

価格が変化する要素、最後は規格に関してです。無垢をご紹介しているサイトやカタログなどユニ(uni)といった表記を見られたことございますでしょうか。無垢フローリングにおいて一番市場で多い規格はユニunitedの略称であり、無垢材同士を継ぎ合わせ一枚の板に形成したといった規格でございます。一枚の板幅が広い、厚みがある、継いでおらず無垢材の一枚板といった規格は高価であり反対に継いでいるピースが多くなるほど安価になっていきます。

[高価傾向] ソリッド/OPCタイプ

ソリッド/OPCタイプ

ソリッド又はOPC(onepiece)タイプはその名の通り一枚板の無垢フローリング材であり、樹種によっては希少価値がつき易く最も高価な規格です。

[スタンダード] ユニ(uni)タイプ

ソリッド/OPCタイプ

ユニ(uni)タイプは3-5pieceの無垢材を継ぎ一枚の板に形成されたフローリングであり標準的な規格とされております。

[安価傾向] FJLタイプ

ソリッド/OPCタイプ

数枚の短い無垢材を縦+横方向に次ぎ合わせて一枚のフローリング材として使用する規格でございます。

4.おすすめ商品以外でも安い無垢フローリング材の探し方

ロープライスでお勧め樹種をご紹介致しましたが、販売形態や規格によってまだまだ安価で魅力的な無垢フローリングの探し方がございます。低価格が期待できる方法を解説していきます。

規格変更や廃版で数量限定床材

カタログ

オンラインストア・店頭にて数量限定や販売終了予定などの記載を見たことは無いでしょうか。無垢フローリング業界も同様で各メーカーのカタログやサイト等ご確認いただくと型番変更に伴う廃盤や、スポット入荷(少量入荷)、数量が僅かしか無い為特価価格でお出ししているケースもございます。

安価な価格で手に入れれる反面、在庫を抑える必要があったり再販予定が無いとあと1ケース足りないなど後ほどご発注が出来ない為数量を余分に確保して頂くなどご注意が必要です。弊社サイトにて在庫数量が少ない商品はお買い得商品としてご紹介しているので、参考程度にご確認ください。

幅狭やFJL

幅狭やFJL

前項で規格としてご紹介しておりますが、継いでいるピースが多い、幅が狭い(75mm幅)無垢フローリングは安価に出されているケースが多く安価に手にいれることを目的とするならば狙い目なのかもしれません。

安価ですがFJLなどは意匠的にも面白く大ぶりな無垢感は嗜めないものの、ポップなピースの配置やコントラストはデザイン面においてはあらゆる使い方を想像でき、幅が狭い無垢フローリングに至ってはスポットで廊下や小部屋に張り分けを行うなど工夫することで空間全体のローコストを実現できるかと思いますので日々サイトやカタログ等ご確認頂くことをお勧めしております。

5.価格が安くてもお洒落な無垢フローリングおすすめベスト3まとめ

無垢フローリングの価格は樹種・グレーディング・規格によって左右し、市場での人気度合いや用途によってさらに変化していきます。ロープライスで魅力的な樹種をご紹介致しましたが、高価な樹種、安価な樹種や規格どれも適材適所であり色味や価格帯などイメージ通りの無垢材なのかといった点を念頭において頂きご検討頂きたいと思っております。お手頃の価格でイメージ通りの床材ですと最適解でございますし、高価な床材を導入しても相違があると違和感が生まれます。弊社でもそうですがどのメーカー様も床材のカットサンプルを準備しておりますので、ご検討の際は実際お手にとって頂きもっとイメージを追求するならばショールームやオープンルームに行くなどしご自身のイメージを照らし合わせつつこだわりを確認しましょう。

ページトップへ

   無垢フローリング床材専門店 キャスオンライン All rights reserved